2011年9月28日水曜日

この時期に4連休...

7月から9月いっぱいまで勤務先の節電対策により土日休みが木金と休みとなってはや3ヶ月。もうすぐ終わる。そして、この9月の最後の木金と10月最初の土日が続いて、どどんと4連休!降って湧いたような、いや、休みが合う友人がおらず黙々と一人クライミングジムで練習をしてきたご褒美に、ということで、北アに縦走に行くつもりだが...天気がさえない。予報がさえない。どういうことだ。そんなに私は日頃の行いが悪いのか?え!

同居人の親父様の親孝行にと二人で親子登山(ただし親父様は小屋泊まり、私はテント泊)に行こうと3月前から計画してたのに!それでも行き先を決めるまでに二転三転...

まずは栂海新道。山の上から海に到達するルートなんてなんかとっても素敵。わくわくする!...でも、朝日小屋までの富山側の林道が工事の為、歩行者含め車両はもちろん通行止め、ということで今年は前倒しで営業終了...ということで候補から外れた。

次は、しっかり歩きたいので読売新道に照準を合わせた...が。上の水晶小屋が営業が先週末に営業終了!それでは、と往生際悪く、一旦、高天原に下りて片道約半時間の秘湯を楽しもうではないか!と思ったら、ががーん!こちらも29日の泊まりまでだって...(私達は30日に利用したかった)

ど、どうしよう...せっかくの4連休が...行くとこないとはありえない!

と、ならば、唐松白馬間のキレット越えだ!と思ってみたもののあまり白馬に食指が動かず。富山側から入ってみたらどうか!と息巻いたものの、宇奈月トロッコ電車の始発に合わせて長丁場の日程をこなすには、あまりに秋の日は釣瓶落としでかなり無理。

そして決定したのが、扇沢から入り、船窪岳、烏帽子岳、野口五郎岳、湯俣温泉、高瀬ダムに下りてタクシーで扇沢に戻るコース。地味だけど、この辺りの山は行ったことがないので前から一人で行こうかとあたためていたルートでもある。ところが!ここに来て天気予報が芳しくない。

でも、とりあえず行くのだ。下界は雨。でも天気図見ると、ひょっとすると今年初の雪景色に会えるかも、と前向きに考えてる私なのでした。人生前向きにgo!go!












何のお花かな?先日の雪彦のクライミングで見つけた。蘭のようやね、とパートナー。

2011年9月26日月曜日

9月23日 雪彦山

兵庫県の雪彦山に岩登りに行ってきた。10月に甲斐駒ヶ岳の赤蜘蛛ルートに挑戦するのでアブミの練習をするため行ってきた。パートナーはこの夏谷川岳に一緒に行ったどこでも寝れる人だ。

最近は人工登攀ルートのフリー化が進んでいるようだが、私にはそんな器量はないので「友人登路」をアブミで登った。このルートは今年の5月のゴールデンウィーク休みに登ったルート。5月は1Pを私が登ったが今回はパートナーが。で、2P目。ほんとに優しいピッチ(3級くらいだったか)なのに、1つ目と2つ目のハンガーの間が妙に開いている...ふと、ここでもし落ちたら...下のレッジにグランドフォールやん...と思ったが最後、急に怖くなってきてどうしもて2本目のハンガーに進めなくなってしまった。
あかんなぁ...この気の小さいの。不安になるととことん不安が頭の中に広がり気持ちのたて直しができなくなるこの頼りない性格。どうにかしたい...


終了点に小さな赤い実をつけた植物が。緑色とのコントラストがきれいでした。秋だなぁ....

2011年9月18日日曜日

Delicious foods!

