2022年5月30日月曜日

飯縄山(長野県 1917m)

登山日 2022年5月25日(水) 天気 晴れ

飯縄山と書いて「いいなわやま」ではなく「いいづなやま」と読みます。

3日目、この日も夕方から雨が降るという予報だったので、往復4時間ほどですが早めにキャンプ場のキャビンを出発。

6時過ぎに神告げ温泉の奥、チビッ子忍者村を通過したさらに奥にある「西登山道登山口」に到着。路肩に駐車して出発。

最初はたら〜っとした登り坂が、萱ノ宮を過ぎたあたりから傾斜がきつくなり延々登り坂に。この日は、前日の暑さが残っているせいか早朝でもそこそこ暑かった。半袖にアームカバーで十分。

少しづつ木々の高さが低くなり、展望が開けてきます。西登山道分岐の祠前で振り返ると北アルプスがきれいに見えました。(少し霞んでるけど)


ここで二人だけかなぁと思っていたら下山してきた二人組とすれ違います。みなさん、早い時間から登っているんだなぁ。
ここからもう一息で南峰に到着。登山道の右側、一段降りたところに飯縄神社があります。
中を覗くと、大きな天狗さんのお面が飾られていました。

ここからさらに行くと山頂標識と方位盤があります。

山頂からの景色は360度!見晴らしがよく、北アルプスに頸城三山、前日登った戸隠山や百名山の高妻山は目の前に見える!山頂で展望がいいのは本当に気持ちいいし、あれは何?これは何?と話するのはほんとに楽しい。





20分ほど休憩してしまった...。下山後、お蕎麦を食べに行く予定。十割蕎麦を食べることができるか?十割蕎麦はどの店も数限定なので、開店同時に行かなくてはいけないのだが...。とは言ってもそないに早くに足動かせるわけもなく。さすがの三連チャンで膝も痛くなってきてるし...。ぼちぼち下ります。

下りはすごく長く感じたなぁ。でも本当にここも自然林が素晴らしくて、ほんまにあるかどうか知らんけど、マイナスイオンっちゅうやつがあるような気がした。

できればこの自然林はずっと残して欲しいなぁ。

山頂近くに携帯トイレブースというのがあります。大きなビニール袋に高分子吸収体を貼り付けたものを、ブースの中にある洋式トイレの便座にセットして用を足し持ち帰ります。登山口に捨てるゴミ箱が設置されているので、家や宿泊先まで持って帰る必要はないです。また、臭いはほぼしません。ザックに入れてましたが全く臭いはしませんでした。
ついその辺で用を足してしまいますが、やはり森林や水を守るにはこういう小さいことを皆が気をつけてすることが大事だと思います。ここに来るのは今回だけだから、といって用を足す人が1000人、1万人いることを考えるとそれはとてつもない悪影響になります。
一人一人が考え方を少し変えるだけで自然が守れます。また、善意として一袋200円ですが、これも少しの役に立てればという考えで使われてはいかがでしょうか。使えば膀胱も気持ちもすっきりするはずです。

2022年5月28日土曜日

戸隠山(長野県 1904m)

日時 2022年5月24日(火)
天気 晴れ 快晴!

黒姫山で少し疲れたけれど、今回のメイン山行である戸隠山へ。天気予報では、1日通して天気がいいのはこの日だけ。水曜は夕方から雨降りの予報。際どいルートの戸隠山なので天気のいい日に登りたいので少し無理をした。

午前4時起き。キャビンにはコンセントがあるので炊飯器と無洗米を持ち込んでおにぎりを作っておけるのがありがたい。ただ、しゃもじを忘れてしまった。スプーンで代用したがやはりしゃもじはあったほうがよい。

さて大きいおにぎり2つ持って5時出発。

「ささやきの小径」から戸隠神社奥社の随身門へ向かいます。約1時間のハイキング
ヒンヤリした空気ですが歩いているとちょうどよい。

戸隠神社奥社といえばこの杉並木。何年か前に冬、雪が積もっているときに来たことがありますが、普通のズック靴でよく歩いたなぁ。

随神門から半時間ほどで登山口のある奥社の社務所に到着。腹ごしらえのためおにぎりを頬張ります。計画書も提出。色々と注意事項が書いてあります。
戸隠山といえば「蟻の塔渡」など危険箇所で有名。危険箇所の解説が書かれた看板が設置されていました。読んでみましたが、情報量多すぎて覚えきれない...(汗)

