2017年8月23日水曜日

赤木沢遡行 1日目

2017年8月16日〜18日(計画) → 8月16日〜17日(変更後)

山岳会の夏合宿は、南アの北岳。去年、遭難事故で死亡した2名の会員の慰霊も兼ねての山行だったよう。私たちは、ハズのお盆休みの日程が皆とずれ、結局、なんだかはじき出されたようなメンバー構成になったので2人で以前から行きたかった北アルプスの最深部、黒部川源流辺りの雲ノ平周遊と赤木沢遡行を計画。普通なら、太郎平小屋近くのテント場をベースにするのだろうけど、雲ノ平のコースタイムを計算すると結構な歩行時間。ということで、アプローチがより近い薬師沢小屋に宿泊することに。

折立から入山。有峰林道は、夜の8時から翌朝6時まで閉鎖されるので、この時間に間に合うように夜通し運転して行くことを考えたが、15日はハズは盆休みに入っていたので昼頃大阪を出発。夜7時に亀谷の料金所(往復普通車1900円。2017年8月現在)を通過、7時半には折立の駐車場に到着。
盆休みのピークを過ぎていたので、駐車スペース争奪戦はないだろうと思っていたが、なかった。
しかし、その名残か、駐車場からかなり離れた路肩に駐車していた車もあったので、11日〜の週末はエライことになってたんやろうなぁ。

8時以降は車は入ってこないので、夜中に到着した車に起こされることもなく明るくなるまでぐっすり眠れたが、朝になって車のドアを開けたり閉めたりする人。なんで一回で用事を済ませないのか?ばったん、ばったん、五月蠅いっちゅうねん。

急登を登り出して45分くらいのところにある、アラレちゃんの有名な(?)看板
若い人はこのマンガを知ってるんだろうか?


「三角点」を過ぎたところに突然見えてきたこのポール。何やろ?


所々にある標識。歩いて来た距離、太郎平までの距離をみてちょこっと一喜一憂
「歩けば着くわ」とハズの言葉。その通りなんですが〜...。


雨が降ったり止んだりの天気やったけど、雨具を着るほどでもなく。
着てる人の方が多かったけど暑そうだった。小屋に近くなってきたら
青空も見え始めた。でも、アプローチは曇っているのがいい


五光岩 もっと岩岩してるかと期待してたけど(^_^;)

太郎平小屋が見えてきました。この日はさらに2時間半歩いて薬師沢小屋へ


太郎平小屋裏、薬師沢へ向かう分岐からすぐ、左手にはお花畑


薬師沢小屋手前に広がるカペッケが原は、カペッケは河童のことらしい
とはいえ、ここで河童に遇った人、おるんかな?

そろそろかなぁ、と思っていたら、最後、急坂の先に赤い屋根が見えました
到着してさぁ、ビールを、と思ったら雨が降り出した。その後、3時間ほどエライ大雨に。太郎平小屋からあまり早く着いてもなぁ、とゆっくり目に歩いたけどセーフでした

チェックインして大部屋へ。「最後の急登」とあります。靴下で滑りそうでした

上りより下りが危険なのは、山道も同じ。こじんまりした山小屋らしい山小屋でした。布団は1人1組あてがわれました。よかった

かなり傾いているぞ(笑)「danger」まで傾いたら一斉避難か?
階段踊り場の窓も立てつけが悪くなっていて雨が
降り込むんちゃう?くらいのすき間が空いてた


夕食。この山奥で生野菜をいただける幸せ。ご飯とお味噌汁はおかわり自由
豚の角煮はこの小屋の名物だとか。ほろほろと口の中で崩れておいしかった。
ちょっと薄すぎるかな、くらいの煮物の味付け、のど越しよく私は嬉しい


このページ最後に。今回新調したザック。山を始めて10年を過ぎ一気に色んなものが古くなってきて買い換えラッシュ。嬉しい反面、野口さんや福沢さんが飛んでいく。
買い換えたのは、35リットルザック。私にとって2代目アライのRIPENのクーロアール。新しい素材になりカスリの模様が入ったように見えるのが、ブルーでも男性ぽくならないので気に入った。
一気室構造。35リットルでも結構入る。一泊の歩き山行、テント泊、2人で装備をシェアするなら十分入ります。新モデルからハイドレーションシステム用スペースもあり完璧。大事に使おう。