剱に行ったのは所属の山岳会の人達ではなくて、他山岳会の方々に誘っていただいたのでした。で、この会の会長さんが1泊2日でわざわざ大阪から室堂、剱沢までビールと贅沢な食料を持ってきてくださったのでした。いやぁ、贅沢でした!
うちの会は、軽量化という名の下、生野菜やチルドまたは真空で売ってる肉類などは山に持ってこないのですが、この会の方々はまぁ、贅沢!生野菜あり、チルドのチンジャオロースとか酢豚あり、など私の会では考えられない贅沢さ!
この際、会を移籍しようかな、とちょっと思った私でした。怒られるわぁ。

まずはこちら。合鴨の塊をスライスしてシシトウと炒めました。鴨に味がついているので調味料は必要なかったかと。まぁ、ジュージューといい音がしました。一応シシトウはナイフでぷすぷす穴を開けて爆発を防止しました。









私はビールを3本持って上がりましたが、あるお方は18本、持って上がろうとしておりましたが、350ミリX18本=6.3キロ、ですか?それはなんぼなんでもバテるやろーってことでリーダーの方が半分持って上がりましたが。
どれもキチョーなお酒です。







この日の食担はりょうちゃんこと私。90秒でゆがけるパスタにトマトのカップスープを入れてスープパスタ。粉チーズと乾燥パセリをぱぱっとかければ結構ゴージャスな見栄え。
今回は、たまたま見つけたカゴメの「水で割るだけ!トマト料理の素」というのを使いました。これ、なかなか味にコクが出て皆さんに好評でした。
第一弾はそのままいただき、第二弾はチキンナゲットを投入してボリュームとカロリーを摂取。美味しかったです♪






そして食後のデザートはこのメロン!いやぁ、まさか山でメロンが食べれるとは思っても見なかった。しかも食べ頃ドンピシャ!一切れ多かったので「スカタン」というゲームをして争うも、みな、あっさりと会長に負け、持ってきてくださった会長さんが二切れ召し上がられました。
すいかを1個丸ごと持って上がっていた人もいたみたいで、水場のところで浸かっていたのを見てびっくり。よぉ持ってきたなぁ...。

...ということで、今回の剱では充実した食事内容でした。写真に取り忘れましたがこの次の日の夜は、ラーメンだったのですがこれまたおいしくて。しかも、食担でない「Mr.ビール18」がチルドのチンジャオロースとか酢豚を持って来ててこれまたもぉ、おいしくてたまらん!という贅沢な山生活を堪能したのでした。



2011年9月15日木曜日

剱岳その3

すでに1ヶ月も前なのにまだ書くか...ネタがないのではなくて、勤務業界の節電対策のお陰で木金がお休み、土日が出勤という勤務態勢が続いてるので週末に山に行けないのです。1人でジムで筋トレに励む2日の休みです。
余談ですが、感覚がおかしくて水曜なのに金曜の様な気がして、木曜は家のゴミ収集の日なのに「明日は土曜だわ〜。」とゴミを出す準備を忘れることしばしば。あと2回、木金休みを我慢したら土日休みに戻れる。も少しの辛抱だ。

で、てくてく稜線を上に向かって登って行くとこれまた急峻な岩場が見えてきた。2人登ってますね〜。後でこのお二人と会ったのですが、聞くとこの岩場は「クレオパトラニードル」という呼ぶらしい。その名の通り、ちょっと写ってないけれど、左側の写真が切れてる先はぴん!と尖っておりました。かっこいい。








そして振り返ると北ア南部の槍ヶ岳が見えたのでした(↓)











いやぁ、いい天気ですね〜。
そしてこの写真。八ッ峰の頭で...標高2800mくらいか?...

