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2025年9月1日月曜日

小槍から大槍クライミングについて

2週間前に行ったクライミングについてギアなどの情報を書いておこうと思います。

アプローチ
小槍にはルートが3本あるようです。私たちが登ったのは、一番右側「南壁」と呼ばれている、2ピッチのルート。

アプローチに関しては、次のブログを参考にさせていただきました。
「今日からきみは!!」の小槍クライミングのページです。

装備
60mシングルロープ1本、キャメロットC4 #2X1、キャメロット#0.3から#2まで1本づつ=1セット、60cmスリングヌンチャク(アルパインヌンチャク)4セットX2人、120cmスリングヌンチャク2セットX2人

ルートについて
予習していたら、小槍は1ピッチで登れる、とも色々なWebサイトに書かれていますが、私たちは3ピッチで登りました。
残置のある取付から壁に向かって右方向、10m弱のルンゼを登り小さい小さいコルまでー1ピッチ目
ここから途中、残置のある場所までー2ピッチ目 先行者が懸垂下降してたので、ここでピッチを切りました。
残置のある場所から小槍のてっぺんまでー3ピッチ目
終了点、いろんな残置スリングがありますが、とりあえず、終了点あり、です。
小槍の上には看板があるという前情報でしたが、ありませんでした。風で飛んだんかな?

看板を探す私

小槍の上から2ピッチ目の取付まで、懸垂下降でおります。

ひ孫槍はここから登り始めました。2ピッチ目の取付からひ孫槍の壁が始まる間、いくつかハーケンがあるので、ランニングをセットできます。
ひ孫槍は1ピッチで登りました。ただ、結構ランアウトします。キャメロットとキャメロットの間、3m前後は離れるので、もう少し詰めてランニングをセットしたい場合はナチュプロの数を増やしてください。

ひ孫から孫までは歩いて移動。そこそこ広いコルなので、座って休憩できます。

孫槍の取付は赤い残置スリングがあるところから。私たちはここからほぼ直上しましたが、右から回り込んでるグループもいるみたいです。よ〜く見るとボロボロのハーケンがあったりします。ほとんどしっかりしてますが、モノによってはグラグラするので使う前に要確認です。
孫槍は、30mちょっとのところで一度ピッチを切りました。孫槍は中間に終了点がないので、持ってるギアで終了点を作ります。ここは2ピッチで。2ピッチ目の終わりには、終了点あり。懸垂下降とロワーダウンで大槍との間のコルへおります。

大槍の取付には残置あり。大槍も1ピッチ。ただ、途中で左折するポイントがあるので、スリングのセットを気をつけないと、ロープが屈曲して重くなります。
頂上の一段下にある鉄杭でピッチ終了。


数年前の記録には2本あると書いてありましたが、1本は倒れて使えず。この1本でセカンドをビレイします。

一段上がって、頂上。頂上に2人とも上がってからロープを解きました。下山は、一般登山道。岩壁登ってきたので、恐る恐るおりる人を見ていると、そんなに怖くないよ、と思うのですが初めて登ってきた人には高所感とか人生初なんだろうなぁ。

余談
この翌週に、いつも行ってる岩場に行ったんですが、なんか壁がとても低く感じたのでした。まぁグレードはこちらの方が難しいんですが、低く見えるお陰で(?)あれ、なんか簡単に登れそう、と錯覚してしまうのでした。


