2019年9月30日月曜日

クラッククライミングトレーニング

場所 六甲山 保塁岩
日時 2019年9月29日(日) 曇時々晴

年末に大きな計画を立てていて、その計画に向けてのトレーニングが続いています。
最近は六甲山の保塁岩でクラッククライミング初級トレーニングをしております。
昨日も、土曜昼頃の天気予報では「雨のち曇」でしたが、土曜夜〜日曜早朝に再確認すると、雨マークは消え曇マークのみに。雨だったら烏帽子に行こうと言っていたけど、この予報なら保塁いけるかも、ということで保塁岩へ出動。

思ったより日も当たり少し動くだけで暑いです。台風18号が発生し、その温風が少なからずすでに上空に運ばれているのかもしれません。とはいえ時おり吹く風はひんやりここちよく、真夏のそれとは異なり秋の気配を感じさせられます。

私はなかなかクラックの手の使い方(まずはここから)がよく分からず、本でカラー写真や図解のイラストを見て学習。それでもやっぱりよく分からないので、現代の利器インターネットに頼ります。検索するとありました!海外のギアメーカー「Wild Country」が数年前に公開してるYouTube動画が!素晴らしい。プロクライマー(?または社員さんかな?)が動きながら基本を説明してくれておりとても分かりやすい。

さて昨日ですが、まずは檜テラスを通る「凹角ルート」を私がリードでアップする。次に「大ハング右」ルートをハズがリード。前回は、クラックをあまり使わず登ったので納得していないようで、今回はなるべくクラックを使って登ることを目標。リードしてるのを見ると、うぅん、上達してる〜。
トップロープ(TR)をセットしてもらい、私も登りますがうまくいかない。とはいえ、前回から2mmほどの進歩はあり。動画見て予習した成果か。
そして再度ギアを回収すべくハズが登ります(↓)。TRで登っている時の写真でなんちょこに見えますが、足元はど〜んと5m強切れ落ちているので、リードの時に片手離して写真撮影はさすがにできません(っていってもTR時も危険なんですが)。


午後からは西面で私がRPを目指している「スカイフレーク」にトライ。が、この日も失敗。数年前には登れたのになぁ。しかも5.9でこんな状態って。とほほのほ。まぁ、万年ナインクライマーなんで。
次に「サラマン」のリードに挑戦したハズ。数回目ですが、すんなり登りました。あぁ、どんどん上達してる。どんどん離されていく...。
TRでトライしたかったけど、気持ちは「行ける」と囁きますが、体が「無理」と言っている。登り始めて一手目くらいで「もぉあかん...」となるのは目に見えていたのでトライもせず帰宅。
「サラマン」を懸垂下降するハズ

思ったより人が少なく楽しめました。でも、冬までにどのくらい上達できるのか、不安を覚える今日この頃。

あ、そうそう。前回書いたうちの父ちゃん。無事に三座登頂して帰宅。新車で初めての遠出も、無事帰宅。よかったよかった。今週は台風18号の影響もありそうなので、天気のいい先週行っててよかったです。

2019年9月25日水曜日

父ちゃんの目指すもの

うちの父ちゃん、度々このブログにも登場してくれますが、目指しているものがあり、今一人で山旅に出ています。
70歳も過ぎたので一人で見知らぬ山域、山に行くのはさぞかし不安だろう、と心配ではあります。父ちゃんの目指す山と私が目指す山が少々異なる、という事情もありますが、こちらも色々と忙しく今回は一緒に行くことができず。娘として少し心配ではありますが、先ほど一つ山を登り終えたと連絡が入り一安心。