蝉ですわ〜。しかもでっかい!どっから飛んできたの?こんな高いところで空気は薄くないのか?下界の大きさだぞ。大丈夫か?そして、彼女は見つかるのか?こんな高いところにいては結婚相手もそないにいないぞ。

いやいや、しかし珍しい...気候がやっぱり変わって行ってるんでしょうかね。

剱岳その2

そして2日目...
予定のテント場が雪渓が多くテントを張れない(整地用のスコップと竹ペグを持ってきてない。そりゃそーだ。夏だもの。要るなんて思わんかった)ので、剱沢にテントを張ったので、この日は夜中の12時半起床、2時半行動開始という夜なのか朝なのか分からないスケジュール。とはいえ、夕方には寝たので余裕で起きることができた。
トイレのためにテントの外に出ると明かりがついたテントがちらほら。起きたままなのか、はたまた私達の様に早起きなのか...何はともあれ片道4時間の行程を経てやっと岩登り開始、という1日が始まった。

夜明け前の熊の岩。小さく光っているのは人です。起き出してそろそろ行動開始、のようです。私達はここまですでに4時間ほど歩いております。







そして5時前に登攀開始。もちろん早起きしたかいあって1番乗り!3人(ボーイズ)と2人(ガールズ)に別れて登る。相棒が経験不足の為、私が全てのピッチをリード(トップ)した。これが怖いのだけどたまらない!
そして核心のナイフリッジ。最初、かなり焦ったけれどよく見るとホールド、スタンス共に豊富。落ち着いていこ!写真はフォローのたまちゃん。





隣の岩を見ると、おっとどっこい、人がいるじゃないか!あそこにもルートがあるんだぁ。ひょー!







この後、八ッ峰の頭まで縦走。無事に(多少紆余曲折ありましたが)池谷乗越に到着。そして延々と永遠に続くような雪渓を下ったのでした。

2011年9月11日日曜日

夏の剱 8月13日〜16日

あっという間にあの剱岳の山行から1ヶ月が経とうとしています。まだ写真を皆に送ってないなぁ。いかんなぁ、こんなことじゃぁ。

と言いつつ、1ヶ月前の楽しかった日々に浸りたいと思います。

まずは1日目。快晴。室堂から剱沢を目指します。今回、初めて地獄谷を通りました。硫黄の臭いがすごいのですが、実は最近この硫黄の臭いが結構好き、なんです。
家族が数年前に行ったヒマラヤトレッキングでお土産に買ってきてくれたヒマラヤの塩、赤い塩がほんのり硫黄の香りがするのですが、これがなんともまぁ、塩なのに甘くて美味しい!どんな料理にでも使ってますがそろそろ無くなってきてるのでどこかで入手せねば、と思っているのですが...とそんな訳で硫黄の臭いが好きなのですが、やっぱり名前通りの地獄谷。きつすぎる。わずか15分ほど歩くだけなのに喉が痛くて少々辛いものがありました。

が、地獄谷を過ぎればこんな感じ。お天気上々。












この後、登るに従って霧の中に突入。テント場から見る剱岳も夕方遅くまでその勇姿を見せてはくれませんでした。

そして1日目の夕食。お素麺におなすを油で炒めて塩こしょうしたものを素麺の上にのっけて頂くのですが、これがなかなか美味しかった。また作ってね。


2011年9月4日日曜日

蝶々

ルートの途中で休憩しているときにひらひらと飛んできて目の前の草に止まった。
日光浴をするかのように羽をゆっくり閉じたり広げたり...
よしよし、それなら撮って進ぜましょう。モデルになってくれてありがとう。

山を始めてから自然のもの全てに興味を持つようになった。今まで興味を示さなかったは虫類とか蝶々とか昆虫とか。改めて皆この世界に生きている生物体なんだと感じるのである。

たしかに突如台所に現れるゴキちゃんとか奇妙な上下運動をするヒルなんかは気持ち悪いことこの上ないのですが、蝶々とかは気持ち悪いとかよりその生態に興味がわくようになりました。

この蝶々もルートの取付辺りにはいなかったのに、標高を上げていくと突然ひらひらとやってきた。蝶々なりに住みよい高度が分かってるのですよね〜。そう思うとこんなに小さいのにすごいわ。人間なんて地球上の他の動物にしてみたら迷惑極まりない動物なのかもしれない。

ベニヒカゲ

2011年9月3日土曜日

谷川岳その4

岩登り2日目(8/8)。1日1ルートを登って下りてを3日続けるはずだった。

天気予報は昼前から雨の予報。前日は午後から雨、が夕方まで持ってくれたがこの日はおそらく待ってはくれないだろう...と思うと腰を上げるのが憂鬱になり1時間ほど予定より遅れてしまった。

その上、核心ピッチでものすごい時間を取ってしまって終了したのが2時半。ぽつぽつ雨も降り出して、でもこの時点ではまだなんとか下りれると思っていたのですが....

