2016年3月22日火曜日

取立山山行→恐竜の世界を体験

2016年3月13日(日)〜14日(月)

時々恒例のファミリー山行。
山には雪が残るこの時期、父ちゃんが高いお山に登るためには、営業している山小屋が近くにあるのが条件となるのですが、そんなお山もほぼ全て登ってしまい...。ということで、福井県の取立山とちょっと変わった名前の山に行くことに。

日曜の朝出発し、登山口近くの宿泊施設に泊まり、月曜に山に登って帰ってくると言う内容。当初、長浜で一度北陸道を下りてひこにゃんを見てから福井に行こうと提案したのですが、男2人(ハズと父ちゃん)は意外にも喜ばず...。あれ、ニュース見て「ひこにゃんや」とか言ってなかったっけ?ま、いいや。で、なんとなしに宿泊施設の近くに「福井恐竜博物館があるで。」と言うと「そこに行く!」と興味を示したハズ。ってことで。

がお〜〜〜〜!!行ってきました、福井恐竜博物館。

トリケラトプスの足の筋肉の復元
父ちゃんが165センチくらいなんでやはりでっかい
 
 
映画ジュラシックパークにも登場したよね、この恐竜

名前を見てお分かりでしょうか?福井で発見された恐竜なんで
この名前が。動くんですわ、これ。かなりリアル(っていうても本物知らんけど)

2階から恐竜の展示階一望
2階は、恐竜時代より遡った時代の生き物の展示

本物の化石がそこに展示してあるっていうのが驚き。骨格の模型も迫力あるし、動く恐竜も、映画で見たのが目の前で動くっていうのがなんだか斬新でした。遊園地のアトラクションではない=乗れたりできないのに楽しめました。子供はもちろん、大人も十分楽しめますが、中には「怖い、怖い〜〜!!」と泣いてる子も。そうか確かに子供にとっては怖いか。

駐車する前に「第二駐車場」という看板を見てハズが「そないに人来るのか?」と言いましたが、ここはすごいんです。ゴールデンウィークや夏休みになるとものすごい人で道路は大渋滞を起こし、関西からだと日帰りするにはちょっときついということで、宿を取ろうとするとどこもかしこも満室御礼。
なので行くのであれば、寒い時期とか長期休みを外した連休などが狙い目だと思います。

入場料は大人一人720円と親切料金。詳しくは福井恐竜博物館のHPを。

そして、本題の取立山は...。日曜夜中からのざざ降りの雨のため、山行中止。で、行ったところは....。

 

東尋坊。思ったより規模がこじんまりしててあら、って感じでした。そして、日本海から吹きつける風はまだまだ真冬のもの。歩き回っているうちに頭がきんきんして頭痛がするほど。

しかし山オンリーな3人が集まっても、雨で山が無理な場合、代替案がなかなかでてこないっていうのも困ったもんだわ。


2016年3月18日金曜日

読書の巻 「凍」沢木耕太郎著

さて。久しぶりに山に関する本を読みました。
日本を代表する世界的アルパインクライマーの山野井泰史さんが2002年にネパールのギャチュンカンという山に奥さんの妙子さんと挑戦、登頂。そしてぎりぎりのところで生還した話を書いた本です。

以前、山野井さん本人が書いた「垂直の記憶」は読んでいたのですが、この本はなんとなく読んでいませんでした。山を始めて10年以上過ぎて、人生の転機があり山に対するモチベーションが落ち着いてきて、山から派生した他分野の本に興味を持つようになって最近、「山だけ」の本はほとんど読んでませんでした。

山野井夫妻がギャチュンカンに挑戦するようになったいきさつから登頂を経て半死に一生を得る形で無事に帰りその後の治療の様子が時系列でフィクションで描かれています。
7〜8年前だったら多分、私もやりたい!と思いながら読んでいたと思います。岩登りを始めて買ったいろは本の始めに山野井さんが書いたエッセーが載ってあり、ものすごくそそられ、私もこういうことをしたい!と思っていましたからね。でももうその時期は過ぎてしまいました。

ただ、山野井夫妻の山行とはもちろん全く異なりますが、夫婦で登るということに今の自分の環境を重ねて読んでみたりして。そこが以前と違いますね。夫婦で登り、どっちかがどうにかなりそうになった場合、私ならどうするんだろう、ハズはどういう決断をするんだろうか?などなど。

冒険小説というにはあまりにも現実に即した描写とお話ですが、山登りはしてないけど、どうして山に登るの?とかどうやって山を登って下りてくるの?とかそういう興味を持ってる方でもどきどきしながら読めます。それこそ、沢木さんの描写が正確なので、山をしない人であっても頭の中に絵を描きながら読み進めることができると思います。



沢木耕太郎 「凍」 新潮文庫
ISBN978-4-10-123517-2


2016年3月17日木曜日

自家製ブロッコリーとマーマレード

3月も半ば。寒の戻りの先週の寒さはなんだかきつかった。気温自体は1月や2月よりも高かったのにその前に暖かい日が続いていたなかでの季節の逆戻り。寒かったなぁ〜。

今日は晴れてぽかぽか。しかし少し喉が痛い。どうやら変な気候にやられてしまったようで。

さて、12月頃でしたか。わずかながらの我が家の庭で楽しむ家庭菜園に植えた、初栽培のブロッコリー。冬は陽が当たる面積がわずかなので、成長するのか心配でしたが、先週くらいからブロッコリーの収穫が本格化しております。


