2014年9月5日金曜日

しばらくの間、休みます

もぉ9月ですね。朝晩はやや涼しくなりましたが、昼間はまだまだ蒸し暑かったりしますね。
7月には3年ぶりくらいに沢登りへ行き、8月は山岳会の合宿で剱へ岩登り。事故者の救助に関わったり、とちょい色々とありました。

今までもそないに書き込みしてませんでしたが、しばらく書くの休みます。と、とりあえずけじめで書きたかったのでした。

そいでは。


2014年7月24日木曜日

7月20日(日) 沢登り 比良山系奥ノ深谷

暑い。20日時点で梅雨はまだ明けていなかったが、暑い。真夏まっさかり。
ということで、私自身、4年振りに沢登りに行ってきました。
沢は苦手...なのでなるべく近寄らないようにしております。
一度、10m近く滑り落ちてから、ほんとにちゃぷちゃぷできるところにしか行かないようにしており。

今回は、初めての比良山系、奥ノ深谷。
他の山岳会などの山行記録を見ておりますと、どうやら初心者向けのようで...それでも私にはぴったりのはず!

大阪を朝、出発して9時には入渓できると思っていたら。予想外の湖西道路の渋滞!予定より1時間遅れて車を離れたので、ハズがいつも入渓する神社の横からではなく、トポ図にあるように林道を1時間ほど歩いたところが入渓しました。

天気が心配でしたが、いやぁ、晴れて晴れて気持ちのいいこと!
沢の水は冷たすぎたのでなるべく入らないようにしてましたが、やはり私のこと。一個所、へつりでうまくいかず、どぼん、と浸かってしまい(しかも2回も!)泳ぎが下手なので焦ったのですが、3回目は開き直って、でも、なるべくドボンしないように再度へつりましたが、やはりどぼん、といってしまいそのまま寒かったけど少々泳ぎ突破。

20日以前に雨が降っていたようで初めて行った沢でしたがは水量多めやったと思います。
たくさん出てくる小滝も結構、水圧強く、まともに登ってはたたきのめされる=怖い&危ないので、
無難に楽しみました。

帰りは、鯖街道を通ったらお約束の、鯖寿司を買って帰りました。お店によって味が違うようなので次回はまた、別のお店のを食べてみたいです。き〜んと冷やした日本酒に合うね〜。白ワインでもOKですよ♪

ところで、大手安売り洋服店の吸湿速乾と謳っているスポーツウェアの半袖を、元祖山専門衣類メーカーの長袖Tシャツの上に重ねるという出で立ちで今回行きましたが、やはり駄目ですね。ずぶ濡れになると全く乾かない。ところが、はやり専門メーカーのは、すぐに乾いて水冷えなし!
やはり夏とはいえ、沢に入ると冷えるのでそれなりの衣類を着ていった方がいいと思いました。
...ということで、次回の沢登りに向けて衣類を新調しようかとたくらんでおりまする。

水量が多くて突破は断念 
登れても手前の辺りはホールド全くあらへん〜!
なのでこの後、引き返したのでした

ここは手足を思いっきり伸ばして突破
一瞬、気をゆるめて手の力が抜けたらそのまま
滝のど真ん中にどぼん!緊張したぁ



2014年7月17日木曜日

夏合宿に向けて...

2014年7月15日 百丈岩

暑かった!

今年の夏から合宿に向けて、トレーニングメニューを作りそれに沿って参加予定者、参加希望者がトレーニングメニューのノルマをこなしていく、という体系的な流れになった。いいのか悪いのか。トレニーニングに参加しても、ビレイもできない状態で参加させてもいいのか?ここんところをきっちりしておかないと。
こうなったのも春合宿前にちょっとごたごたがあった結果で。

この日は、ハズと2人で百丈岩という私が人生で生まれて初めて岩登りをした岩場に行った。合宿には参加しないが、練習したいという新人さんも参加して3人で登る。外壁は3回目、しかも過去2回は雨にたたられ初めて晴れた、という新人さん。でも暑すぎましたね〜。本来はこの時期は沢登りに行くかジムで直射日光を避けて壁を登っているかのどちらかなんですが。

登るのはできはるので、昼からは懸垂下降の仕方を習ってもらう。なかなか飲み込みの早い方で充実した1日だった。

さて。この方の他にも新人さんが3〜4人、合宿に向けてトレーニング参加中だがかなりの不安が。とにかく覚えない。難しいのは分かる。が、覚えていない。最低でも3回は岩登りに行っており、必要なことは教えている。が、いまだに、「へ〜!」と初めて知ったというような反応。
中には、何でもスマホで調べる人がいて。いいのだけど、剱の長次郎雪渓への道を昭文社のHPで写して見せて、ここですよね?と。そこなのだが、ふと「この子、ひょっとして紙地図持ってけえへんのちゃう?」「まさか、剱沢までスマホ片手に登山道歩いてくるんちゃうやろか?」と一抹の不安が。

