2017年2月25日土曜日

2017年2月16日(木)の六甲

この日もトレーニング歩行してきました。
2月16日はいい天気でしかも気温高く歩いていると暑い、暑い。5月くらいの陽気でした。
着るものを合わせるのも一苦労。暑すぎてもいけないし、寒すぎてもいけないし。

陽気がいいのか、この日は人が多かった。
七曲がりで追い越す際に80歳前後の男性と言葉を交わしたのですが、一軒茶屋に到着して休んでいると、登ってこられて少しお話をした。とても品のよい話し方をされる方で、登り方もスマートで年をとってもこんな感じに山登りできたらなぁ、と思っていました。
この日は暖かくて暑いくらいですね、という話をしつつ、久しぶりに登るとしんどいですね〜、とおっしゃってた。ご老人はこの後、最高峰へ行ってから同ルートを下山されるという。私が宝塚まで行きます、というと足が速いので大丈夫でしょう、とおっしゃった。あの道は下りが多いので辛いですわ〜ともおっしゃっていた。確かに。雪が付いていたり凍っていたりするとちょいと気を遣う。
なにより最後の住宅街の下りが気力も打撃を受ける辛さ。
お気をつけて、とお互いに言ってお別れした。
ほのぼのとした出会いに笑みがこぼれる。やっぱり山っていいなぁ。

ということでこの日の写真を2枚

 風吹岩からの大阪方面。天気はよかったけど遠くはおそらく空気中のチリなどで霞んでよく見えなかった

 雨ヶ峠にて。太陽がきらきらしてきれいだったので一枚パシャリ。ここはたいがいちょっと暗くて肌寒いけどこの日はいい陽気だった。木の向こうに大阪の遠景が一望できるのだけど、この日はぼんやり状態だった。

2017年2月17日金曜日

アイスクライミング 乗鞍高原

2017年2月12日〜13日
2年ぶりのアイスクライミング in 乗鞍高原(三本滝と善五郎の滝)

よく考えれば去年の冬から暖かい冬になりつつありアイスは行ってなかった。今年も概して暖かい冬ですが、一カ所集中型のような雪の降り方。夏は夏で、突発的集中豪雨(以前にも書きましたがゲリラ豪雨という言葉好きではないのです)があり、ほんとうになんというか予測不可能な降水の仕方です。

そんな中、長野まで行けば滝も凍っているだろうということで、以前から行ってみたかった乗鞍高原の三本滝と善五郎の滝へ行ってきました。

結論から言いますと思ったほど凍っておらず、氷も柔らかかったり雪が積もっていたりとあまりスカッ!!とするような遊びはできませんでした。

アプローチ
関西からだと、中央道と長野道を使い、松本ICで下りて国道185号をひたすら乗鞍高原方面へ走らせます。夜中で雪が少々降っていましたが、ま、スタッドレスタイヤだと特に問題となるところもなく安全運転さえできればOKでした。
岐阜側から安房トンネルを抜けてのアプローチも考えましたが、中央道経由の方が往来が多く道の状態もいいかな、と思い松本経由にしました。

駐車場
Mt.乗鞍スノーリゾート(旧称 乗鞍高原温泉スキー場)の第3駐車場(17年2月現在無料)に停車。お手洗いに更衣室もありました。

1日目 三本滝
 スキーのリフト(1回400円)を2本分使って三本滝レストハウスへ。2つ目のリフト乗り場まで歩けば10分ほどといわれたので、ウォーミングアップを兼ねて歩きました。2本目のリフトは歩くにはかなりの距離なので絶対歩き!というこだわりがなければリフトをお薦めします。

今回行くにあたって今はなき「岳人」2014年1月号を参考にしました。記事によるとレストハウスの裏側の林道を1つ目のピンカーブまで歩き、そこから谷へ向かって下りるとあったので素直な私たちは(いつものコンビ、私とハズです)、太ももあたりの深さのラッセル。天気がいいので汗もかき、いい運動といったところ。
ピンカーブからガードレールを越え、滝の方向へ向かってこれまた森の中を下りラッセル。下りて行くと滝方向へ木がまばらになっているところが。あそこを目指そうとラッセルを続けると...。レストハウスから夏道通りの遊歩道を歩いたトレースが。あちゃ!
最近は、滝を見に行ったりするスノーシューハイキングが人気のようで、そのおかげかトレースバッチリ。とほほ。ちょっと不真面目にトレースを探せばよかった。ちなみにワカンあった方がいいかな。

ここから10分ほどで滝に到着。結局1本と半分しか登らず下山。帰りはスキー場の端っこを歩いて駐車場まで30分でした。最終リフトが終わった後で、初心者のボーダーがちゃんと下山するのをパトロールの人が引率しているのを見て、ご苦労様だなぁと。

下るためにリフトは乗れないか係の人に聞いたら、下りで人を乗せる許可を得ていないので無理なんです、といわれた。へぇ、そんなのも許可制なんだぁ〜。ということは、夏の八方尾根のリフトは許可もらってるってことかぁ。どこのスキー場でもOKなんかと思ってた。