2025年7月28日月曜日

錫杖岳 左方カンテ

去年は引っ越しなどでアルパインにほとんど行けておらず、今年もこのまま夏を過ごしてしまいそうになったので、慌てて今年後半の計画を作成。

早速行くことにしたのは北アルプス、笠ヶ岳の隣(正確にはほぼ南側)にある錫杖岳。前衛フェースの「左方カンテ」と北沢フェースの「注文の多い料理店」

私は16年ぶり。ダンさんにいたっては30年以上ぶりらしい。

1日目、入山してテント張って左方カンテへ。

登山口で計画書を提出

渡渉点 行きは難なく渡れた

登山口から2時間ほどでテン場となるクリヤ谷と錫杖沢の出合に到着。20キロくらい荷物を背負ってほぼコースタイム通り。思ったより歩けるぞ。でも、暑い。大汗かく。

テント張って取付へ。1時間半ほどかかってるような気がしていたけど、1時間ほどで到着してた。時間の感覚がちょっと鈍ってるなぁ。ま、大きい問題ではないけど。

取付までの道で、左へ行ってしまった。「注文〜」の方へ行ってしまった。駐車場で先に出発した2人パーティが登ってた。

左方カンテ 1ピッチ目

2ピッチ目終了点から下を見る

奇数ピッチ=ダンさん、偶数ピッチ=私、で登る。2ピッチ目までは順調、順調。しかし日が照ってこれまた暑い。水が足りるかちょっと心配。やはり2リットルくらいは持ってきてた方がよかった。

3ピッチ目 この後ちょっとコツがいる

私の記憶があいまいで、右へ左へ行かせてしまう。結局、通常より右によってガバをつかんで、荷物背負って重いのにレイバック気味で登っていった。
私もがんばったけど、両腕に体重+荷物の荷重がかかり、へとへと。

ピンボケしてるけど、奥のルンゼにハマって動けなくなってしまった

そして、つづく4ピッチ目。私。写真ぼけてますけど、奥のルンゼを登るんですが、リングボルトが撤去されていて、うまく登れず奥へ奥へと進んでしまった。そしたら横幅ががちっとはまってしまい身動き取れず。四苦八苦した結果、ダンさんに代わってもらうことにした。

5ピッチ目。ちょっと迷ったが、私が登ることにする。女は度胸。ほぼ支点がないのでビビる。
とはいえよく見ると、スタンスとホールドはあるので慎重に登る。が、上の方で久しぶりに膝がガクガクした(笑)ここを過ぎると階段状態になって無事、終了点に到着。

6ピッチ目 ここの出だしもかなり厳しかった


7ピッチ目もあるけど、雷が聞こえだしたので、ここでこのルートは終了して降りることにする。

懸垂下降を3回して地上へ戻る

懸垂は、注文の多い料理店のルートを降りる。午前中登っていたパーティはすでに下山してた。
懸垂ステーションはしっかりあって、安心して懸垂できるが、油断禁物。ロープが壁から離れて行ったりすることがある。

地上に戻って行動食を食べる。結局、この日、左方カンテを登ったのは私たちだけだった。

しかし暑くて、テントに戻る途中、錫杖沢で水をガブガブ飲む。おいし〜。翌日お腹をくださなかったので、この沢の水は大丈夫なんだろう。
顔も洗って、タオル濡らして首筋濡らすとさっぱりする。やっぱり水は大事だなぁ〜。

テントに戻ってギアの整理をして、後で水を取りに行こう言うて酒盛り始めたら、雨が降り出した。げげげ。1時間ほど降り続き、言うてるうちに日が暮れて真っ暗になりそうなんで、小雨降る中、水を汲みにテントを出た。
ついでに汲んでおくことが大事。

ところで、酒盛りやって夕食食べてると、「どーん、どーん」とか「ぼぼぼぼぼ」とか音が聞こえる。「お?花火?どっかで花火上がってる?」てな話をしたけど、よ〜考えると、ここまで聞こえるわけがない。
テントの後ろを流れる沢の水音が花火の音のように聞こえていただけだった。

夏の夜 
 山の中での
   バーチャル花火🎆

2024年5月4日土曜日

雨の槍平往復

山行日 2024年4月29日(月)−30日(火)

ここ数ヶ月、全く山に行けていない状態でストレスは溜まるばかり。
ようやく山に行ける状況になり、春山へ行こうと思ったもののこの冬ほとんど雪山に行ってない状態。こんな状態で行ける場所を考える。新穂高から入山して槍平でテント張って槍ヶ岳往復くらいやったら行けるかなぁと。