最近の若い子は...なんていう年では、まだなっていないと思うが、なんだろうな。とにかく聞き返さない。質問しない。「アイゼントレします。」て言われてアイゼントレって何?から始まって何を持って行ったらいいのか、何が必要なのか、全く質問しなかったGW前練習。合宿には不参加、練習だけ参加やからその場しのぎでいいと思っているのか...。うぅん、でもそれでいいんか?
まぁ、自分には岩登りは不向き、と思えばフェードアウトしていくんでしょうね。そこは各自の判断なので、ケガなく、事故なく楽しむだけやなぁ。


奥に見える、木に隠れた小さい突起が直前に
登ってきたルートの終了点。
3回目で天気に恵まれて登って嬉しそうだった
新人さん(青いヘルメット)

2014年6月30日月曜日

6月も最終日、その2

6月22日(日) 六甲半縦 かもしかトレーニング

今の山岳会に入るまで知らなかったのですが、「かもしか」というトレーニング方法があります。本番に担ぐ荷物と同等以上の重さの荷物を担いで山を歩くのは歩荷というトレーニングなんですが、かもしかは極力荷を軽くして、休憩時間もそないに取らずにとにかく早歩き状態でたったと山道を歩くトレーニング方法です。

夏の合宿に向けて行ってきました。
最初の1時間は雨が降る中、雨具を着てサウナスーツ着用状態ですごい汗が流れます。濡れるのは一緒なので、50分位で雨具は脱ぎ捨て先を急ぎます。

全身濡れることを予想して簡単に着替えをフルで持って行ってましたが、宝塚まで到着したら、ふきふきシートで拭くだけではきれいにならないと判断、駅前のこぎれいな宝塚温泉に入りました。有馬温泉で有名な「銀の湯」「金の湯」があり、時間がなかったので銀の湯しか入れませんでしたが気持ち良かった〜。さっぱり。やはり汗を流すにはお風呂に限る!

そしてラッキーなことに温泉の下のカフェテリアで生中が1杯限りにつき100円引き!ラッキー!「珉珉」で反省会の予定でしたが、たまらず一杯、会長といただきました♪

「珉珉」では食べて飲んで話に夢中になってたらいつの間にかラストオーダーでした。閉店までいたのは初めて。体動かし,ビールも美味しく、大満足の1日でした。

ちなみにこの日歩いた距離数は約35キロ、歩数5万ちょっと、消費カロリー2000キロカロリーでした。

6月も最終日...

6月も最終日。今年も半分が終わろうとしております。そして本格的に雨の時期に突入です。雨がなくては農作物も花も木も育たないので恵みの雨、日本にはこの季節が必要なのですが、やはり蒸し蒸しする空気は大の苦手でして...。

6月15日(日) 晴れ 姫路 山神社 クライミング
山岳会で山神社にクライミング。比較的登りやすいルートのある岩場ですが、アプローチが遠いのがちょっと辛い。車で行けばいいのですが、帰りに飲めないし。
今回は、びっくり、参加者約10人。すごいなぁ、この山岳会は。移籍してから1年が経とうとしてますが、参加者の人数の多さにはいつもびっくりします。

今回は新人さんが3人いたので、クライマーの確保の仕方などをおさらいしつつ登ってもらいました。

私は10cと10dのルートをねばってねばってレッドポイントしました。この岩場は初めて行くところなので、オンサイト狙ってたのですがなかなか簡単には登れないですね。ルートの読みが思ったより難しかったり、自分の集中力がちょっと足りなかったり...。

姫路で暑いと思いきや、風がそよそよ、日陰に入ると快適でした。また行きたいですね。
帰りに片付けしてると大きなムカデがザックの影に潜んでおりました。昆虫にも注意が必要です。

新人さんに色々と教えるうちのハズです
先に登る新人さんと見上げる別の新人さん
切磋琢磨してお互いがんばってはります


    

2014年5月24日土曜日

岩登り練習 新人さん

2014年5月23日(金)

平日ですが、道場駅近くの百丈岩に新入会員さんの岩登りレッスンに会長さんと3人で行ってきました。会長さんはそろそろサンデー毎日の身分になるお方ですが私は、まぁ、なんといいますか、アベノミクスの経済効果を受けないような仕事なので、逆に週2日、お暇をいただく身分となり、この金曜は新人さんと都合があったので3人での練習となりました。

先週の日曜も別の2人のレッスンで百丈岩に行ったのですが、暑かった!帰宅後頭痛がひどくなって軽い熱中症になったのか、月曜も1日中辛かった。なのでこの日は曇マークが出ていましたが、多めの水分を持って行きました。

結局、2ルートしか登れませんでしたが、ちょっと余った時間でロープの結び方も学んでいただきました。明日の日曜もまた道場駅付近で練習しますが、さてさて、覚えているかいな?(笑)

やる気のある方が入会していただきこちらも出しゃばり状態でのレッスン開催なのですが充実を感じています。自分のモチベーションも上がります。

明日も暑くなりそうです。山へお出かけの方は熱中症対策をお忘れなく!