そうこうしていると女性3人を連れたガイドさんツアーが追い越して行きました。

最初は普通の登山道です。半時間ほど行くと岩場が現れます。新しい鎖が設置されていますが、鎖はなるべく使わず岩をつかんで登ります。


そして核心の蟻の塔渡へ到着。ガイドさんたちは一服入れていたため、私たちが先行。
私たちも一応ハーネスを装着しています。だんさんは30mロープを持ってくれています。

こんな感じでだんさんはすたすた行きます。私も後に続きます。ロープを出そうか?と言ってくれましたが、場所が場所なので断り自力で進みます。トレッキング用手袋は滑るので脱いで気合いを入れました。
よく見ると、左に右にスタンスがあるので、少し下がるか、尾根をまたいで進むとよいです。

通過すると出だしが恐ろしいだけで、後はなんとかなりました。この後、またクサリ場があり、それを登ると「八方睨」に到着。見晴らしがいい場所です。
ガイドツアーさん達がちょうど塔渡を歩いているところでした。
戸隠山山頂はここから15分ほど進んだところにあります。
稜線から10mほど下でしょうか。山肌に鎖が設置されておりこちらを進むこともできます。
でもどうなんだろう?足元が滑りそうでこっちはこっちで恐ろしそう...。

戸隠山と九頭龍山を過ぎ一不動避難小屋へ向かいます。

途中、ところどころ残雪があります。踏み抜くのが嫌ですが、地面を歩くとドロドロでそれまた汚れるのが気になる...。笹などを持って進みます。アイゼンが必要なほどではなかったですが、ここ以外で両側が切れ落ちてるところがあるので滑らないよう要注意。

九頭龍山からが〜〜っと下りが続き、もう少しかな?もう少しかな?と思ったところで避難小屋に到着。
小屋の隣に携帯トイレブースがありますが、この日はまだ開放されていませんでした。小屋の中は涼しくて寒いほど。20分ほど大休憩。

一不動から大洞沢を下るルートは、出だしのところに残雪があり出だしが少しいやらしそう。もしここを下りるのであればアイゼンとピッケルあったほうがいいと思います。
私たちは尾根づたいに五地蔵山まで進みます。

一番奥のピークが五地蔵山。う。ちょっと遠い...💦

五地蔵山は標識があるピークが二ヶ所あります。五地蔵山のあとあっという間に六弥勒。左に行くと高妻山へ。右へ進むと戸隠キャンプ場へ。単独の方が登ってこられました。

弥勒コースというコース。いやぁ、急なこと、急なこと。よっこいしょ、よっこいしょ、と膝を気にしながら足を進めます。
天気よくて暑いです。行動用のお茶が底をつきそうです...。

時々、平坦な道になりますが、八割以上は急傾斜
眼下に戸隠牧場 正面に飯縄山

標高が下がるとすばらしいブナ林 新緑が目にしみます

六弥勒から約2時間で牧場の登山口に到着しました。はぁ、よぉ歩いたぁ。牧場の中を散歩気分で歩いてキャンプ場へ。
牧場内にある「カフェ・フレール」が営業していたので、立ち寄ってソフトクリームを食べることに。だんさんはプリンの上にソフトクリームが乗ったのを注文。
牛乳の味がしっかりするおいしいソフトクリームでした。プリンもまた絶品。カラメルの苦味がさいこ〜!でした。
お店のご主人が気さくな方で、戸隠に登ってきたことを話しすると、14サミッターの竹内洋岳が、NHKの日本百名山の取材でこないだ(?)登りに来たとおっしゃってた。

カフェ・フルーリーのテラス席から戸隠山 午前中はあの稜線を歩いていたんだわ〜 
あ、ソフトクリームを写真に入れるの忘れてた

2022年5月27日金曜日

黒姫山(2053m 長野県)