登山指導センター。山スキーのため双六方面へ行く単独の人とちょっと会話。というのもピザを持っていたので「山でピザって...?」と質問するとフライパンと蓋さえあれば簡単に調理できますよ、と。フライパンは山の中に持って入ったことないなぁ。使わずに倉庫に眠ってるなかなか上等なフライパンを思い出す。機会があればやってみよう。


穂高平避難小屋到着。冬季避難小屋として使える。帰りの雨降りの中、土間だけ借りて休憩させてもらいました。


白出沢に到着。渡った先の上陸場所が50mほど上流に変わっていた。元の場所を見ると、斜面が崩れていた。数年来ないと地形が変わる。


白出沢を渡ってから3、40分進んだところで突如現れた新しい沢、と思ったら「ブドウ谷」だった。去年の7月の大雨で崩れたとか。土砂崩れの跡がすざましかった


沢を渡り切ったところ(滝谷側)から上流を撮影。白出沢にしろ、ここにしろ、地形が変わる時間の間隔が短くなっていると思う。異常気象のせいだろう。


滝谷出合。この時期、槍平小屋は営業していないので橋はかかっていない。自分たちで渡れるポイントを探す。それができないのであれば小屋開き前や後に入山しないほうがいい。
伏流水になっているわけではなく、水量が少ないので沢の流れが写真に写ってないだけ。

このあたりから下山する人とすれ違いが多くなる。と、その中に知り合いの子がいた。向こうが気づいてくれて声をかけてくれた。この子とは去年の下の廊下でもすれ違ってる。よく会うね〜と言って少し話をする。なんだかエライなところを1人で周ってきたらしい。いやぁ、すごいな。


槍平到着。スキーヤーの人が多いのに驚かされる。しかし雪が少ない。滑れたんかな?

で、天気に話は変わる。この日の夜中から天気は下り坂。とはいえ、5月1日の天気がよく、翌日30日が少々の雨なら槍往復しよう、と考えていた。
雨が降るなら、と冬季小屋を利用することに。午後2時過ぎには最後の単独の人が頂上から戻ってきて、天気が悪くなるので、といって下っていった。結構しんどそうだったのでちょっと心配したけど、ニュースになっていないので無事下山されたんだろう。

外でお茶してるとどよよ〜んとしてきた空

ラジオで午後7時前のニュースを聞く。気象予報士が30日と1日の天気をわざわざ川柳にして予報していた。「明日南岸、明後日北の低気圧、はさみうちで云々」
わざわざ川柳にしてくださってありがとう。とても分かりやすい。ということで1日も天気が悪いと言うことで、翌日の頂上往復はやめにして下山することに。

寝る準備をしていたけれど、だんさんが「それやったらもっかい酒盛りや。荷物減らしていこ」とシュラフから出て2次会開始。

耳栓をして寝ていても夜中の2時くらいにえらい雨の音に目が覚めた。

翌朝5時起床、雨降る中7時出発。ただ、激しく降る頻度が夜中に比べて少なくなってきたのが救い。止み間も出てきた。

滝谷が見えてきた。お、滝谷か、と手前の沢を渡り森の中を通り滝谷の沢に入る。
わ、忘れてたぁ〜〜



雨が降ると滝谷は簡単に雑炊、いや増水することを。昨日と打って変わってマシマシの水量。
昨日渡った岩は水没。渡れそうなとこをストックでツンツン突いてみるが深い上に流れが速すぎる。
過去、夏に無理に渡ろうとして亡くなった人がいる話を思い出す。
渡るポイントを探して上流へ。目印のリボンがある場所から150mほどでドボンせずに渡れる場所を見つけた。ほっと安心。

滝谷の避難小屋に入ってちょっと休憩。

この後、例の崩れたブドウ谷を通過、白出沢を通過して無事林道の安全地帯へ。
ブドウ谷付近で単独の若い人とすれ違ったけど、彼、大丈夫なんかなぁ?なんか登山とはちょっと違う格好をしていて...。林道に出てから単独のスキーヤーの人とすれ違ったけど、色々と聞かれて答えられるだけ答えたけど役に立ったかな?