最近、実は父ちゃん、車を買い替えました。前の愛車は10年以上乗っていたのですが、やはり昨今、高齢者の車の事故が多いということで。ひいき目で見てると言われそうですが、うちの父ちゃんなかなか運転は上手な方だとは思います。が、が、何かあってからでは遅いので、車を買い替えてはどうか?と持ちかけたところ、車の性能やら機能やら、とりあえずの見積もりを聞きに行こうということになり、行ったはいいのですが、トントン拍子に話が進み、以前の愛車と十分なお別れも言わぬままピカピカの新しい高性能の車が納車されました。
なんとか慣れてきたみたいでよかったのですが、新しくなったらなったで、今までになかった機能を、おじいちゃんが使いこなせるのかというのも新たな心配も。
高齢者が事故を起こすと自動ブレーキやらアシストやらが付いた車を乗ればいい、とテレビの人は言いますが、はたして高齢者フレンドリーな機能の名称、取説の書き方などがされているかどうか...。乗り換えようか、と思っていてもいざ説明を聞いたら孫のような世代の営業の人がカタカナ用語を並べて説明されて、う、やっぱり無理かも...と思ってしまう方も多いのではないかな、と思ったり。

次にスマホ。私とハズは今だにガラケーというやつですが、父ちゃんの使っていたガラケー、壊れたらもぉ直せないよ、という機種にリストアップされ、えいやっと買い替えたわけですが、これまた難しい...。取説読みながら中年の私でさえ「う〜ん」と思ってしまうのですから父ちゃんは余計に「う〜〜〜〜ん」と思ってしまうのでは、と。とはいえ少しづつ慣れてきたようですが。私たち夫婦より先端を行く父ちゃんです。
今回の山行前にもう少し、例えばスマホで天気予報を見る方法とか教えておいてあげればよかった、と思っている次第です。

私もこれから中年を過ぎ、高齢者になり後期高齢者になるわけですが、今のこの世の中見ていると果たして私はカタカナ用語やらなんやらを理解できるのか少々自分に不安を覚える次第です。(英語とカタカナ語はちゃいますからね)


今週は土曜まで良い天気が続きそうです。よかった、よかった。雨の中歩くのは辛いからね〜。といってる間にそろそろ10月です。今冬の大プロジェクトに向けて私とハズは練習を重ねておりますが、私が一向にうまくならない。うぅ...。悶々...。

2019年9月18日水曜日

南ア 仙丈ヶ岳(3032m)

山行日 2019年9月15日(日) 晴

連休だけども家の用事もあるので日帰り(前夜泊)で南アルプスは仙丈ヶ岳へ。
ほんとは残雪期に行こうと密かに計画してましたが、まぁ、日帰りで3000m、関西から近いといえば駒ヶ根市、伊那市周辺ということで仙丈ヶ岳へいくことに。

3連休の真ん中だったので、駐車スペースがあるか心配でしたが、仙流荘バス停前の河原の駐車場が少し狭くなり、狭くなった分が仙流荘奥の駐車スペースのさらに奥に設けられていた。それと意外と空いていてバス停に近い場所に駐車できラッキーでした。

仮眠を数時間。4時半ごろ起床。ハズがトイレにバス停まで行って帰ってくるとすでに並んでる人がいる、と。想定内、想定内。おそらく二便目になるだろう。ちゃちゃっと準備し並びに行く。5時過ぎですでに100人は並んでいた。一人が並び、一人がバスのチケットを買いに行ったり、順番にトイレに行ったりして順番待ちする。5時半始発だが、すでにバスが10台ほど来て次々に出発していく。6時前にすべてのバスが出はらい、次の便になることが告げられる。おにぎりやゆで卵を食べて順番待ちする。

6時半ごろ2便目の2台目に乗れて北沢峠へレッツラゴー。バスの運転手さんが色々と説明してくれるが、眠くてほとんど聞いてなかった。すいません。

7時過ぎに北沢峠着。7時20分ごろ出発。空気はかなりヒンヤリ。とはいえこの日の天気を考慮すると、歩き出すと絶対に暑くなるので、上は半袖Tシャツにアームカバー。ズボンは夏物の薄手。もちろん万が一に備えて防寒着は必携。

