2020年7月29日水曜日

昔日山行話 その2

前回に続いて昔の山行話です。 

今回は、2002年8月30日、北アルプス唐松岳。

会社の人に誘われてついて行った山行でした。しかも初めての北アルプス。誘ってくれたAさんとどこをどうして山登りの話になったのか全くもって記憶がないのですが、とにかく誘われ行くことになりました。

金曜の夜に出発して現地へ到着して…仮眠したのかな?ゴンドラに乗り八方尾根へ。
天気は悪かったようです。父ちゃんのお古の雨具を着て登ったようです。泊まりは唐松岳頂上山荘。

この山行の思い出が2つ。

到着後、談話室で飲み会を始めたのですが、少し離れたテーブルに一組の夫婦がいました。おそらく、旦那さんが山好きで奥さんより経験者。その旦那さんがラーメンを作っていたんですが、山で調理するのって、家で調理するのとちょっと手順が違ったりする方が効率よくできたりするものです(今だから言える)。それなのに奥さんが、「そんな風にしたらだめよ」「なにやってるのよ~」等々横槍を入れ始めた。 親切心から言ってたようですが、明らかに旦那さんはだんだん不機嫌に。
こういう時は、黙って見てて出来上がったら「ありがとう!」、「おいしい」と ー たとえ麺が固すぎても、逆にのびててもー 言えば楽しい時間が過ごせるのに。せっかくの2人の時間なのになぁ、と2人のこの後が心配になったのを覚えています。

2つ目の思い出は、小屋に一泊、ということでお風呂もないので着替えをしなくては、と思い下着の着替えを持って行きました。トイレで着替えた後のことです。何を考えていたものか、脱いだ下着をたたんで持って出るはずが、トイレットペーパーのホルダーの上に置きっぱなしにして=忘れて帰ったんです。
しかも忘れたと気づいたのが数ヶ月後!まさかに小屋に問い合わせる訳にもいかず(モノがモノだけに…)そのままに…。
もちろん一緒に行った人たちに言えるわけもなく。
それより小屋の人が困っただろーなー、と。18年前に(覚えてるかいっ!)トイレに下着を忘れたのは私でした。ご面倒おかけしました。

八方尾根の扇雪渓 登山靴だけで滑って遊ぶ一緒に行ったBさん

白馬岳方面。当時、何がなんの山か分からず撮影していた

ガスの間から見えた剱岳。この山の名前だけは覚えていて、
見た瞬間に「あの山に次は登りたい!」と言っていた


2020年7月26日日曜日

昔日山行話

昔の山行話でも書きつづろうかと思い立つ。
山に行き始めたのは、母親が亡くなって少ししてから。
当初は歩いて山に登るなんてしんどいと思っていましたが、色んな映画を見ても仲のよい同僚とご飯を食べに行ってなんとなくの話をしても、レンタルビデオで英語力の保持と楽しむのを目的にドラマを借りて見てもなんか面白くない日々でした。で、父親の行く山について行ってみようかと。

iMacの「写真」アプリに残っている最古の山行写真は次のもの。日付は2002年6月21日。山の名前が書いておらず、アルバムタイトルは「どっかの山」。奈良県吉野方面の山ということは確かで、父親に「ちょっと見に行きたい滝がある」と誘われた記憶がある。

登山口に「遭難多発。家族のために無事に帰宅を」みたいなことを書いた看板が立ててあって、遭難ってこんなところでも発生するんやぁ、と思ったことを覚えている。もっと高い山とか雪山とかそういうところで発生するのが遭難と思っていたから。

どこをどう歩いたか記憶なく、この滝の前で座って笑う自分の写真がある。この写真は私が写ってないもの。

まったくもってどこのなんという滝か...。
この後、下山するのかと思いきや、父親が滝の上に行くと言い出して、藪漕ぎ道に初心者同然の私を連れて行った。背の高さほどある薮が茂っていて、それをかきわけてやっとこさうっすらした踏み跡が見えるような滝横の斜面を登っていく。だいぶ後で知った言葉だが、これは沢登りでいうところの「滝の高巻き」ではなかったか!「なによこれ、ひどい!」「こんな道歩かせるなんて!」「もぉ嫌や!」などと文句を言いながら登り落ち口へ着いた。
落ち口の水たまりにおたまじゃくしが。田んぼにしかおたまじゃくしはいないと思っていたのでこれは新たな発見だったが、この小さい生き物が、ホールドと思ってつかもうとしたら動き出す小岩のような大きなカエルに成長することをこの時は知るよしもなかった。

落ち口から戻るときに気づいたのがヤマツツジだった。ツツジといえば、子供の頃、父親が趣味でやっていた盆栽のツツジやサツキしか知らなかったので、こんな垂直の壁、しかも水がゴーゴー落ちている滝のそばに自生していることに感心したものだった。

帰る際に少し離れたところから振り返って撮影してみた。そしてここから下山して帰宅した記憶はまったく、といっていいほどなし!
ここから私の山生活が始まった、といえばかっこいいが、この山行ではそこまでのめり込むことはなかった。