降ったり止んだりの中、新穂高温泉の駐車場に戻った。普通は雨降りの登山はほんっま嫌やけどなんか楽しい2日間やった。

駐車場付近に咲いてた花
シロバナエンレイソウ

ネコノメソウ(ミネズネコノメソウ)
グラデーションが不思議でペンキで塗られたのかと思った

ヤマブキ(おそらく)

2021年9月3日金曜日

御嶽山 3067m

山行日 2021年8月27日〜28日

8月中旬の長雨で長いこと山に行けなかったのでどよ〜んと精神的にきました。

ようやく長雨が終わりそうということで、北アルプスの野口五郎岳周辺に登りに行くつもりでしたが、ルート途中にある川の渡渉が水量上昇のため不可能ということで断念。ハズが行ったことないというので御嶽山へ。どうせなら最高地点だけでなく名前のついたピークも踏み、一から六まである池も見てまわろうということで一泊二日の行程に。

2014年9月27日に大規模な噴火があり、一番短い田ノ原登山道はいまだ通行禁止。濁河温泉からスタート。ルートの前半は階段が続き、八合目あたりからは自然道に。森林限界を過ぎると見晴らしがよくなり、稜線が見えこの山の大きさを実感します。

ちなみに私は15年ほど前に田ノ原口から最高峰だけを目指して父ちゃんと登っています。この時は最短距離で3000mピークに立てるということで田ノ原ルートを往復。

さて、今回の山行の写真です。

登山口にあるルート変更の看板 駐車場横にはバイオトイレがあります

湯の花峠にある鐘 一人一回づつ叩きます 「か〜ん」といい音が響きます

湯の花峠を過ぎると「蛙岩」や「のぞき岩」、その横にある避難小屋(噴火の際、シェルターとなるプレハブ小屋)、「八合目(お助け水)」などがあります。八合目には水場があると記載している地図もありますが、水場はなしです。一滴も流れていません。踏み跡があったので進んでみると、以前避難小屋のようなものがあったのか、その瓦礫と周りにはものすごい量のゴミが埋もれていいました。どうにかならんものか?

森林限界を越えたところで振り返ると白山

北方向には乗鞍岳と笠ヶ岳 槍穂高を見るにはもちっと上に行かねば

飛騨頂上手前にシーズン終わりのコマクサががんばって咲いてました

五の池

五の池の横に五の池小屋があり、その北側に飛騨頂上のお社があります。登ってくる途中で下山途中の人の話を小耳にはさんだのですが、五の池小屋は人気があり予約がなかなか取れないそうです。
ここからまず北側にある継子岳(ままこだけ)へ向かいます。

継子岳へ行く途中にあった展望台?裾野が広い!

継子岳へ行く途中、上から見下ろす四の池 湿地のような不思議な池でした

稜線を歩くと風が強く寒いくらい。8月上旬に行った中央アルプスの暑さはすでになく、暑いけれども風が冷たく季節が進んでいるのを実感。
継子岳頂上で休憩をして来た道を引き返し、反対側に登ると三の池が見えます。コバルトブルー色の水をたたえてとてもきれいでした。