下降路を探すのに手間どった。登るルート図は頭に入れるのに、下降路に関してはざっとしか予習をしていなかった。帰るのが一番の核心やのに。何を考えていたのか?これは完全にミスである...。
あともう少しで帰れるのに!というところまで下りたが、ここで日が完全に暮れた。

じょぼじょぼ水が流れる沢の端っこで濡れていないところを見つけ整地して2人で座って一晩明かす。

夜中にパートナーがぶるぶる震えだした。寒いらしい。少し迷ったが抱きしめてあげると、すごいですね、人の体温って。ぴた!っと震えが止まってすやすや眠り始めた。片や私は、無理な体勢をしているのでよく寝れず...ま、いいか。いざとなれば頼りになるパートナーだし。出来る限り休んでもらおう。

翌朝。辺りが明るくなってから撮った写真。こんな感じのところで夜を明かしたのでした。どこでどう2人が座っていたのか?被写体は緊急ビバーク初体験の私ですが、なにやら楽しそうな顔してます。いやぁ、いい経験になりました。


2011年9月2日金曜日

Double rainbows

谷川岳その3

自然の情景、景色ってほんとに素敵
この偶然に出会えて喜びを感じる人って何人いるんでしょうか?

What makes you excited or makes you feel happy when you are in the nature?












Only me and my partner saw these rainbows... So precious moment...

ちゃんと反対側の端までつながっていましたからね〜。反対側は隣の尾根を越えた次の沢、マチガ沢っていうところに着地してました。雨に濡れてたとしてもこれ見た後じゃぁ全てOKでしょう。

雨が近づく...

谷川岳岩登りの写真その2です。

夕立を降らせる入道雲となる雲が集まる様は1つ前の投稿で載せましたが、その2の写真は、向かえの山で降っている雨がこちらにやってくる〜!と、こうなっては焦っても仕方ないのですが、焦りながら写真に収めたのでした。だいたい...10分から15分にこの雨雲が私達の上に到着しまして、後は結構、ちょっとの間でしたが濡れそぼりました。

それでもせっせと懸垂下降を続けて下りたのでした。

よくよく見るとうっすら虹が...得した気分でした。


2011年9月1日木曜日

2011年充実の夏!!

久しぶりの投稿です。
この夏は、前半は谷川岳に、後半は剱岳にどちらも岩を登りに行ってました。
ぼちぼちとその時の写真を載せていこうと思います。


まずは谷川岳の一枚。標高2000mに満たない谷川岳ですが雲を集めるには十分な高さのようです。

この山の北側は新潟県。写真の方向は群馬県。大阪からだと片道約9時間のロングドライビング。
交代で運転してましたが、パートナーも私も途中でギブアップして北陸道のとあるPAで(どこだったんだろう?)仮眠爆睡1時間。その後、「この先ガソリンスタンドないですよ〜。」という標識を見たのに本当に眠たくてガソリンメーターは確認せず、「おぉ、谷川岳PAだ、やっと着いた!」と思って気がつくと「E」のマークがすでに点灯。

やばいよ〜、やばい〜。

PA下りても日曜の朝6時半に開いてるガソリンスタンドはなく。とりあえず岩登りするために駐車スペースまで向かい無事到着。ここからはガソリンのことはとりあえず忘れて頭の中はもぉ岩登り一色。

晴れてるのに天気予報は午後から雨。夕方まではなんとか持ってくれましたが岩登りながら振り返るとこの空の状態。夏の空を絵に描いたような、いや、これこそそのものずばりの夏の空、なのでした。