2020年7月25日土曜日

庭のカマキリ

次にきゅうりが採れるのはいつだろう?とぼけ〜っと庭を見ていたら...
カラスよけネットときゅうりの葉で完全保護色となったカマキリを見つけた

ズームすると...。まだ大人より少し若い感じ...高校〜大学生くらい?のカマキリがぴん!と腰を曲げていました。

先日の剣尾山の時に見た小さい=若い青ガエルもそうでしたが、昆虫も若いと体の色がはっきりくっきり鮮やかきれい、なんですね。ちょっとうらやましい今日この頃です。

2020年7月24日金曜日

夏の風物詩 うちのひまわり

今年はあさがおではなくひまわりを植えただんなさん。
北側の花壇なので、他の場所より咲くのが少し遅かったですが、元気に伸びて咲いてくれました。私が楽しみなのは、種です。種を取って炒って塩をまぶしておつまみにしたいと思ってます。

数週間前、大雨が降った際の風で折れそうになったのも
紐で固定したら枯れずにまっすぐになってくれました

子供の手のひらくらいの大きさだけどがんばって咲きました

2020年7月22日水曜日

剣尾山(784m)〜横尾山(784m)

山行日 2020年7月21日(火)

古いハイキングシューズの仕事納め、ということで北摂にある剣尾山へハイキング。
車で行けるのでこの暑い季節、汗をかいても家に直帰できるので気楽に行ける。

今回で3回目か4回目。登山口脇に路駐しようと進むと、以前はなかった「路肩に駐車はやめてください」「駐車禁止」の看板が。近くの能勢温泉手前の駐車場は、この時期有料でまぁまぁ高かったが、マイカーで作業車通行などの迷惑になってはいけないので、有料駐車場へ行く...が、いつからか不明だが、年中無料で駐車できるようになっていた。ラッキー!駐車場情報をもう1つ言うと、登山口手前、右側にある「能勢町漁業協同組合」の駐車場も1回100円で利用可。



登山口手前にあるキャンプ場には火曜の朝なのにキャンパーの人が朝食を食べてくつろいでいた。

久しぶりの歩きなので、私の息が上がる。こんなことじゃぁいかんなぁ、と思いつつ頭の中で久しぶりだしとか、暑いしとか言い訳をしながら歩を進める。

胎内くぐりのルートは、道が消えていてくぐらず登山道に飛び出て強制終了。ま、いいか。平坦になったり登りになったりする道を進むと六地蔵さんがいる場所に着く。日が陰ると少し涼しいけど、日が照るとすでに梅雨明けしたかのように暑い。


お地蔵様のいるところからさらに進むと、大昔、行者が宿泊したといわれている宿坊跡などが発掘された場所へ着く。「月峰寺本堂跡」に初めて足を踏み入れた。

今も残る本堂の柱跡。なかなか立派な柱跡で、建物の大きさを想像するとこの山の中に立派なお堂が建てられていたんだな、と当時の信仰心のパワーを感じる。
他に宿坊が10棟ほど建てられていたと近くの説明板にあった。

あちち、あちち、と言いながら本堂跡から10分ほどで頂上到着。この日一番乗りはもう1組の夫婦。頂上には大きな岩がゴロゴロしているので、座りやすい岩を見つけて腰をおろす。アブやらブヨやらが攻撃をしかけてくるので、ぼーっともしてられない状態。

頂上に自生している栗の木についていた小さい実をハズが発見!足元には野いちごも。


ここからの道は、古いガイドブックによると笹薮で進むのがちょっと大変、のように書かれていたので覚悟していたが、とてもきれいに整備されていて歩きやすかった。

こんな道を歩いて横尾山到着。見過ごしてしまうほどの山頂だと書いてあったので、注意して進むとちゃんと目立つ大きな看板がおいてあった。

横尾山から能勢の郷まであとはずんずん下る。途中そびえ立つ鉄塔の上には、ほんまにまだ梅雨明けしてないの?と疑いたくなるような夏のような空が広がる。

12時過ぎに登山口に到着。この日、能勢温泉は休館日だったので温泉には入れず。やはり汗をかいたらお風呂で流したいものだ。ふきふきシートで汗をふいてさっぱりするだけで我慢。
お昼ご飯は、ここから5分ほど南へ行ったところにある「道の駅 能勢」の横にある「焼処 牛福」でぜいたくランチ。ハズは焼肉定食、私はヒレカツ定食。ノンアルコールビールで喉をうるおす。ぷはぁ〜。
どちらも美味しくボリュームもあって大満足。ごちそうさまでした!