摩利支天へ向かう道から見下ろした三の池 奥に継子岳 いちばん奥に槍穂高

この日宿泊する二の池ヒュッテは一旦通過し、もう一件の二の池本館方向へ。そこから剣ヶ峰へ。

二の池と二の池小屋 噴火前はコバルトブルーの池だったよう
噴火の影響で火山灰が流入してこの状態に

剣ヶ峰から見下ろす 左側が一の池
ヘルメットをかぶって最小限の滞在時間で下山開始
いつ何時噴火するか誰にも分からないからね

2時ごろ二の池ヒュッテに到着。少しゆっくりして夕食をいただき就寝。日の入りの夕焼けも星空もきれいだった。翌朝の日の出もきれいで、来年の年賀状の写真、決定!と思いながらシャッターを押す。
この日は摩利支天に登ってから下山。摩利支天への途中、剣ヶ峰の方を見るとこの方向からでしか見えない六の池が見えた。

六の池 一段上に二の池ヒュッテと二の池本館 その奥、一番高い場所が剣ヶ峰

摩利支天の頂上は小さくて、カップルがラブラブして座ってたけど、うぅん、この場でそれはちょっと遠慮してもらいたい...。次から次へと登山者が来るからね。

下山後は、濁河温泉市営露天風呂(大人600円)で汗を流す。シャンプーリンス、ボディソープあり。気持ちよかった〜。

今回車のルート設定をミスして、関市あたりから下道を走ってしまったのですが、これがもんのすごく遠かった。夜走ったということもあり永遠に続くかのようなクネクネ道。運転でかなり疲れさせてしまった。今回はハズに金メダル献上です。

2021年7月4日日曜日

昔の山行話 中房から横尾まで単独行その2

山行日 2008年5月31日〜6月2日

さて、翌日。朝起きて冬期小屋の外に出てみると...この天気。言うことなしです。
が、やはり少々びびっていた私は、東鎌尾根へは向かわずエスケープルートである常念岳へ向かったのでした。

この景色を独り占めできたのはラッキーでした


大天井ヒュッテから貧乏沢へのトラバース道がうっすら見えています。稜線づたいに西岳ヒュッテを経由して、槍に続く東鎌尾根も見えていますが、1人で行く自信がなかったなぁ。

この後も誰1人と会うことなく1人東大天井、横通岳を通過。常念小屋が見える場所までやってきました。

常念小屋でテントを張るにはまだ早い時間。小屋に入っておじさんに蝶ヶ岳方面への道の状況を教えてもらいましたが、まぁ、雪はあるよ、くらいの話だったか。テントを張れる場所はいくつかあるよ、と教えてもらい出発しました。長い長い常念岳への登りを経て下りに入ったところで、反対方向から登ってきた男性二人組と会いました。

2人とも高そうなカメラを首から下げており、おそらく前を歩く初老の方が師匠で後ろの方がお弟子さん、といった感じでした。ずっと1人だった私は人に会えたのが嬉しくなって、そしてこの師匠が話しかけてくださったもんだから、長い長い間お話をしてしまいました。ふと気づくと「いい加減に話終わって」という目をしたお弟子さん。すいませんでした。でも、師匠もお話好きのようで盛り上がったのだから仕方ない。

お二人と別れた後は蝶ヶ岳方面目指しますが、時々夏道が分からなくなり薮に突っ込んで引き返したり、を数回繰り返しました。

いい時間になったので、ちょうど窪地になったようなところでテントを張ることに。

この時、2〜3人用のテントを持ってきており、1人で使うには広すぎて&おそらく放射冷却が効いたのかこの日の夜は寒かった。

この日のコースタイム
午前7時半ごろ 大天荘冬期小屋→ 9時20分 東大天井岳→ 10時20分 横通岳→ 
11時ごろ 常念小屋→ 午後1時 常念岳→ 5時 最低鞍部あたり

さてさて3日目。この日は朝から高曇りの空模様。ちょっと疲れが出てきていたけど、横尾を目指してがんばります。蝶槍までの登りと下りが結構しんどかったのを覚えている。やっとこさ蝶槍に着いて、目の前に広がる槍〜穂高を見て嬉しかったのか、満面の笑みで写真を自撮りしていた。