今年は春山どこも行ってないので、そろそろ膝も大丈夫そうになってきたので、どっか行きたいなぁ、ということで戸隠山へ行きたいと提案すると地図を見ただんさんが、プラス黒姫山と飯縄山にも登ろう、ということに。
戸隠キャンプ場をベースにする。テント泊も考えたが、これまで散々テントに泊まってきたのでログキャビン(一泊一部屋1万円、電灯、コンセントあり。2022年5月現在)に泊まることにした。


一番厳しい戸隠を初日に登り、二日目黒姫、三日目レスト、四日目飯綱登ってから帰宅、という計画だったが、到着日の5月22日の夜、ものすごい雷雨の後、小雨が月曜の朝まで続いたので、黒姫→戸隠→レストなしで飯綱→帰宅、という計画に変更。

日時 2022年5月23日(月)
天気 強風曇りのち晴れ

朝4時起き、6時過ぎに登山口出発。登山口は大橋。

一瞬晴れ間が出るが、頂上まで9割以上は曇りと強風。寒い登りだった。林道歩きの途中に「登山道」という標識が出てくる。林道のショートカット道のようだが、笹がうるさそうだったので、林道を歩き続けた。

自然林の新緑がとてもきれい 関西にはない森

飯縄山

残雪は時々出てくるくらい。アイゼンをつけるほどでもなかったけれど、持っていれば安心なので、ザックには入れている。この辺りも風強く肌寒い

頂上手前から。晴れ間と残った雨雲のせめぎ合い。その下に野尻湖。野尻湖の後ろに斑尾山

9時過ぎ頂上到着。東から南側は見晴らしがいいが、北から西側はちょっと展望なし。小黒姫山が結構大きいのにびっくり。

頂上に登る途中ですれ違ったシニア世代13人のグループ。登り始めは何時から?早朝はほんと寒かったはず。

ヒガラ 風に向かって翼を広げたりして濡れた羽(?)を乾燥させているような仕草がかわいかった

「新道分岐」から古池方向へ下る。この頃にはすっかり晴れて暑いくらいの天気に。

古池周辺に水芭蕉とリュウキンカ。ミズバショウは見頃は過ぎていた。
人工池なんだなぁ、と思っていると「中部電力」と書かれた標識を見つけた

すでに夏山のような空模様 前夜の落雷はほんとびっくりしたなぁ 嘘のよう

帰着は西登山道入り口。ここに登山届けポストがあった。ポストの横に「コンパス」アプリや事前にメールで提出する案内板が。山もすっかり電子化か。

でも、ウェブ提出は便利なようでちょっと不便なところもあったりして...。スマホのメモ機能にタイプするより紙に手書きが早かったりする、みたいな。

しっかりたっぷり歩いた黒姫山でした。ちなみに木々の間からかろうじて見えただけですが、頂上の大池と七ツ池はまだ少し雪がかぶっている感じで、水面は見えていない感じでした。

2022年5月12日木曜日

リハビリ山行その4

先週の週末も膝のリハビリ山行で六甲山へ。

日時 2022年5月8日(日) 晴れ でも空気は冷たい

前週に渡渉できなかったトゥエンティクロスから徳川道を歩き、杣谷川沿いを下りるルート。新神戸駅から開始。布引の滝もかくれ滝も水量が少なく、これなら渡渉できるぞ、と期待。

かくして...渡渉可能でした。この先、大きく崩れたところがありますが、踏み跡ができておりそのまま進みました。

このルートはアップダウンがあまりない道。それでいて歩く人はそんなにおらず静かなハイキングが楽しめました。

途中には...
河童橋もありました。本物とは規模も材質も違いますが、作りがかなり似ている!
そしてこの辺り、なんだか大正池の雰囲気があるんですね〜。

この後、植物園東門や北へ、南へと続く道との分岐をいくつか通過し、以前から気になっている場所が近くなってきました。その場所(山)は「新穂高」標高648mですが、昭文社のエリアマップでは、破線=要注意または迷いやすいという道として表示されてます。