2014年5月12日月曜日

2014年春合宿 穂高連峰

予定2014年5月3日(土)〜6日(火)
3日 上高地〜涸沢、4日 涸沢〜白出コル〜北穂、5日 北穂〜大キレット〜槍の肩、
6日 槍ヶ岳往復〜横尾〜上高地

実際2014年5月3日(土)〜4日(日)
3日 上高地〜涸沢、4日 涸沢〜北穂南稜〜北穂〜涸沢〜上高地〜帰阪

涸沢ベースにして北穂高岳から白出のコルへの春の縦走は以前経験しているが、今回は大キレットを越えるということでわくわくどきどき、どうなることやら、予定通り日程を消化できるか、おそらく3日目、槍の肩には届かず中岳の頂上あたりで一泊になるだろうな、と消極的なしかし現実的な予測を立てていた。

しかし、天気には勝てず。直前になって5日の天気が悪い予報が出た。りょうちゃん独自の天気予想でも悪い。半日遅れても早まっても、とにかくこの日が核心日なので天気が崩れるのは計画倒れになる、ということだ。なんとか1日ずれてくれ、と無茶な期待をしながら2日の夜に関西を出発した。

アカンダナの駐車場は午前4時まで閉鎖。車の列に並び仮眠を取る。4時に入庫。この季節になるとこの時間に空が白み始める。始発のバスで上高地へ。横尾までの道は心を無にして重い荷物を背負い歩く。明神岳や前穂高岳の四峰を時々見て気分転換する。
横尾まで雪なし。横尾橋を渡れば雪が出てくるかとおもいきや、本谷橋までもとても少ない、というか雪がない。そして本谷橋を過ぎればトレースばっちし滑ってもどこかに落ちることもないのでアイゼンはもちろん、スパッツも着けずに涸沢まで行った。

昼12時頃に到着。まだテントの数は少ない。今回は山は夏しか歩いたことがないという新入会員を連れているので、行動は二手に分かれるのでテントも2つ。私達の4人用テントで宴会スタート。

ビールも2本目くらいになってほどよく酔いが回ってきた頃...。ぐらぐらと地面が揺れた。15時過ぎだったかと思う。
「!」
顔を見合わせ「地震?地震やな。」えらく揺れた。うわ、どないしょう?でもこれっきり、やんな?と
思っていたがここから半時間くらい強弱つけながら揺れる、揺れる、揺れた!
ひえ〜、こんなに地震って続くもんなの?どっかで地面割れてるんじゃないの?上高地までのバス、通行止めとかなってるんちゃうの?等々考えるがラジオも入らないし携帯もうまく入らないので情報が分からない。一度、が、が、がっと縦揺れもあった。これにはほんとに焦った。

1人がトイレ行きがてら小屋に入って情報収集を試みるもテレビのない場所に入ったようで情報収集失敗。最初の揺れから40分くらい?経ったところで私がお手洗いを兼ねて小屋に入りテレビ(天気チャンネルのみ放送)を見るも天気予報の話ばかりで特に地震のことは言ってない。小屋の人に聞くと、アルバイトの女性は答えてくれようとしたがそこにたたみかけるように男性従業員が「たいしたことない。」との答え。なんだ?情報を出さないようにしてるのか?

とりあえずテントに戻って報告...と南陵方向とザイテンを見て気がついた。雪崩れてる...(ぞ〜!)この季節の雪なのでだら〜っと雪崩れた跡が四方八方に...。テントに入って会長に報告。さすがの会長もひえ〜となっていた。
で、5日の天気のこともあるし、このままだと気持ち悪いので翌日速攻下山しよう、ということになった。が、15分後、うぅん、落ちるものは落ちたし天気は明日はまだ悪くないはずなので、やはりここはちょっと速攻下山はどうかと。なので、明日考えよう、ということになった。
と、ここで17時過ぎくらいだったか。また大きいのが来た。慌てて会長「やはり下りましょう。」全員同意。

ご飯を食べ、寝てる間に揺れたらどうしようか、と思いつつ眠気に勝てず寝てしまった。

翌日。5時起床なのに、4時頃会長が外から「もしもし。あの〜、モノは相談なんですがね。まぁ、これがええ天気なんですわ。なので、ですね、せっかくなので、新人もいることですし北穂の往復だけ空身でして帰りませんか?」
うわ〜、朝の4時に起こされた〜。きっつぅ。とはいえ団体行動。出発予定時間の5時半に間に合うよう用意を済ませた。

雪崩の跡などなんのその。そもそも皆さん、雪崩れた、という事実を理解されているのか北穂へ向かって、奥穂へ向かって登る、登る、登る登山者。

天気は最高。ちょっと時間がかかりすぎたが北穂へ到着。行くはずだった大キレットを見る。雪が残った南岳小屋への道はなんだか夏のそれより長いように感じた。見える限りトレースはなかった。

涸沢まで下りる途中で人助けをする会長と一旦別れて、南陵の途中で休憩しているとまた、が、が、と揺れた。ひえ〜、ここで揺れちゃ、もぉ嫌やぁ。これ続いたら上部から雪だけじゃなくて岩も人も落ちてくるんちゃうの?と不安になる。なので会長を待たずにテントまで下りる。

下りてしまえばこっちのもの、とは思わなかったがこれからテントを撤収して、上高地まで歩き関西まで帰るのか、と思うとこのまま小屋のおでんセットを頼んでもう一泊したくなる。
徳沢の小屋でソフトクリームを食べることを目標&楽しみ、とし歩き出す。