蝶槍の常念寄りの場所で撮影した槍穂

蝶槍に到着
横尾の分岐からは一気に下る。目印となる赤丸印がひっきりになしに木に書かれていたので心配していた道迷いはなかった。

横尾に到着すると父ちゃんはまだ来てなかったので、靴と靴下を脱いで足を解放。

ほどなくして父ちゃんと一緒に参加されていたご夫妻が到着。ここでも久しぶりに人に会えたのがうれしくて、上高地までひっきりなしにしゃべりっぱなしだった。疲れていたところに追い討ちをかけてしまった。今になって悪いことをしたなぁ、と思う。

この日のコースタイム
午前7時半 テント場→ 8時50分 蝶槍→ 9時10分 横尾分岐→ 10時55分 槍見台→
11時15分 横尾

2021年7月1日木曜日

昔の山行話 中房温泉から横尾まで初めての単独行

 2008年5月31日〜6月2日

いよいよ7月。梅雨本番と言われていますが、6月はなんかほとんど雨降らなかったような...。こんなんだったらもっと山中泊山行考えときゃよかった...。

さて、ということでいつもの昔話です。今回は初めての長期(といっても2泊3日ですが)の単独行初挑戦の話です。

この山行、元々は大天井から東鎌尾根を通って槍ヶ岳へ行き、肩の小屋で父ちゃんと合流する、という計画でした。ちなみに父ちゃんは、当時南岳小屋の支配人だったSさんのガイドでこの時期の南岳小屋偵察兼ガイドツアーというものに参加しており、普通に上高地から入山して、肩の小屋で私と合流、一緒に下山して父ちゃんの車で帰宅、という計画でした。

でしたので、私は生まれて初めて汽車で、いや電車で穂高まで。関西を朝いち出発、名古屋経由、松本まで。そっから山屋なら行ってみたい穂高駅まで。そっからバスで中房温泉へ。バスに乗る前に駅前にあった「バックカントリー穂高」というお店があったので入ってみた。たしか、念のためにガス缶を1つ購入したかな。

中房に着いたら雨でしたわ〜。前夜テント泊を諦め中房温泉へ投宿。飛び込みだったので、素泊まりと思われた最初は嫌な顔をされたけれど食事付きでと言うと、ころっと笑顔になったおっちゃん。まぁ、気持ちは分かる。しかし、1人で泊まる温泉宿ほど面白くないものはない。取材とか温泉マニアとかだったらともかく、風情のある部屋で1人で泊まるのはなんともうら寂しい気持ちになった。

翌朝も雨降り。ここまで来たので出発する。雨がひどくなる。

第3ベンチでこんな感じ。1人とぼとぼ歩き続ける。

合戦小屋に到着。ここら辺から雪が出てきた。小屋の人と話をすると「この天気で登るのは、山岳会のトレーニングくらいかなぁ。」と言っていた。たしかに。普通なら来んよな。

この後もとぼとぼ雨の中を歩き続け燕山荘に到着。中に入ってホットココアを注文。小屋の女性従業員とお話をする。どこかで「行くんですか?やめといた方がいいと思いますよ、この天気」というような言葉をかけてほしいなぁ、と思いつつゆっくりココアを飲む。半時間ほど休憩していたけどそんな言葉は出て来ず。行くしかないよなぁ。父ちゃんも待ってるし。

再び出発。
途中、積雪で夏道が消えている箇所は尾根通しに進んだ。喜作レリーフに到着。梯子を上がって右方面に進む。大天井ヒュッテと大天荘への分岐。雪はすでになかったけれど、この先ガスっていてよく見えない。雪があっては難儀なので、ここから尾根通しに頂上へ向かう。

雨の中大天井岳到着。ここから方向がよく分からない。登ってきた方向と反対側に下りてみる。途中、一瞬、ガスが晴れた時目の前にぶわっと広がったニノ俣谷に吸い込まれそうな錯覚を起こし、一瞬めまいを覚える。
自分がどの辺りにいるか正確に分からないので、左方向へ進み(東鎌尾根に進むなら右方向へ行くべき)ハイマツ帯が出てきたのでテントを張ることにした。雪の上で少し傾斜があったので、テントが滑ったらどうしよう?と心配しながら張り綱をハイマツにしっかりくくりつけた。