行くかどうか確認することなく、ハズと二人で入り口を探しながら歩きます。
桜谷道との分岐を過ぎて少し進むと、登山道の北側に「火の用心」の看板があります。しっかりと踏み跡がついてるので先を行くハズを呼び戻す。よく見ると、看板の後ろの木に矢印と新穂高と書かれています。
地図によっては悪路、とありますが、しっかり踏み跡がついており時々階段も整備されており全く悪路ではないですが、踏み跡を見誤ると間違えた方向に行ってしまうので、自信のない方は踏み込まない方がいいでしょう。

踏み跡に導かれていくと巨岩のあるピークに到着。ここか!と思ったらここは609mのピーク。ここで道を探してうろうろします。609mのピークを下りて、左側へ進むと小さい看板があり、「新穂高→」と書いてありました。再び巨岩のあるピークに着きます。ここか!と思ったら609mの隣のピークでした。このピークから東へ伸びる道を一度下り登り返すと新穂高のピークに到着!
標識がないなぁ...。でもよく見ると木に新穂高の文字が...。
休憩して下りにかかります。笹藪の中を進むとすぐに左右に道が分かれます。右に行ってみると...かなり行かされた後道がなくなりました。戻ります。左が正解でした。どうも新しい赤いテープに惑わされて皆さん一旦右へ行くようです。で、戻るので正しい道より踏み跡が強く残る→また皆が進む→戻る→道がより明瞭になる...の悪循環のようです。
ここは左へ進みます。笹藪が少しうるさいですが、皇海山のより全然ましです。
ちなみにこの山の周辺、赤いテープが所々付いてますが、どれも間違いでした。どういう意図でそのままにしているのか(されているのか)分かりませんが、惑わされないよう気をつけてください。

再度、徳川道へ出ます。ついでなので、これまた以前から気になっていた穂高湖へ行きます。
お弁当を食べるのにいい場所です。天気も良く、湖もきれいでした。せっかくなので一周することに。
これまた以前から気になっていたシェール槍に立ち寄る。岩岩したルートを登りちょっとアスレチック気分です。

淡路島(は多分左に隠れている)の右側播磨灘方面ですかね?
先ほど、ハズが立っていた桟橋の方向も見えます。
この後、杣谷峠から杣谷川沿い(カスケードバレー)を下りましたが、85%が階段で膝痛持ちにはちょっと辛いルートでした。

2022年5月2日月曜日

リハビリ山行その3 六甲山

日時 2022年4月30日(土) 天気 晴れ

この日は4月3回目となるリハビリ山行。新神戸駅から市ケ原へ向かい、トゥエンティクロスから杣谷峠、徳川道を下るルートを計画していました。ちょっと心配だったのが、渡渉が多いトゥエンティクロス。前日結構降りましたから、増水していて渡れないのでは?と思っていました。

市ケ原に行くまでの布引滝も結構な水量。五本松堰堤手前にある「五本松かくれ滝」も水量多く勢いありました。

付近に咲くツツジもきれいでした。

さて、市ケ原を過ぎトゥエンティクロスへ向かうとすぐに男性が一人反対方向からやってきました。うぅん、やっぱり...かな、と思っていたら...

なかなかの水量です。丸太をうまいこと渡してあったのでしょうが、完全に流されています。川幅がいちばん狭いところでも3mくらいはあって、一番深いところでもおそらく膝下。ドボン!してしまうと嫌だし、裸足で渡渉というのも気が進まないのでここで引き返しました。

引き返すと2組のハイカーとすれ違いました。さて彼らはどうしたのでしょうか?

代わりに黒岩尾根を登り掬星台へ。それから上野道を下ることにしました。

掬星台ではなんかのイベントが行われていたり、どこかの山の会の人たちがたくさんいて、天気がよく歩き日和ならでは。
が、実際は少し肌寒い日で、掬星台の自販機にはまだ暖かい飲み物があり助かりました。

前日は、雨もさることながら風も強かったのでこんな影響が...。
五鬼城展望公園付近の木ですが、強風で根本から折れて倒れていました。
枝が登山道にかかっていたので歩行注意。
このほかにも、王子公園近くの住宅街にある公園でも大きな木が折れていました。かなりの強風だったんですね。

ということで、まだ少し膝がガグッ!となる時がありますが、少しづつマシになってきているようです。も少しまっすぐ伸びるようストレッチなどをして元に戻るようリハビリしていこうと思います。