三本滝レストハウス 写真右方向にスキーのコースあり コースを20mほど下り森の中へ入る
かなりの確率でトレースあり
一生懸命ラッセルしたのだけど...
レストハウスからのしっかりしたトレースが。 まぁ、ありがちなオチ
三本滝 左の滝
三本滝 正面の滝 写真右手前に右側の滝という幅広、高さ5mほどの滝あり
下山後お風呂へ行き、再度駐車場へ戻り誰もいなくなったのを確認してから端っこで見えないところにテントを張らせてもらう。食事の用意を持ち込み酒盛り開始。ご飯は豆乳鍋。アテはあたりめ。おいしぃね〜。満月の次の日だったけど、まん丸のお月さんが煌々と駐車場を照らし放射冷却マックスの予感。果たしてこの夜は寒かった。

2日目 善五郎の滝
第3駐車場の横に鈴蘭橋がかかっており橋のすぐ横に「善五郎の滝」という標識あり。実際は雪で埋もれているので「善」くらいしか見えてないのですが。ここからトレースあり。ちょっと紆余曲折する不安になるトレースでした。ツボ足でOK。
アプローチ道の終点が滝の終了点なので、クライムダウン10mほど(私は懸垂したけど)+15mほどの懸垂下降(下の写真でハズがロープを引いているライン)。この滝、登っている人がいるかも知れないので「ロープダウン」のコールをしてすぐにロープを投げないこと。のぞき込んで人がいないか一旦確認してほしい(危険ではないので覗けば下の様子はちゃんと見える)。ハズ、登りかけてて、私も上に人がいるのに気がつかず、コールが聞こえたと思ったらすぐにロープが落ちてきて当たりそうになった(ちょいと怒)。

善五郎の滝 下りたラインをこの後登った
コールしてすぐに投げるのどうかなぁ、と思う。こちらも「あ、ちょっと待って!」とかいう反応する時間がいるのだから機械的にしないよう注意して欲しい。

善五郎の滝 上の写真の左側 とにかく大きい滝だった

ところで滝を下りてから気付いたが、帰りは歩いて滝の上に行けないのだ。つまり荷物を持って下りてしまうと、帰りは荷物を背負って氷壁を登るか、荷揚げをするか、滝と反対側に向かう県道へ出る夏道の遊歩道(トレースあり)を15分ほど歩いて、さらに県道を15分ほど歩いて駐車場に戻るしかない。

遊歩道から県道に出た脇に5台ほど停められる駐車スペースがあるが、1日中遊ぶ間ここに駐車していていいのか不確かなので、その辺はご自身のリスクでどうぞ。滝を見るために往復半時間〜1時間くらいなら停めていてもOKみたいだ。登っている間も滝を見に数人の人達が来ていた。

さて、ここでエライなことに気がついた。ハズのスクリューが1本ない。よく考えてみると前日、三本滝の右の滝を登った時、スクリューを落としてしまった。ビレイしていた私が拾えばよかったけど、目の前のハズが危なっかしくてそっちに気を取られていたらすっかり忘れてしまった。
もぉええわぁ、と半分諦めかけるハズであったが、ここで関西人&主婦の計算機が動く。スクリュー1本5000円ほど。2人でリフトを2本使って登っても1600円。昨日のトレースもあり天気も良く道も分かっているから駐車場から往復2時間で拾いに行ける。よっしゃ、行こう!ということで、私自身、あんまりいい氷の状態と違ったし、登るのもなんだかなぁ、と思っていたのでここで切り上げ三本滝に向かうことに。
登った時にかぶっていた雪をどかどか落としたので50センチ以上掘って見つけた。よかった、取りに来て。

2年ぶりのアイスクライミング。やっぱり練習しとかなあかんな。楽しめたけど反省点てんこ盛りでした。

温泉・日帰り入浴

1日目「湯けむり館」午前9時半から午後9時まで(入館は8時まで) 大人720円 
2日目「天峰の湯」 休暇村乗鞍高原内 午前11時から午後5時まで 大人600円
*いずれの情報も2017年2月現在

2017年2月8日水曜日

芦屋川〜宝塚 3回目

2017年2月7日(火) 体力作り山行3回目

この日は風がきつくて寒かった!この日から向こう1週間冬将軍が居座るとの予報を月曜の夕方に聞いていたので覚悟して向かう。
気温はそんなに低くなく、むしろ1週間前の方が寒いと感じたくらい。
朝ご飯でてんやわんやがあり、いつも乗る電車より2本遅いのに乗ったけど、到着したら10分だけ遅くなっていただけ。都心部の電車は本数が多いので助かるわ〜。

この日も芦屋の高級住宅街の山際ぎりぎりのところからちらほらと白いものが落ち始め...風吹き岩手前で陽は射しているが結構な雪が舞うという状態。雪が日に当たってきらきらしてきれい。