1時間ほど経ってテントから頭を出すと、雨が止みガスが晴れていた。すぐ目の前に大天荘が見えた。
ありゃ!あんな近くに!小さい小屋の屋根には「冬期小屋」と書かれていたので、これは移動するほかない、と撤収して冬期小屋へ移動、無事中に入る。風も吹かず雨にも降られず、快適。もちろん独り占め状態。利用料の1000円は後日、事務所に送付した。
ややっ!小屋が目の前に!

この日のコースタイム
午前5時45分 中房登山口→ 8時50分 合戦小屋→ (10時半ごろ?燕山荘 長い休憩)→
11時35分 大下り→ 午後1時25分 喜作レリーフ→ 2時40分 大天井岳→
5時半 冬期小屋に移動

2021年6月8日火曜日

涸沢カールへハイキング

山行日 2021年5月31日〜6月1日
メンバー いつもの2人

先週の話になりますが...

梅雨の中休みを狙って、といえば天気が読める人のように聞こえますが、たまたま中休みにあたったこの2日間で涸沢カールへハイキングに行ってきました。ハイキング、と言ってますが上部はまだまだ残雪がありますので、夏のように気軽に行けるわけではないことをご自身の力量&経験と照らし合わせて計画してください。

当初は涸沢カールから、できれば奥穂頂上まで往復するつもりでしたが、出発直前になって早期帰宅の用事が発生したので「できたら往復しよっか〜」の計画に変更して出発。(「できたら〜」は、ほぼ「そうしない」という内容になる)

2日とも天気よく歩いていると暑いくらい。長袖Tシャツ一枚で十分でしたが、残雪の上を歩くと、ときおり吹く風は少々冷たい。夜になると冷え込むので、この時期は特に衣類、装備の準備が重要です。

お約束の上高地河童橋からの岳沢とバックに穂高の写真。とてもいい天気。

明神と徳沢の間で、前回(蝶ヶ岳山行)も見かけたはぐれ猿。けっこういかつい目つきしてるんですよね〜。この猿とは目を合わさないよう、間をとってすれ違います。でもこの猿、ぽけ〜とした顔で口を開けて、木の上を眺めるんです。な〜に見てるんだろう?木登り得意やから登ればいいのに、と前回、少し近寄って同じように上を見てました。ふと気がつくと「何見とんじゃい!」という感じで私をにらみつけていたので慌てて離れました。

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ここからはお花の写真を...。
ツバメオモト

クルマバツクバネソウ 開くのはまだ少し先かな

ベニバナイチヤクソウ まだ蕾でした

これまでこの時期に入山することがなかなかなかったので、これらの花を見るのは初めてでした。登山道のすぐ脇に咲いているので、気軽に見ることができます。が!花の写真を撮る際に注意するのは足元!近寄るのに夢中になって、花を思いっきり踏んだり、斜面に足をかけて花を踏み倒してじいちゃん達を見ました。足元にも気をつけて欲しいものです。

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さて、順調に徳沢、横尾を過ぎ久々の涸沢カールへ歩を進めます。
本谷橋からジグザグ道を登っていくと、残雪の上を横切る場所が出てきます(↓)。この時間(昼前)になると雪が腐ってアイゼンは効きにくい状態。不安な人はつけるとよいでしょうが、踏み込むと足元がくずれるので、アイゼンをつけてもつけなくても気をつけて歩きましょう。つけない場合はキックステップが(疲れますが)有効です。


*ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー*


Sガレに雪は残っていませんが、この前後には残雪あり。本谷橋〜涸沢ヒュッテ間で70%くらいの残雪率でした。
奥の茶色い峰は前穂北尾根。右へカーブしている谷を進むと涸沢ヒュッテが見えてきます。