結局関西に帰ったのは日が変わった12時半だった。そして5日は予報通りの雨。昼過ぎには雨足が激しくなることもあったので帰ってきてよかった、と思った。

写真ページはこちらから


2014年春合宿穂高連峰 写真のページ

記録のページはこちらから

横尾山荘 雪なく天気よく夏山みたい

テント場の奥、北穂へ登る南陵の雪崩れ跡 右下の方へ流れて停止

翌日 予報通りいい天気

テン場の周りにはカメラを持った人がたくさんでした
デブリ(雪崩れた雪の堆積)がはっきり分かる

松濤のコルから笠ヶ岳 左奥に白山

前穂の北尾根もくっきり

北穂の頂上から まっ青な空 とてもきれいです

...とは言いつつ、空には光環が。天気下り坂のサイン

16時半頃上高地へ下りました 岳沢方面の写真

2014年4月26日土曜日

2014年4月13日(日) 八ヶ岳 中山尾根 写真ページ


行者小屋から20分位のところ 天気よし!


中山尾根樹林帯〜下部岩壁取付の尾根

下部岩壁1P目終了点へ

2P目終了点からフォローのハズの頭

下部岩壁と上部岩壁の間の雪稜 雪は締まって快適そのもの

上部岩壁最終ピッチ

午前中は赤岳の頂上付近に人が見えていたけれど...
左から赤岳、中岳、阿弥陀岳

違う場所からコールが聞こえるな、と思ったら
大同心稜を登っているパーティが。
写真真ん中のピークの上に人がいます





八ヶ岳 中山尾根

2014年4月13日(日) 曇時々晴

4月の八ヶ岳のバリエーションは初めて。雪の状態、岩の状態などが気になる反面、案外いい状態じゃないかと期待もあった。

7年前に一度登った中山尾根。ハズはまだこのルートを登っていないというびっくり事実。それなのに小同心は登ってるという。まぁ、山ってこんな感じですよね。基本ルートは登る機会がなかったけど、なぜか上級ルートを登ったり、コースを歩いたことはある、みたいな。

さて、12日の夜に大阪を出発。今回は美濃戸まで車で入る予定。林道の凍結が心配。
2時頃、美濃戸口。ここまですっかり雪はなく春になったことを感じる。車をがったんごっとんさせながら美濃戸まで車を進める。途中、何度かお腹をすったものの無事到着。
4時に起床予定が半時間遅れる。
車の外に出るのがどれだけ寒いか、先月の天狗岳山行のことを思い出しながら寒さが怖くて小さい車の中を移動して靴を履いたりの準備をする。

思い切って車の外に出ると、ここもすっかり春だった。普通に寒いという感じ。大阪の冷え込み度よりも軽い。予定より1時間ほど遅れて出発する。
登山道の雪は結構残っていた。阿弥陀の北西稜の取付近くになると真冬ルートから外れて南沢の真ん中をトレースが走る。

8時に行者小屋到着。遅くなった時のことを考えて先にテントを張る。しかしすごい数のテント。連休でもないのに、やはり八ヶ岳は人気だ。

10時 中山尾根樹林帯終了。装備を身につけて下部岩壁取付まで行く。先行パーティが2組おり渋滞を心配したが、経験者の人達ばかりだったようですいすいすいのすい。自分達のペースで気持ち良く登れた。

1P目は去年、ハズが落ちて私の後頭部を直撃した苦い想い出の場所。慎重に登り始めるも去年とちがって雪もついておらずインナー手袋でカチなどもつかめて快適そのもの。
2P目、雪が付いていないところは岩がもろく慎重に登る。立木でビレイ。
3Pからは雪稜歩き。50mをいっぱい伸ばして2ピッチ+20m1ピッチで上部岩壁取付へ。
ここで先行パーティが見えていて動かないので5分強待つ。すると後ろから若者2人パーティが来た。
私達が右ルートで待機してるので左ルートを登った。
私がこのピッチ、リードする順番だったが核心部分でもあるここは、私はこのルートは2回目なのでハズに交代。フォローの際、核心部分でぐいぐいロープを引っ張られある意味苦しい登りだった。
このピッチの後は、50mほぼいっぱい伸ばして最終ピッチの直下まで登る。振り返ると中山尾根の樹林帯から登ってきたここまでのラインがよく見える。
最終ピッチは、ハズがリードしてちょっとかぶった部分を乗っ越して終了。
最後は登山道まで一応ロープを付けて歩く。