トマトと比べてみました。なかなか立派です。お見事!家計、大助かり!日本産のブロコはこの時期出荷されないのか?スーパーではアメリカ産が鎮座しております。色々考えるところあり、アメリカ産は安くても買わない。

そして、恒例のこの時期の風物詩といえば、八朔!
今年は、まずハズが会社の退職したおじいちゃんからいただいてきました。甘みがあっておいしい!ジャムにしようかどうしようか迷っていたら、お隣さんから八朔をいただきました!お隣さんの八朔はとてもすっぱいんです。(とお隣さんが自分で言うてはるからこう書いてもいいだろう)
なのでお隣さんの八朔をマーマレードにすることに決定!


これで八朔4つ分くらいですかね。皮の苦みもいい感じに残っておいしいです。石油ストーブの上に乗せてたら勝手にくつくつ煮えるので楽ちんです。

少し果汁が多いのでとりのぞき、八朔ジュース寒天ゼリーを作ったら...。寒天と果汁の割合を「超適当」にして作ってしまったら、もんのすごい固いゼリーができました。どのくらい固いかというとスプーンを「ぐっ!」と突き刺すくらい固いゼリーでした。
味は普通だったのでおいしいと言って食べてくれましたが。やはりお菓子は分量をちゃんと守らないとだめですね。

2016年3月5日土曜日

剣尾山(784m) 大阪府能勢町

登山日 2016年3月1日(火)

大阪の北部て行ったことがなく、能勢町とか豊能町とかほとんど京都か兵庫かとおもてました。が、この剣尾山には巨岩がごろごろしてて面白いよ、とハズに言われ、では2人で一緒に行こうと言ったもののいつになることやら。ということで1人で行くことに。
ところがこの日は、この冬最後(かな?)にしてかなりきつい冬型天気。朝からさっむい、寒い。自宅から駐車場まで5分ほど歩くのですがその間、手がしびれるほど冷たくなりました。

さて、8時半頃自宅を出発、ちょっと道を間違えたりもしましたが10時過ぎに駐車場に到着。道中、大阪方向に向かう反対車線を走る車の中に、雪まみれの車を見かけます。「ん?エライ雪積もってるなぁ。京都の北部とかから来たのかいなぁ?」なんて他人事のようにおもてましたが...。

信号の少ない173号線に入ってから快適にドライブ気分で運転。車は事前に調べておいた、歩いて10分ほどのところにある有料駐車場に停めましたが、この時期登山客が少ないのか無料で停めれてラッキー♪普通だと600円かかるようです。

登山口です。思っていたより雪があります。ま、踏めば溶ける雪ですが、階段が多い登山道のようで、滑らないよう足元注意、です。


20分ほど上っていくと、おぉ、大きな岩がありました。横からみたら転がっていきそうです。で、正面に回ってみると...

 岩にお釈迦様が彫られていました。彫ってから色を付けたのでしょうか?この山は昔、行者が修行する修験道の山として有名だったそうです。吉野の大峰と同じ行場として18世紀頃に摂津大峰と呼ばれるようになったそうです。個人的には無宗教ですが、日本の山には宗教を含めた歴史があるので面白いです。

この後少しして469mの行者山を過ぎ、森の中なのに風がエライ通る風の峠を過ぎ頂上へ向かいます。途中、北から迫ってきた雪雲の中に入り、雪に降られてしまいました。寒かった。


 そして頂上とうちゃ〜く。平日なのでだ〜れもいません。ここまで2人の単独男性2人とすれ違い、女性9人のグループを追い越しましたが頂上にはだ〜れもいません。そして風が通ります。ぶるぶるっ。北の空を見ると次の雪雲がゆっくりとこちらに流れてくるのが分かります。
お湯を沸かしてゆっくりスープとお寿司を頂こうとランチを持ってきましたが寒くてとてもそんな気分でごじゃんせん。しかもベンチや岩には雪が残っており座れない。しまった!座布団(布製じゃなくて山用の、です)を忘れた!かろうじてお尻をおけるスペースがあったので、スープ以外のランチを食べる。お湯が沸くのを待つのが寒い!そしてこの日の天気ではお寿司は冷たかった。も少し陽があると思ってたのに。

ご飯を食べて下山開始。先ほどの女性グループと今度はすれ違い下りて行く。ところが680mくらいのところに来ると陽が差して道の雪はすっかり溶けていた(↑)。日だまりがここちよい。登山口まで戻ると少し汗ばむ。

以前は、1人で山に行く時、登山口までは張り切っていたのに、登山口に到着した途端、1人が寂しいようななんかあったらどうしようみたいな心配とかがふつふつと湧いてきてやっぱり帰ろうかとか思いながら登山口でうろうろしてたりしてました。最近は登山口に行くまで、要するに準備段階での文句と言い訳がすごい。ものすごく時間がかかる。でも準備して車に乗るとすっかり登る気満々になり到着したら躊躇することなく歩き始める自分です。
準備段階でめんどくさがるのは、ほんとに山というものが生活の一部となったからなんでしょうか?

ドライブ&登山。楽しめた。次はぽんぽん山に行こうかな。