 分かるかな?ゴミのように写っているのが舞う雪です。

この後、風吹き岩で知り合いの人に会い少し立ち話。その後、順調に歩を進め雨ヶ峠に到着。この辺りではすでに雪の中で風もきつい。こりゃ、宝塚への東六甲縦走道はかなりの風だな、と予想する。

 雨ヶ峠を出発したすぐの林道。さすが冬将軍到来。前日の夜も降ったんでしょうね。うっすらと積もっている。こういう中途半端な積もり方が一番やっかいで、小石や岩、木の根が滑る、滑る。アイゼンなんて効かないので慎重に歩くしかない。気疲れする。

 本庄橋跡へ向かう道から。真ん中の白いのは最近完成したらしい堰堤。ものすごいでっかいのが出来てやや異様。あの向こうに出て尾根を上がり最高峰手前の一軒茶屋を目指す。
雪が舞っているので、曇ったようになっている。

一軒茶屋には2人のロードレーサー風の人がいた。ものすごいうっすいバイカー用の着衣を着ててものすごく寒そうだった。そんな薄いので大丈夫かいな?とこちらが心配になるくらい。

  
風が強く寒いのでとっとと宝塚へ向かう。この日は人も少ない。1月31日にはきれいな冬晴れだった(上の写真)けど、この日は真冬の天気そのもの(下の写真)。ほぼ同じ場所で撮影。

石宝殿も真っ白

この後、「宝塚まで12km」標識からは新雪の道を踏みしめる。楽しいなぁ。新雪ロードを踏みしめるのは気持ちがいい。こんな日はほとんど誰もおらんだろう、と思っていたら逆方向から登ってきたこれまた寒そうな格好の人。私と違って寒さから身を守る脂肪がほとんどないような細身の人。風よけの服も着ておらず寒そうにして登っていった。大丈夫か?

ここから逆方向とは言えこの人の踏み跡が付いた道を歩くことになり、テンション下がり、あぁ、ラジオを持って来とけばよかったな、と3回目ともなると慣れてきて道に新鮮さがない。

そうこうしていると今度はさきほどの人以上に薄着のトレランの人が登ってきた。胸に2本、飲み物を差しているが明らかに冷たいもの。背中に背負った荷物はトレラン用の両手よりやや大きい位のザック。明らかに暖かいものは入ってなさそう。大丈夫か?そんなに体、冷やして。一軒茶屋の自販機も時々売り切れていることがあるからアテにしてたら痛い目に遭うのに。

おそらくみんな、上がこんなに寒いって思って登ってきてないんだろなぁ。確かに歩いていたら暑くて少し汗もかくけど、昨日の「目測風速毎秒7〜10mの風」じゃぁ、あっという間に体が冷えてしまうのに。ま、いいや。自己責任っていうことで。

この日はいつも素通りする「太平山」と「岩倉山」にも立ち寄る道草を食って、前回より半時間強遅くゴールの塩尾寺に到着。さすがに宝塚の市内に下りると普通の寒さ。荷物背負って安物のダウンを着て歩いていると少々暑いくらいだった。

「油断大敵冬の山」
 

2017年2月1日水曜日

芦屋川〜宝塚

2017年1月31日(火)

寒かったり暖かかったりとめまぐるしく変わる気温に振り回され気味ですが。
芦屋川から宝塚まで歩いて来ました。今年2回目。前回は1月18日に行きましたが、確か大寒波の後で結構雪が残ってました。この日、空は晴れ渡っていましたが、寒かった。風がそこそこあり、吹き抜ける場所を通ると衣服を突き刺すように寒風が身に染みた。

芦屋川駅を出発し住宅街の上の方に来るとちらほらと落ちてくる白いものが。あれ?雪かなぁ?と思って高座の滝に到着すると、白いものははっきりと雪と分かるように。ほろほろと落ちる様が太陽に反射してきれいでした。

1月18日の風吹岩
1月31日の風吹岩 雪なし(^_^)v
風吹き岩で標高何メートルくらいかな?名前の通り風が通るので、一登りした後の一服にいい場所なんですが、休まず先に進む。


風吹岩からの大阪湾から大阪市内を望むと、海に太陽の光が当たってきらきらしてました。

この日はイノシシにも会わず...ですが、途中、草むらの中に何かいる気配を感じたことがありましたが、とりあえずこちらは気付かないふりして進みました。イノシシって襲ってくることあるのかな?

1月18日の雨ヶ峠 結構な積雪

1月31日の同じ場所 ほとんど雪なし でも風が極寒
六甲最高峰手前の一軒茶屋に到着。平日といえども山歩きをしている人はいて、そのまま最高峰へ向かって進む人多し。展望があったら行くのだけどそないにないんだなぁ。ひょっとして展望のいい秘密スポットなんてのがあるのかな?


私は宝塚方面へ進みます。この日は車も少なかったです。

そんな車道脇の木に、多分、前日の夜から降ったんでしょうね。雪が着いてきれいでした。冬晴れといった天気でした。

この後順調に進み、5時間をほんの少し切る時間で宝塚側の登山口である塩尾寺に到着。やっぱり雪がないと歩きやすいので歩が早い。次回も5時間切るようがんばります。