2012年2月25日土曜日

夕日

こんばんは。
先週は、マッターホルンを目指すべく、相方の玉ちゃんと岩登りのシステムの確認にいそしんでました。本日も行く予定だったんですがどうやら少し天気悪いようで、日曜と振替え。と思ったらもぉ2月最後の日曜日。早いなぁ、ほんま。アメリカではアカデミー賞ですね。最近映画も見れてないなぁ、と思いつつ、話題作のタイトルをとりあえず頭にインプット。

日も長くなったなぁ、と思う今日この頃。家に帰って部屋から西側を見ると久しぶりの夕日でした。空は焼けなかったけれど山に沈んでいく瞬間を久しぶりにみたのでした。

疲れたら、見上げてみよう、節句の空


隠れる、隠れる....
あと少しで〜...

2012年2月17日金曜日

2012年2月赤岳

さて、長い長い文章をこの前に書きましたが、雪が多い、多いと言っても実際どのくらい多いのか不明ですよね。
ということで、去年の同時期の写真と比べてみることにしました。参考までに。

2011年2月下旬 写真真ん中より右手の尾根が主稜


2012年2月 写真中心より右側にある2つの黒い点は
クライマー

2012年2月11日〜13日 八ヶ岳赤岳主稜

11日(土) 晴
朝、車で仮眠していたが寝坊して1時間予定より遅く出発。林道はかちかちに凍っていてアイゼンをつけて歩いた方がいいほど。とりあえず、1時間ほど歩きそこから山道になるがアイゼンをつけた。登山道は土が見えているところが所々あり雪が少ない。
3時間ほどでベースとなる行者小屋に到着。営業はしていないが夕方、赤岳鉱泉から片道30分かけて小屋の人がテン場代をしっかり徴収しに来た。彼によると、赤岳鉱泉の小屋泊まりとテント泊、こちらの行者小屋にテント泊する人を含めてこの週末260人が宿泊するらしい。すごい盛況である。でも1人1泊1000円はちと高いなぁ。

必要なものだけ持って登山道を上がり、主稜に取り付こうとするがOさんと私の調子がかんばしくない。生あくびが出たり体がものすごく重くて足が上がらない。2m程歩いたら息が上がって足を止めてしまうほどだった。運転の疲れと寝不足のせいだろうと思う。

...とは言え一応取り付いた。雪がびっしりついている。ルート本で見た写真にはほとんど雪がついてなかったので、こりゃ、かなんなぁ、と思いつつホールドとなる岩をつかむと凍っていてつるつる。ホールドにはほど遠い。それでも思い切ってピナクルを抱え込むようにして体を起こし先に進む。

2P目、出だしがかなり悪く戸惑う玉ちゃん。時間を考えると順調にいっても日没に間に合うかどうかのところだったので、この日は登るのを止めて引き返すことを提案。

疲れていたのでこの方がよかった。玉ちゃん食担の酢豚丼を食べ、重いのにOさんが担いできてくれたビールを頂き7時半には寝た。空は晴れ渡っており、冷え込むことが予想されたが、ほんっまに冷え込んだ。

12日(日) 晴
朝からガスガスで稜線から頂上、まったく見えない。天気予報ではまずまずの天気のはずなんだが。とりあえず昨日と同じようにアプローチである一般ルートを登る。ほんとにガスでよく見えないが下からの風が強い。上昇気流か。ということは晴れる...かも?でもあまり期待しないで進む。取付を少し間違え行き過ぎてしまった。戻ると3人パーティがいて、取付まで進もうか迷っているようだったが、これくらいのガスで帰るなんてもったいない、と私達はずんずん進む。私たちに付いてきた3人だったが結局登ってこなかったようだ。

3人で順番にトップを行くが2人で登るより時間がかかる。風がきつく寒くだんだん体が冷えていく。手の感覚もなくなり一番ひどいのはつま先。感覚がなくなっていく。10時頃だかにザックにつけた腕時計の気温がマイナス14.6℃を表示していた。

11時頃から風の吹き方に間が出てくる。同時に青空が広がって雲が取れてきた。よっしゃ。お日様の光さえ差せば寒さは幾分ましになる。

12時過ぎ。終了点までもう少しだろうか、と思うけれど油断すると目の前の稜線のそのまた向こうに稜線があってがっかりするので気を引き締める。が、一般登山者が歩いているのが見えたので稜線に近いのはほんとのようだ。

ここまで3人共何も食べていない。いつも私はポケットにキャラメルなどいれているが、今回はチョコバーを入れておいた。3人で1口づつ分けて食べる。かちかちに凍ったようになっていて食べるというよりは「がちっ!」と歯で割る感じ。そのくらい気温が低い。

14時、終了点到着。実に6時間近くかかってしまった。最後の方は、体が冷え切って手もかじかんで動かないような状態になっていたが登れてよかった。半時間ほど風をよけて休憩を取り下山開始。登るのに6時間もかかったのにテントまで1時間ちょっとで帰ってしまった。岩登りってこんなもんだよな...

山を始めた6年前だかにこのルートを登りに来た時は色々あって登らなかったけど、今回この青空の下、強烈に寒かったけど登れてよかった。やっぱり山は天気が一番だ。

夜ご飯は前日の残りのアルファ米を使ってパスタ用のカルボナーラ用ソースを使ってリゾットにした。粉チーズを混ぜてとろみをつけ、ドライパセリをふりかけると立派なイタリアン。重いけれど担いで上がった赤ワインもよく合った。3人とも大満足だった。

2P目。岩にびっしり雪がついていて登りにくい

















6P目辺り。彼女の先にも1人登っている人がいる

















7P目。この部分、体が挟まってかなり苦戦した
髪の毛が凍ってます

































背後に阿弥陀岳






















13日は南沢小滝でアイスクライミングをして楽しんだ

2012年2月14日火曜日

2月11日〜13日 八ヶ岳

マッターホルンに向けて性格すりあわせの為の八ヶ岳積雪期登山に行ってきました。
もんのすごい雪がついてました。グレード的には私にとっては鼻歌歌いながらの登攀になるはずが少々苦戦。でも天気良く登れて良かった。
まずはこの1枚から...

文三郎尾根途中にて。赤岳主稜ルート取付地点付近