枯れ木の間に涸沢ヒュッテが見えてきました(↓)。もう少し...がまだ少しあるんですね〜。上部から吹き降りる風が気持ちよかったです。この後、雲ができて青空が見えなくなりました。


*ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー*


到着後、テントを張ってヒュッテの売店でビールを購入。風が強くあまりに寒いので私は熱燗も買いました。


ビールの後ろにたなびく吹き流しで風の強さがお分かりいただけるかと思います。水平ではないですが、45度以上90度以下。だいたい風速8m/秒といったところでしょうか。ちなみにGWはこの吹き流しに代わって鯉のぼりがたなびきます。


寒いのですが、せっかくなのでテラスで宴会開始。隣のテーブルには静岡からいらしたという単独の小屋泊まりの男性が。お話をして盛り上がります。が!寒過ぎて、気がつくとハズがガタガタ震えていました。なので、申し訳なかったのですがテントに戻るべく失礼させていただきました。


この日のテントは、全部で9張。テント泊まりの女性は私1人...。

夕方、雨が降り出した。どの程度続くか不安でしたがすぐに止みました。一安心。


6月1日(火)

翌日も天気よく...


朝、吊尾根(上)、涸沢槍から涸沢岳の稜線(下)がモルゲンロートに染まりました。小屋泊まりの人たちもカメラを持ってテン場まで出てこられてました。もう少し早かったら、もう少し濃い赤色だったのなぁ。ミスったなぁ。


さて帰宅後済ませなくてはならない用事がありますので、いの一番に出発(5時)。雪が締まっているのでアイゼンをつけました。爪が雪に刺さる感触が気持ちいいです。

あっという間にSガレ付近(↓)。下りは早い。


Sガレを過ぎると朝日が当たる斜面の雪はすでにグサグサに。
本谷橋が見えてきたところでアイゼンを外す。

本谷橋から横尾の間も高山植物の宝庫
サンカヨウ 花びらが露に濡れて透き通っている

ムシカリ 別名オオカメノキ 秋には紅葉するようなので、見に来たいけど涸沢は激混みする時期だなぁ

マイズルソウ 線香花火のようで可憐です

4時に朝ごはんを食べたきりなので、徳沢に着いたらお腹ペコペコ。大休憩を入れる。
炭水化物を摂取した後は、順調に歩き10時過ぎに上高地に到着。せっかくなので少しうろうろしてみたい、というハズと河童橋を渡ってみる。スイーツ好きのハズが見つけたのは五千尺ホテル経営のお土産やさん。りんごパイがおいしそう...。りんごソフトクリームを食べたい!というのでそいでは買ってきて、とまかせる。りんごソースがかかったソフトクリーム(460円なり〜)は予想以上においしかったです。オススメです。


コースタイム

5/31(月)7時40分 上高地バスターミナル → 8時30分 明神 →  9時15分 徳沢(休憩)→

                 10時15分 横尾(休憩)→11時30分 本谷橋 → 12時20分 Sガレ(休憩)→ 13時30分涸沢ヒュッテ

6/1(火)  3時 起床 → 5時 出発 → 6時20分 本谷橋 → 7時18分 横尾 → 8時9分 徳沢(休憩)→

                 9時30分 明神 → 10時10分 上高地


お風呂 平湯の森 大人600円 D社の丸い穴の開いたドライヤーが導入されたらしい。5分100円と有料だが一度使ってみようかなぁ✨あ、それと、平湯の森のお風呂は6月14日(月)から18日(金)までメンテナンスお休みするそうです。(2021年)         


参考サイト、文献など 

涸沢ヒュッテの吹き流しの角度と風の強さについては、NEXCO東日本が運営する「ドラぷら E-NEXCO Drive Plaza」を参考。URLはこちら


花の名前はインターネットで検索後、「山渓カラー名鑑 日本の高山植物」(山と渓谷社、1993年)で確認