この後、休憩を取り行者小屋まで下りる。
下りたらびっくり。あれだけあったテントがすべて消えていた。私達のテントと単独者の人のテントが2つ、ぽつりと残っていただけ。
先ほどの、後から追いついた若者2人は関東の人らしく、この日は日帰り山行だと話をしていたらしい。
私達が下りてきたら単独登山者がテントから半身を出した状態で、おそらく1人でとても寂しかったのだろう。ものすごい笑顔で挨拶をしてくれた。私も経験あるから彼の気持ち、分かるのだが...。
ふと時計を見ると15時。
足が痛いが日は随分長くなったので、ゆっくり下りても2時間。17時から17時半。車まで戻れればあとは問題ない。
「なぁ、下りよか?」とハズに提案。なんて言うかなぁ、山で一泊したい、っていうかなぁ?
「ん?あ、ん?そうか。そうやな。下りよう。」
「下りてさ、大阪まで帰るのはしんどいけど、諏訪市内で安いホテル見つけて美味しいもん食べへん?飲んで。」
「お、そうやな。そうしよ!」
すんなり同意してもらえ喜ぶ私。ということで普通なら面倒だと思う、一度設営したテントの片付けをしパッキングをして下山開始。単独の人には申し訳ないなぁ、と思いつつ。

諏訪市内のルートインホテルで部屋が空いてたので予約。1時間後に到着。汗を流した後はぶらぶらとして関東方面のチェーン店であろう、関西では見かけない居酒屋さんを見つけておいしいお魚をいただき満足の山行を終了したのでした。

写真はこちらのページ

2014年3月30日日曜日

スキー 2013〜2014年シーズン

先シーズンからスキーデビューしました。学生の頃の怖かった体験があり、それ以来やることも興味もなく、この歳まで来ましたがハズがスキーをするというので、先シーズン、1回だけ白馬に行きました。
白馬を選んだ理由はハズの知り合いの民宿を経営しているおじさんとおばさんがいるということで、久しぶりの訪問を兼ねてでした。この時は「さのさかスキー場」へ。ほぼ初体験状態で、どうせすぐにこけて体は筋肉痛で面白くないんやろう、と思っていたらなぜか初日、数時間ですいすいと滑れるように!登山で培った体力も役に立ちました。

で、今シーズンは雪山よりはスキーがしたい!ということでスキー三昧。白馬のさのさか(おじさんとおばさんの民宿が近いので)はもちろん、岐阜の白鳥スキー場、白馬は鹿島槍スキー場、栂池スキー場、そして最後はレベルが高すぎた八方尾根スキー場!で大満足の今シーズンを終えるはずが...。

2014年3月24日
レベルが私には高すぎた八方尾根スキー場の「リーゼンスラローム」コースを滑りに上がったところ、思った以上に傾斜が強く、怖くて滑り出せない。ハズはコブありのコースを滑りに行くといってここで別れる。1本目なので一緒にとりあえず滑ってもらえばよかった...。恐る恐る滑り出すと、すぐそこにあったコブに乗っかってしまい(滑り出す前はそこに行ったらあかん!と思っていたのに)、すって〜ん、と板が外れてこける。ちょっと半泣き。怖いけど上がれない=戻れない。ここまで来た以上は滑らなくては戻れないと気を取り直して最初の斜面を無事下りた。

ほっとしたのもつかの間。次の斜面もまた怖く。でも、とりあえずここを下りて兎平まで行けばなんとかなるかも、と思いそ〜っと滑り始めるも真ん中あたりで転んだ瞬間、頭が下の背中向き(雪上訓練の滑落停止体勢では一番怖い体勢)で転んでしまった。「あ!」と思って抵抗したのがあかんかったようで、右足から板が外れると同時に左足を膝の辺りでぐねっといってしまいものすごい激痛が...。

一瞬、骨が折れたか(人生で骨折経験無しなのでその痛み自体が分からん)、筋が切れたか、かなり不安でそ〜っと立ち上がると痛いながらも立ち上がれた。これやったら骨とかは大丈夫やろうとということでなんとか兎平まで滑っていったものの痛い。ハズはすでに下まで滑り下りて合流場所で待ってはず。

メールを送って少し待ってると電話がかかってきた。かくかくしかじかで、と説明をし上がってきてもらい合流。この後、一旦ケーブルカーで下りて湿布を買いに行く(ケーブルカーがあってよかった!)。再度スキー場にもどり、兎平まで上がり昼食を取る(昼食代を含めたクーポンを利用してリフト代を購入していたので)。その後は、1人兎平のレストランでたまに昼寝をしながらハズが帰ってくるのを待った。

最後の最後に怪我してしまったなぁ。
帰ってから不安だったので整形外科に行くと「外側側副靱帯」をすこ〜し傷つけてしまったのだろう、ということでシップを貼って包帯で固定しておけば3週間ほど山歩きもできるようになるでしょう、とのことでした。この先生が面白い方で、先生はゴルフで右足の内側の靱帯を傷つけてしまったことがあるらしく、「僕もね、コーチが膝を内側に入れろ,入れろ、と言うもんだから入れてたら右足をやられてしまった。」とおっしゃっていた。少し世間話をして1週間後にまた来てね、ということで診察終了。

1週間ほど経ちだいぶ痛みも引いてきましたが、GW山行を約1ヶ月後に控えてランニングができないのが辛いなぁ〜。早く治りますよ〜に!


消費税アップ前の駆け込み(?)消費で
買ってもらったスキー板。慣れるのに
1日じゃ無理だった。来シーズンは
初級コースでもっと足慣らしをしてから
レベルアップを目指そう!














