デラックスな朝食を楽しみにほぼ何も食べていないのに。
結局、出発が6時半ごろになってしまった。雨が止むのを待っている間、テントの後ろでなんの音だか、ものすごい大きな羽音が聞こえていた。確認していないがおそらく羽音。あれだけの音を発するということはものすごい数の虫、しかも敵となる虫だろうということで虫ネットをかぶって下山開始する。
前穂に登る予定だったグループのおばちゃんたちはどうしたのかな?行ったのかな?
やっぱり下りはあかん。膝を気にしつつ進む。雨は止んで降らない様子。暑いので途中で雨具を脱いでると、後から降りてきた爺ちゃんたちに「上は虫がおらんからネットはいらんかもよ」と登りの客と間違われる。む!登りちゃうわい!下りじゃい!と思うが、半時間ほど早く出ても抜かされるのだから仕方ない。
風穴までやってきた。前は風を感じなかったけれど、この日は人も少ないし独り占めならぬ二人占めして、立っていると確かに冷たい風がひょ〜〜〜っと出てきていた。少し涼が取れた。
風穴の横に季節外れのゴゼンタチバナが一輪、元気よく咲いていた。
河童橋に着いて、五千尺ホテルの売店でバタークッキーを買う。「稜線バタークッキー」という商品名で、売上の一部が上高地周辺の登山道を含む環境保全費用に充てられるというもの。紹介ページはこちら
新型コロナによる影響が本当に色んなところで出ている。まぁ少しでもお役に立てれば、と思い購入した。
さて、お腹の減り具合はマックス。ペコペコで先ほどからぐーぐー鳴っている。
食堂入口でマスクするのも面倒なくらいお腹空き空き。ダンさんは和定食。私は洋食定食。各税込1000円なり〜。食後のコーヒーはプラス200円で注文可能。
和定食のご飯、大盛りではございません。大盛りはプラス100円ですが、大盛りにせんでよかった、というくらいのたっぷりのご飯。
洋食定食のパンは4枚切りくらいの厚いもので、マーガリンとジャムを側面にまで塗っていただきました。牛乳がもんのすごくおいしかったのも特記事項。
さて、お風呂。いつもの平湯の森に行ったところ、大型バスからたくさんの人が降りてくるのに遭遇!こりゃいかん!ということでスマホで探して(スマホは便利だ)福地温泉の化石館の横にある「石動の湯(いするぎのゆ)」というところに行く。
こじんまりした温泉なのだけど、縦走終わってがっつり洗いたい人には不向きの温泉でした。洗わず、ゆっくり浸かるだけでお湯を楽しみたい、という人向けで、今回の私たちが行くとこじゃなかった!でもいい湯でした。機会があれば再訪したい。
湯上がりに五平餅とノンアルビールでお疲れ様(各税込300円)。この五平餅、山椒味噌が塗ってあっておいしいのなんのって!ノンアルじゃぁもったいないのですがね〜。この後運転するので仕方ない。
とにもかくにもなんとか完歩できてよかった。