二合目までの地点で遠くに北岳と肩の小屋が見えた

1時間ちょっとで五合目の大滝頭に到着。そこから10分ほど登ると視界が広がり
甲斐駒ケ岳(右)から鋸岳が一望できた。意外と丸い摩利支天(写真右端)

このすぐ後に六合目の道標。そこから去年歩いた早川尾根から
鳳凰三山の峰々が見えた(↑)写真真ん中に地蔵岳のオベリスク

さらに登ると北側遠方には北アルプスの槍ヶ岳〜穂高連峰が見えた
槍ヶ岳のとんがりがくっきり見える(↑)

9時45分、小仙丈ヶ岳(2855m)に到着。この辺りが森林限界。ハイマツ帯になる。
頂上方向を見るとピークが見える。確かここから頂上は見えないはずなので、見えてる場所X2倍の距離を歩く覚悟して登り始める。小蓮華山の二の舞は避けたい。

ウラシマツツジの紅葉が始まっていた

八合目を過ぎ、仙丈小屋分岐を過ぎいよいよ頂上への最終登り。
ゆるいカーブを曲がると頂上が見えた。ん?よく見ると...

すごい人〜〜!!!ひえ〜!

白馬も人が多かったけどここもすごいなぁ。さすが百名山(だよね?)
さすが3000m級。しかしいい天気でよかったぁ。

山頂からさらに南へ(標識によると)45分進むと「大仙丈ヶ岳(2975m)」
近そうだったら行こうかな、と考えていたがこうやって見ると遠いのでやめた。
仙丈小屋へ向かう。半時間ほど休憩。

カフェメニューに「無水カレー」(1000円)とあったのを、隣で休憩していたカップルの男性が「なにそれ。ドライカレーのこと?」と女性に聞いていた。なるほど、そういう解釈もあるのかと納得。無水〇〇というのは、野菜の水分だけで煮込んだり調理した料理のことです。食べたいなぁとおもたけど、行動食をたくさん持ってきてので食べず。

ラーメンを持参して食べてる人が多かったけど、私が最近思うのは、ラーメンよりも春雨スープとかパスタスープの方がいいんじゃないかなぁ、と。というのはラーメンって、スープを全部飲まなないといけないでしょ?「え、飲んでないよ」っていう人、じゃぁ、残ったスープ、どうしてるの?その辺の沢とかに流してるんじゃないでしょうね?小屋のトイレに流してるんじゃないでしょうね?ダメですよ。沢に流すなんてもってのほか。小屋のトイレだってそんなもん流したら処理に困るでしょ?

さて、休憩終わり下山開始。小屋のすぐ下には水量豊富な水場が2か所ありました。これはそのうちの1か所の写真。

ナナカマドと鋸岳。あぁ、秋だなぁ。

この後、馬の背ヒュッテを通過して、藪沢小屋に到着。ん?廃業してる?なんて話をハズとしてましたが、どうもそもそも無人小屋のようです。中を覗くときれいなんですが、木材とかが置かれていて泊まることができるような感じではなかったので「廃業しはったんちゃう?」と言ってました。小屋の隣にはトイレが。このお手洗い、外観はきれいだったので誰が管理維持してるのかなぁ?と不思議でしたが、帰宅後調べると不定期で管理人さんがいらっしゃるようです。

小屋のすぐ横にある水場。こちらも水量豊富

この後、大滝頭に合流して北沢峠への道を下ります。午後1時のバスに乗れるかなぁ、とがんばりましたが、到着したのが15分。あぁ、3時まで待たなあかんか、と思っていると待つ人が28人を超えると臨時バスが出ます、とのことで期待して待っていると次から次へと人がおりてきてあっという間に28人超え。ラッキー。1時半に臨時便出発。こもれび山荘でハズがノンアルコールビールを買ってきてくれてバスの中で乾杯。ノンアルコールなのに仙流荘まで爆睡💤

駐車場横で自家製野菜が売られていて、安いので玉ねぎ、かぼちゃ一玉、じゃがいも、白ネギ(なんとかネギって名前がついてたな)、枝豆をガバッと買ってるんるんるん。
しめて650円。安い!!