八方尾根の一番上まで行ったハズに撮ってきてもらった写真。
八方池山荘近くではたくさんの雪山ハイカー(こんな言葉あるのか?)が。
この頃私はレストランでうとうと昼寝中。
天気も良くて暖かくてほんまええ日やったのになぁ、残念。









こちらは白馬三山
青空に映える雪山
きれいですな〜
そろそろ山を始めて10年になりますが実は白馬三山はまだ登ったことがない私です
登るならやはり白馬主稜狙いでしょうか?



あんずの花


先週、クライミングジムの大家さんにいただいたあんずの花が咲きました。先週末は暖かかったので週明けにちらほら咲き始めて、週半ばには満開になりました。
あと少しつぼみがありますが、早く咲いたものは散り始めています。
家の近所の桜も、日当たりがいい木は満開。日当たりがやや悪いところは1本あたり20%程が咲いてる状態でした。来週、お花見しようかと思てますが、それまで持ってくれるかなぁ?

2014年3月22日土曜日

Spring has come!

去年の5月から週一で通ってるクライミングジムで、つぼみを付けた枝が手洗い場のところで水にさしてあるのを発見。一輪だけ咲いてたのですが、太い枝についた模様は桜のよう。でも咲いてる花は梅のよう。先週行った大阪城の梅林ではほとんどの花が散っていた状態なので、この蕾がまだ堅い花は梅だろうか?と不思議に思いつつ、相方の「梅でしょう。」という自信たっぷりの言葉に一応納得。

ジムの社長がいらっしゃったので聞くと、ジムの建物の大家さんが近所で畑をしていてそこからもらったとか。で、花の種類は「あんず」でした。
へぇ、あんずの花って桃のようなかわいらしいピンク色なんだ、と驚き。そしたら、今、ちょうどレモンがなっていると。1個から安くで分けてもらえ、新鮮なのでそのまま皮ごとかじるとあまずっぱくて美味しいよ、と社長さん。大家さん、まだ畑にいてはるかも、ということで帰りに畑をのぞいてみました。ネーブルとはっさくも売ってたみたいやけど、ネーブルは完売、という札が。レモンを3個だけなんですが、というと快くはいはい、と言って木から取ってくれはりました。レモンの木ってトゲがあるんですよ。初めて知った。大きさが不揃いなので、とひとつおまけしてくれはりました。レモンって今の時期に旬を迎えるんですね〜。
写メを撮らせてもらっていたら杏の花、どうですか?って言って枝を切ってくださいました。相方は電車で帰るので、と遠慮したので私が2本、頂いて帰ってきました。
一輪挿しにさしてさっそく居間に飾りました。まだまだ蕾が堅いけれど、この週末以降、どんどん暖かくなるようなので来週早々咲くかな?楽しみです。

梅、桜、桃もいいけど初めてタイプのspring has come!を感じた1日でした。

これが杏の花です。
ちょっとピンぼけしてる...
レモンの木です


木から切ってもらった直後は
あまずっぱい香りがしました


2014年3月15日土曜日

天狗岳(2646m 八ヶ岳)

2014年3月9日(日)〜10日(月) 

ファミリー山行で天狗岳に行ってきた。父ちゃんは以前、東天狗だけ登っているが西天狗も今回は登ることとした。

前日、土曜日、やや遅い時間に関西を出発。渋御殿湯の駐車場に車を停めて仮眠。知る人ぞ知る名物おかみにどやされる。駐車場に関しては、色々と言いたいことがあるがここでは止めておく。

天気、快晴。気持ちいい。しかし八ヶ岳。さすがの冷え込み。覚悟してた気温より寒く、でも予想通りの冷たさ。今回は小屋泊まりなので荷物は少ないが、下調べをよくしてなかったので一応ハーネス、補助ロープを持って行ったが使わずザックの肥やしで済んだ。

2時間半ほどで小屋に到着。予想を超えた人出。びっくり。テントもたくさん張ってあって山岳会らしき人達がビーコンの使い方の練習などをしていた。頂上の方を見ると、すごい人が列をなして登っている。でも今日は日曜。今夜は泊まる人は少ない、かな。

天気がいいので、寝不足でちょっとしんどかったがこの日のうちに頂上へ登ることにする。時間もまだ早いしね。

ちょっとふらふらするがまず東天狗を目指す。頂上直下、少し岩々してるけど、特に問題なく。ただ風が少々吹いてきて寒くなる。小屋を出発して1時間ほどで登頂。次に西天狗に向かう。きれいな曲線を描いたコルを少し下がって登り返し。雪は締まって歩きやすい。20分ほどで西天狗頂上。

15分ほどいて景色を堪能し小屋に戻る。東天狗下の斜面をトラバースルートし、時間がかかるルートをたどって小屋に戻ることにするが吹きっさらしになってかなり寒い。ぶるぶる。
途中、岩陰で休憩するが寒すぎる。しかし、この年明けにやっとこさ、ついに購入した「山専」水筒!これはすばらしい。これだけ寒くても暖かいお茶が飲める!しかも前夜に関西で入れたお茶だ。