2020年7月6日月曜日

ニューシューズ履き慣らし

2020年7月5日(日)

先日購入した靴を履いて歩いてみたい、と実家の父ちゃんに「泥の少ない山道のある山に行きたい」とリクエストを出したのですが、梅雨のこの時期にそんな都合のいい山があるわけもなく...。父ちゃんがひねり出してくれたアイデアが奈良県は明日香村にあるキトラ古墳周辺の散歩道を歩くというもの。舗装されているので新しい靴が汚れることもないよ、というので行ってきました。

昼前に雨が止み、夕方前から再度雨が降り出すという予報だったので、ちょっと急ぎ気味にで行きました。長めのルート「青龍コース」を歩きます。コースの名前はキトラ古墳で見つかった壁画にあやかって名付けられています。

雨がいつ降るのか心配していましたが、そんな心配は無用だった。逆に暑いくらいの天気だった。買った天然水をごくごく飲みながら歩きます。




てくてく歩いていると、キトラ古墳の前に来ました。ここに来るのは初めてです。奈良には古墳がたくさんありますが、石碑が建っていないと正直そのまま素通りしてしまいそうです。綺麗に手入れされていますが、されていなかったらほんとに分からない。よく見つけたなぁ、と思います。
全体の模型が古墳の前にありました。銀色ということもあり、ちょっと宇宙を想像してしまいます。しかし、古墳といえば前方後円墳、と社会の授業で習いましたがその後、様々な形の古墳が見つかっているようで、自分の知識が古い、というわけではないですが大人になってからも新聞などで勉強することは大切だ、と思います。
この形の古墳は本当に珍しいと思います。

隣に資料館があります。入館料は無料です。とてもきれいな資料館で驚きました。
展示室は地下から始まります。内部で見つかった壁画などの説明がされていました。展示室内は、古墳内部を体験できるような工夫がされていました。
頭にハンカチを乗せた父ちゃんです。天井には、石室の天井に描かれていたものをと同じ天体図が描かれています。
誰のお墓が分かっていないようですが、この地には昔、朝鮮半島や中国大陸から渡来した人たちが集落を作って暮らしていたようです。私個人の意見ですが、天体をよく知る知識人で、時の権力者や豪族などに、星の動きを元にした占いのような助言をしていた位の高い人のお墓ではないかと推測しました。

資料館を出た後は、資料館の上に位置する展望台へ登りました。本当にかんかん照りで暑かったです。
展望台から北へ目をやると畝傍山が見えました(↑)左のほうには耳成山。香具山は位置的に見えませんでした。大和三山です。

父ちゃんと旦那さんは案内板を見てました(↑)奥に見える山が葛城山です。

この後、車に戻る途中、大きなトンビが飛んでるなぁ、と話ながら歩いていたのですが、父ちゃん曰く、どうもトンビではないぞ、と。確かに大きいです。オオタカではないかなぁ?ということでした、鳥にはうといので分からないです。
これがその鳥なんですが、悠々と飛んでいたかと思うと遊歩道に着陸してなにやらついばんでました。とにかく羽を広げた全長が大きかったです。

半時間ほどの歩きでしたが、新しい靴は履きごこちがよく合格!今年度は連休がないので、遠くに行くことはないですが、来年以降のため、日帰りでもあちこち歩きに行って体力とモチベーションを保とうと思います。



2020年7月1日水曜日

ニューシューズとストック

底が減って滑りやすくなったのでそろそろトレッキングシューズを買わなくては、ということで、町へショッピングへ。

大阪周辺は、登山道具屋さんが数件あり選択肢が広いのでありがたい。モンベル→好日→石井→ロッジと動線を考えて回る。

石井でトレッキングシューズを購入。
こちら旦那さんが購入のトレッキングシューズ。サロモンの製品です。

こちらは私が購入したもの。こちらもサロモンの製品です。足幅が「はじめ人間ギャートルズ」の登場人物ばりに幅広甲高なもんで、男性用シューズです。
女性用シューズの幅広タイプも試着しましたが小さかった。というか、履けないことはなかったのですがこちらの靴の方が足が靴の中で伸び伸びできたもので...。まぁ女性用シューズが合わない、なんていつものことなのでいいんですがね。でもやっぱりデザインを考えると...ねぇ。

こちらはストック。旦那さんも私もストックあった方がいいよね〜というお年頃。特にアルパインのアプローチで使うのを想定。クライミング中はザックの中になおして(しまって)おきたいので、短く収納できるタイプを購入。1ペアを2人で1本づつ使う(汗)。冬は、だんなさんがこちらを使い、私は古いのを使う予定。まぁ、色々とシーンを想定して最低限の出費で済むよう考えた結果。

今年度は大型連休以外の連休は皆無という出勤体制になってしまった旦那さん。泊まりの山には行けないですが、体力キープのためニューシューズで近郊の山に歩きに行きたいと思っております。

話は逸れますが、他府県への移動自粛解除になって10日ほど経ったお出かけでした。大阪駅周辺はそこそこの人出がありましたが、海外からの観光客がいないので以前に比べるとやはり少ないなぁという印象。

ランチを食べるのにラーメン屋さんに入りましたが、3密を避けるためか全座席の3割くらいで稼働していました。食べ終わってお客さんが出ると、その都度アルコールスプレーでテーブルなどを拭くという作業をされていました。大変です。そして、店内は空いているけど入れない、という状況で待ち時間が長くなります。よって、ほんとにお腹ぺこぺこになるまで待たずにお腹の具合に余裕がある状態でお店を探して待つ、というくらいでいいかも。これも新しい生活様式ってやつですね。