お風呂は仙流荘が混んでいるようなので、少し車で走って「高遠さくらホテル」で。
大人800円。内湯と露天風呂の2種類あり。シャンプー、ボディソープあり。

寝不足で歩くと疲れるのか、帰りの車の中ではぴくりともせず寝てしまった。ずっと運転してくれたハズ、ありがとう。
結婚前に比べると明らかに山に行く回数が減っていて、それでいて行くとなったら数泊とか日帰り高い山などのハード登山。うぅん、トレーニングが課題だけれど、なにより山に行くのがトレーニングだよなぁ、と思いつつ一人で行くとハズが「俺も行きたい」とすねる。困ったなぁ。

2019年9月14日土曜日

比良山 白滝谷沢登り

山行日 2019年8月25日(日) 晴

3週間も前の記録です。

2年前に購入した沢用タイツをあまり履いておらず、もったいないので今年こそは一度は沢登りへ行こう、ということで初級者レベルの沢へ。8月前半は暑くて暑くて今年は絶対に沢へ、と楽しみにしていたが、お盆を過ぎると暑さ収束。朝晩、ひんやりするようになり沢に来る時期外したな、と思ったのですがそんなに寒くなく。楽しい1日でした。

大津市坊村の駐在所がある広い駐車場からスタート。明王院の横を通り林道をテクテク歩く。古いトポ図にはこの林道(歩いて約1時間)の終点まで車で入る、とあるが現在はご存知のように通行不可。まぁ、あちこちで落石あり崩壊あり、なんでそもそも車で走るのは不可能。

先ほどから気になっている両足のかかと。どうも嫌な予感がする。2年前に新調した沢靴だが、今回は低山の沢登りということで薄い靴下を履いて来た。

牛コバから沢沿いの登山道へ。釣り人2人がいた。前週の局地的大雨のせいでか、まぁまぁ水量がある。そういえば夜中にもかなり雨が降った。

トポに記載されているあるはずの「橋」がない(何十年前のトポだ?)。適当に進み、適当な場所で装備装着。そしてその辺から入渓(午前8時20分)

そこそこの水量で楽しい。誰も入っていないのかな?人影がない。まぁ、いいや。 

白石谷出合。左側の奥に「布ヶ滝」が見えた。水量が多くなかなか立派な滝だった。
ここは、滝の左側に見えている小さい穴を抜けて突破する。楽しい。


クルミ谷出合(午前9時20分)。登山道と近接するところ。離れたところに下山途中の登山者が休憩しているのが見えたが、この時間にどこから下山してきたのだろう?
水しぶきがかかり迫力ある写真が撮れたかな?

白滝。ここは進行方向右側に高巻き道がある。高巻きには苦い思い出があるので、踏み跡があっても慎重に、慎重に...。

「二段二条18m」の滝。ここは直登。でも滝と滝の間のライン、どう見てもぬめっている。やだなぁ。しっかりラインを読んで突破する。滑らないようにだけ気をつける。ホールドとスタンスはしっかりあった(「滑り」にも苦い思い出があるので)。

この滝を抜けるとやや平凡な沢歩きになる。特に危ないところもなく。

ルートのフィナーレ、夫婦滝。水量が多かったおかげで迫力のある滝を見ることができた。写真に写っていないような気がしますが、左上にお不動さんがいらっしゃいました。
この後、右側に上がり、滝見道をたどって滝の上へ。その後も遡行をしようと思えばできるようですが、せせらぎに変わるのでここで終了(午前10時40分)。
滝見道は、崩れており踏み跡が異なる方向に走っていて少しうろうろしてしまった。

滝の上には休憩ができるお堂があったが、イスが半壊していて利用せず。これより少し上にトイレ(多分)があったが、ここも扉から壁から壊れており、利用不可能のような感じだった。怖いのでここにも入らず。

少し休憩を取り、沢沿いについた登山道を下る。この道もやや悪し。

12時過ぎに登山道が沢と近接する場所を通過。ここで、8人パーティと3人パーティが遡行しているのを目撃。おっと、こんなに盛況な沢なんだ。入渓した地点では午後1時前に4人パーティ(しかも結構本当の初心者さんたち)が遡行開始していた。大丈夫か?