ここから15分ほどで小屋に到着。あぁ、寒かった。

黒百合ヒュッテ小屋に入って昼ご飯代わりの行動食を食べ、ビールを飲み、たくさん本があるので読みながらうつらうつらし夕方まで時間を過ごす。贅沢なゆっくりした時間。あぁ、幸せ。
17時半に夜ご飯。特に煮物がおいしかった。19時半過ぎには寝た。翌朝6時前までほとんど起きることなく寝続けた。

月曜の天気は曇。しかも前日より風がきついようだ。頂上の展望はないだろう。よかった、昨日登ってて。しかも夜中に雪が降ったらしく15センチほど、吹きだまりのところでは30センチほど積もっていた。ゆっくり準備して下山。9時半頃には駐車場に到着。その後、お風呂に入って、道中見つけた「千年豆腐」という豆腐屋さんで豆腐と厚揚げ、おからクッキーを買って帰阪した。

ちなみにこのお豆腐おいしかった!こういう豆腐はあえてお醤油をかけずにそのままの味を楽しむがいいもんですな。厚揚げも最高でした。おからクッキーはまだ食べていないので今週、会社でのおやつとする予定です。

しかし楽しかった。最近、遠出してないのでほんと楽しかった。やっぱり山はいいなぁ〜。

蓼科山から背後に北アの峰々

後立から白馬方面

東天狗の直下 左の小さい壁が気になる私

向かって右から阿弥陀岳、中岳、赤岳

一晩でこんだけ積もりました



2014年1月16日木曜日

2013〜14年年末年始合宿山行 その2

前穂高岳北尾根
2013年12月31日(火) 大晦日

さて、前夜はえらい風の中、眠りにつきましたが朝起きると気持ち悪いくらい風が収まり静か。時折、強い風がふくものの、前日よりははるかに穏やか。
明るくなってからの行動、ということで6時過ぎにはご飯を食べ終わり頂上を目指す準備をする。

少し前にテントを出ると、ちらほらと雪が舞っていたが視界もありこれなら行けるかな、という感じだったのが...
6時半頃、少し空が明るくなって来る頃。もう一度テントの外に出てみると吹雪。先ほどより雪の量は増え、南からの風が強く視界も悪くなっていた。

これじゃあかんわ、ということで一度みなテントに引っ込む。急にお腹が空いてくる。ぽりぽり行動食を食べ始める。今年もここまで。3度目の挑戦でまだ一度も頂上を踏んでいない。8時頃、風がさらに強くなったところをみな、気合いを入れ直して撤収すべくテントの外に出る。前日ほどではないが風がきつい。と、1人、また1人と人が登ってきた。合計4人の男性。ヘルメットに貼ったステッカーによると横浜の名のある山岳会の人達だった。
こちらがテントを撤収している間、小一時間、寒い中、待っている。私達もどなたかのテン場跡を使わせていただいた。この人達も使うつもりだろう。そらそうだ。この寒い中、わざわざテン場を整地するような余裕はない。

撤収終わったので下山開始。が、横浜の人達が登ってきたトレースはすでに消えている。視界の悪い中、ところどころに立てた竹竿赤布を頼りに下る。傾斜のあるところでは股下までのラッセル。前日登ってきたところなのに全く違う場所を下っているような感覚になる。
途中、一個所だけ懸垂下降をして、そこから少し迷ってしまったが大きなロスなく下山を続けた。

振り返ると先ほどの4人も下山をしてきた。翌日、元日の天気予報はよくないので結局、下りることに決めたのだろう。おそらく2日もよくないだろう。2日まで粘っても予備日切れとなるので下りたのだ。

時々4人と抜きつ抜かれつして下山を続ける。夏道のパノラマ道と交差する場所に近くなると薄日が差してきた。徳沢方面もうっすらと見えるようになる。やはり下界は天気は悪くないか。残念。

13時過ぎに新村橋に到着。アイゼンなど外して一服する。ここで2人、徳沢から橋を渡って来、入山して行った。明日は天気が悪いのに。行くとしたらこの方向だと北尾根だけだが。
さて、この後、どうしようか、話合う。会長は高山の酒蔵巡りを兼ねた一泊をしたかったようだが、時間を計算しているとこの時間から下りて、なんだかんだしてても高山に到着するのは19時を過ぎるだろう、ということで断念。私が徳沢の小屋までお使いに行きますよ、ということで徳沢にもう一泊することに。

2日前と同じ整地された場所にテントを張り、翌日の釜トンからのタクシーの予約をするために小屋に行く。コーヒーをいただきながら電話をかけ(公衆電話は12年に撤去。小屋の方に頼んでコレクトコールのみ可能。携帯、圏外)ストーブのある屋内でのんびりする。あんまり長居してると悪いので意を決して、お酒を購入しテントに戻って行動食の残りを出し合って宴会開始。

夜ご飯は私の担当で、シチューパスタ。暖まる〜、と好評でした。よかった。

寝る頃から風が強くなり始めた。木ががさがさと音を出し始めかなりの強風がすぐ上を吹いている様子。ひゃぁ、この様子やと前日よりも風がきついぞ〜。よかった、早々に下りてきてて。

翌日は、予想以上の雪と風。徳沢から明神、上高地、大正池の横を通って釜トンまで、まぁ、多少の風と雪の中を歩くくらいだろうと思っていたらとんでもなかった。結構激しかったです。そんな中、ハイキングの団体やら女の子2人を連れたお父さんやら見かけたがあの天候では辛かっただろーなー。

ということで、日程は予定通り、冬合宿を終えたのでした。しかし次回もまた行くとなればどーしよーかなー。八峰の登りはほんまにしんどいしなー。かといって不参加した時に限って天気がよくなって頂上に届いた、とかって聞いたら悔しいしなぁ。
まぁあとまだ1年あるのでゆっくり考えるとするか。

2014年1月6日月曜日

2013〜14年年末年始合宿山行

前穂高岳北尾根
2013年12月29日(日)〜2014年1月1日(水)

現在の山岳会に移籍して初めての冬山山行。前穂北尾根は去年も挑戦されたが天候悪く、八峰までも届かなかったらしい。さて今回は...。

28日の土曜夜に関西を出発。関ヶ原の辺りでえらい雪に遭い多少ののろのろ運転をしたものの特にひどい渋滞などに遭わず、日をまたいだ29日早朝に平湯温泉バスセンターに到着。仮眠をとらせていただいたがコンクリートの待合室は冷え込みがひどく震えながら寝た。
釜トンまで移動するタクシーを待つ間駐車場で振り返ると笠ヶ岳が見えた。稜線は風がきつそう。

この日の天気予報はあまりよくなかったのですが、私個人の予報では西高東低の冬型の気圧配置ではあったが、上高地、松本市辺りはぎりぎり西高東低のいい方、すなわち西日本の天気=冬晴れになるだろうと予測してたらあたった。

釜トンを歩くのは初めて。初めてのことに心躍ったがあまりの暗さに少々びびる。会長が明るい、明るい、大丈夫、というのでヘッドランプを出さなかったら全然明るくなくて...。

釜トンを抜けて上高地まで歩くのも初めて。大きなカメラを持ったシニアの写真家の姿が目立つ。途中、大正池ホテルで会長にコーヒーをごちそうになる。これが恒例らしい。暖かくて出たくなくなる。

うぅん、きれいだ。大正池、岳沢から穂高の峰々。絵になるなぁ。人を引きつけてやまないと納得の風景。しかし、やはり寒い。
トレースがばっちりついた林道を上高地目指して歩く。
上高地で当日午前3時賞味期限のおにぎりを拾った会長。すでに凍り始めていましたが、うぅん、おいしいと言って食べていた。面白い会長。

この日は徳沢まで。お酒は持ってこなかったが、小屋が営業しているのをいいことにおつかいに走る私。ちょっとした酒盛りをしてハズが担いできたお鍋をいただく。重いのに生野菜をかついで入山するハズ。ただただ脱帽。

ラジオが入らないので天気予報が分からず。携帯も圏外だった。

12月30日(月)
3時に起床。徳沢を5時に出発する。もちろんまだまだ真っ暗なのでヘッドランプを点けての歩行。堰堤まで黙々と歩く。うっすらと空が白じんできた。
目指す慶応尾根の方向を見ると稜線を朝日が染めている。写真を撮ったがピンぼけだったのでご容赦を。しかしきれいだった。

夜がすっかり明け、さて、ラッセル開始。慶応尾根の末端辺りから藪の少ないラインを狙って私が先頭でラッセル開始。藪が少ないラインを引いたがやはりザックに取り付けたアイゼンなんかがひっかかって時々手間取るが抜けた時に会長に「ナイスラッセル!」と褒めていただいた。

ここから延々、慶応尾根の尾根を忠実に4人で10分交代でラッセルをする。1時間半ほどがんばったころ、トレースを見つけ素直に喜ぶ4人。しかし、それでも時々はまったりラッセルしたり、となかなか速度が上がらない。この日のタイムリミット15時半。それまでに前回のテン場を越え八峰に届くか?必死のトレースたどり時々ラッセルが続く。
天気はすこぶる良い。

12時を過ぎたあたりが標高が上がったせいもあって風が出始め曇りがちになる。先の見えないラッセルに少々焦り出す私。

そしてなんとか14時過ぎに八峰に到着することができたがこの時点ですごい暴風が涸沢方面、すなわち北東方面から吹きつける。そりゃもぉどんだけ強いのなんのって。テントにしがみついて持ってないと飛ばされること絶対。一瞬にして飛んで行ってしまうので必死になってテントをつかみペグを埋めたり、張り綱を付け替えたりと設営する。

最後には雪まみれ状態でみなテントに転がり込んだ。しかしそんな暴風の中でも会長は立派なトイレを設営してくれた。トイレを設営してくれる会長って初めてだ。

時折、ひしゃげるほど風に押されるテントの中で夕ご飯をいただいた。鴨肉が登場し私のテンションが上がる。鴨肉、おいしいなぁ。
尾根の上なのでラジオが入った。天気予報はよくない。元日の日は特によくなさそうだ。
翌日31日はアタックの日。状況を見てアタックするかどうか考えるということでとりあえず強風の中、風下に集まって寝た。

〜続きはまたね〜