そして大丈夫じゃなかったのは、私の両足のかかと。入渓する時点で靴擦れはすでにズル剥け状態。応急処置をしながら1日を過ごしたが、水の中より林道歩きの方が辛かった。車に戻った時点で限界越え。あぁ、痛かった。

途中で見つけたサンショウウオちゃん。水中オーケーのカメラで、水の中に入れて撮ったらこんなにきれいに撮れました。無事に大きくなってね。

2019年9月2日月曜日

北ア 小蓮華山(2763m)

山行日 2019年8月12日(日) 晴

前回の更新からあっという間に数週間が過ぎ、9月に入ってしまいました。お盆休みの話はすでに古い話で、なんだか今更更新するのもなぁ、と思いつつ。ヤマケイオンラインの山行記録とかヤマレコを使った方がいいのかなぁ?なんて思ったり。とはいえ、スマホはまだ持ってないのでGPSログとかはアップできないのですがね〜。

さて、お盆休みの2日目。1日目の将棊頭山を下山し、温泉に入り長野県縦断の旅へ。少しだけ中央道と長野道を走り、147号線を北上し大町でものすごい土砂降りに遭い、白馬村を通過し小谷村へ着いたのは夜9時ごろだったでしょうか。翌日の蓮華温泉の駐車場のスペース確保が気になるところでしたが、温泉までの道がどの程度の道なのか不明だったので、小谷村の道の駅で一晩過ごすことにしました。

入場するとほぼ満車。みなさん考えることは同じですね。それぞれ静かにお酒を飲んだりして楽しんでらっしゃいます。が、そのうち、騒いだりすることが社会問題になって道の駅で仮眠や車中泊することが禁止になるんでしょうね。アメリカの国立公園では、駐車場で車中泊することは法律で禁止されていますからね〜。そんな風になってくるんだろうなぁ、と思った次第です。

さて、早朝目を覚まし蓮華温泉へ向かいます。駐車スペースありますように!ありますように!と祈りながら進みます。なぜか朝6時前なのに出てくる車数台とすれ違いました。理由は分かりませんが、ひょっとしたら空きがあるかも、と淡い期待を持ちます。

到着しました。ありませんでした。かなり手前(1〜2kmくらい?)の路肩スペースもすでに駐車済み。こんなところから...と焦ります。前をミツビシのランサーがぶいぶい飛ばしているのが見えます。せめて2台分あれば...。と思いましたが、この状態ではほぼ無理と諦め、路肩に駐車できるスペースを確認しながら進みます。温泉すぐ横の駐車場は満車。すぐに取って返します。手前にある橋の手前の駐車場も満車でしたが、そのすぐ横の路肩にあった目をつけていたスペースに縦列駐車。バスもちゃんと通れます。ほっと一安心。「駐車禁止」と書かれた札のすぐ横に停めていた車もありましたが...。

さて、準備をして出発。

駐車場横にはお手洗いと登山計画書提出箱がありました。自販機あるかなぁ?と思ってましたが、自販機はありませんでした。左側の建物が「白馬岳蓮華温泉ロッジ」です。

*ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー*


日本で一番の秘境にあるキャンプ場ではないかと思われるキャンプ場はここからさらに写真右側のトレースを600m奥に進みます。登山口は写真左側へ進むと、ロッジの裏側にありました。露天風呂めぐりのルート開始地点と同じ場所でした。


*ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー*

整備された道を歩くこと約1時間くらい。右手に雪倉岳や朝日岳が見えてきました。

道沿いにはお花がたくさん咲いていました。この後、天狗の庭に到着。休憩するにはいいところでした。

そしてテクテク登っていきます。ず〜っと向こうに坂道を行き交う人が見えました。ひゃぁ、あれを越えれば白馬大池小屋かなぁ?とハズと話します。少し休憩しようか、とザックを下ろしましたが、ちょっと見てくる、とハズが様子を見に行くと、すぐそこが白馬大池でした。ザックを再度背負い進みます。

目の前が開けると、
チングルマの綿毛がいっぱいでした。左奥に小屋がありました。

コカコーラを飲んで休憩していると、たくさんの人がこちらに向かって歩いてくるのが見えました。その数ざっと50人ほど!さすが白馬界隈。人気があります。
さて、小蓮華山までここからあと2時間ほど歩きます。

*ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー*

歩き出すと見えてきたピークがありました。あ、あれが小蓮華山山頂に違いない!と意気揚々だったのですが...。
「船越の頭」という小さいピークでした。ものすごくがっかり。進む先を見ると、似たような小さいピークがまだいくつもあるのが見えました。この後、私はかなり意気消沈し、大人気なく「もぉいい!」とぐずり出しました。

とはいえ、途中の小ピークから見る白馬岳と白馬主稜(写真真ん中の雲から伸びる稜線)。5月に登った稜線です(記録はこちら)。
写真真ん中に大雪渓への下り口、左に寄って杓子岳、鑓ガ岳のピークが見えました。少し機嫌を直す私(とはいえ、ピークを勘違いしていた自分が悪いのですが)。

じゃーん。そして到着。小蓮華山。頂上は広く、ゆっくりランチを食べる人たちもいましたが、私たちは先ほど休憩を取ったばかりなので、写真を撮ってすぐに下山。
登ってくる人たちの中に、蓮華温泉からの登り途中に抜かした人もいて「早いですね〜」という声をいただく。みなさん目指すは白馬岳。私たちが「小蓮華まで」というと少し腑に落ちない顔をされていました。はい、とある目的のため小蓮華だけ、なんです。

*ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー*

この頃から空には怪しい雲が見えるように。あぁ〜、小屋が、池が、雲に飲み込まれるぅ。

テントの数が増えてえらいことになっていました。小屋の玄関先には「本日は混雑しています。お布団は3人で2枚利用」と書いてあった。昼過ぎ1時頃でこの状態なので、下手したらこの日は布団4人で2枚利用だったかも。
ノンアルコールビールで喉を潤し下山開始。

「天狗の庭」に生えている松の木。ものすごく立派な太い木。風雪にさらされて枝が曲がってもなお立ち続ける生命力にただただ畏敬の念を抱きます。

この後、少し雨が降ってきた。あぁ、やばいよ〜。濡れたくないよ〜。
と、ぎりぎりセーフで登山口に帰着。
この後、蓮華温泉ロッジでお風呂に入るべく、車を少しでも近いところに駐車しておこうとロッジ横の駐車場に停めたとたん大雨ざざぶり☔️
傘差してロッジに走り込む。温泉入って汗を流してすっきり。お風呂から上がった頃にはすっかり小降りになってました。

この後、帰宅の途についたわけですが、やっぱりもぉ中年以上老齢以下の2人ですね。バテバテで運転ままならず。どこだかのサービスエリアで深夜過ぎまで爆睡。早朝に大阪に到着したものの、また朝から営業しているファミレス or マクド or 吉牛を探すはめに。どこも朝の6時過ぎに営業しておらず...。走り回って24時間営業の「松屋」を見つけて朝定食をいただきました。
バテバテの上に朝食探してう〜ろうろ。こんなんだったら蓮華温泉に泊まってくればよかった。

温泉 白馬岳蓮華温泉ロッジ 日帰り内湯800円、外湯のみ(外湯めぐり)500円
   両方800円。ボディソープ、リンスインシャンプーあり。ドライヤーなし。
   ロッジですが、ホテルとか民宿というより「山小屋」と理解して利用されたし。