2018年2月20日火曜日

六甲ハイク 蛇谷北山&七曲滝

2018年2月18日(日)

何度も歩きに行っている六甲。その中でちょっと気になっていたのが「蛇谷・北山」。蛇谷の名前が気になっていたけど、イノシシがいるかもしれない恐怖があって今回、何かあればハズに体当たりさせようと一緒に行ってもらうことに。もう1つ気になっていたのは、紅葉谷の中ほどにある「七曲滝」。冷え込みがきつくなるとほぼ毎年、ニュースで六甲で凍った滝として登るクライマーと共に紹介される滝だ。とはいえ、少しづつ冷え込みが緩んでくる今日この頃、まだ凍っているか不安があったが一度行ってみようと行くことにした。

阪急芦屋川駅発着の7時間ちょっと歩くコースを設定。

風吹き岩から西宮〜大阪、金剛山方面。いい天気でしたがやや寒く。風はまだまだ冷たい。今日はイノシシには会いませんでした。ほ。

雨ヶ峠から東お多福山へ向かう。土樋割峠へ下り東山へ登る。40分ほど登ったら北山に到着!
ほぉ、芦屋市最高峰なんですね。神戸市の最高峰が六甲山、宝塚市の最高峰が岩倉山。これで全て登ったことになりました。最高峰とか気にしてませんでしたが、ズボンのポケットから100円が出てきた時のような小さい喜び。

ここからは車道を歩いて一軒茶屋へ。そこから有馬へ向かって下ります。が、ネットで見たヤマケイの地図には記載のあった「炭屋道」の記載が昭文社の山地図にはないことに気がついた(後日調べたら、私の地図が2006年度版とちょ〜古いがゆえにこのルートの記載がなかった。本屋さんで見た2017年版にはちゃんと記載がありました)がーん。炭屋道に入るところ、分かるかなぁ?30分ちょっと下っても出てこないのでちょっと不安になる。気がついたら有馬まで下りてた、ってことになりたくないなぁ。

ありました。炭屋道へ入る道。結構な下り。すれ違う登りの人は大汗かいてました。これ、登り返すのイヤやなぁと思いながら下る。下ったところで紅葉谷を渡り、林道を上っていき、射場山堰堤を越えて紅葉谷を登っていきます。途中、白石谷(熟達者向けルート)との分岐で、下ってきた人から「七曲滝はありませんでしたよ」と言われる。なんだかんだと話をしていると、トレランの人が下りて来て「ここから2つ目の迂回路の看板を越えて入っていくとありますよ。」と。いつぞやの台風で紅葉谷は大きく崩落したようなので、道のすぐ横に滝があるわけではなさそうだ。

トレランの人が言っていた2つ目の迂回路看板を入り、山肌沿いに延びている踏み跡を行くと、ロープが張られた急斜面があって(上写真)、ここを下りたら...

ありました。でもなんかニュースで見たのと違うなぁ。もう少し横に広がっていたような。小さいし。これ凍ったからって登れる?なんか違うなぁ。そんな話をしながら写真を撮って帰ることに。
でも、せっかくやから滝の落ち口も見とくか。ということで、滝の上に上がる。

こんな手作り看板があったので、この滝が七曲滝かと思っていたのだが、よく見てみると、ここから奥に本命の七曲滝があって、そこへ行くルートが2つあるよ、という看板だった(読解力ないのバレバレ)。で、進んでいくと、人がたくさんいて...



これやわぁ、ニュースで見たの。おぉ、大きい、大きい。これなら凍ったら確かに登れる。きれいきれい。滝見ハイカーも多く、子供もたくさん見に来ていたのにはびっくり。
思っていたより凍っていたので行ってよかった。六甲でこんな滝が見れるなんて、たしかに見に来たくなるなぁ。毎年気になっていたけど、行く時期を逃していたのでほんとよかったわ。

この後、結局阪急芦屋川へ戻るには時間が遅くなるので有馬温泉に下り宝塚経由で帰る。
夜は、オリンピックの男子フィギュアのフリー(録画)を見て盛り上がった。

天気 晴れ 風冷たし。が、歩くと暑い。衣類調整が面倒だがすべし。
時間 7時30分 阪急芦屋川駅(電車を乗り間違えたが15分のロスで済んだ)〜8時30分 風吹岩〜
   9時25分 雨ヶ峠〜東お多福山〜土樋割峠〜10時30分 蛇谷北谷〜12時10分 炭屋道分岐〜
   12時50分 七曲滝の下にある滝(蟇滝?)〜13時40分 七曲滝〜15時10分 鳥地獄・虫地獄
   (休憩時間含む)
温泉 入らず。海外からの旅行者でごった返す有馬温泉。金の湯の前の足湯は、ものすごい人が足を
   湯につけていた。

2018年2月16日金曜日

白馬でスキー

2018年2月11日〜13日

当初は2泊3日で五竜岳へ雪山登山に行く予定だったが、天気が大分悪そうなので、天気の良さそうな他の山域に行くことを考えたがいまいち気分が乗らず。頭と気分は「白馬」になっていたので、スキーと遠見尾根雪山ハイクをすることに。

白馬のお宿は、ハズが20年以上お世話になっている、古民家というより築100年の藁葺きの元民宿のお家。早朝到着してお家に滑り込みちょっと寝る。

11日に遠見尾根に行けばよかったのだろうが、到着が早朝なのでこの日はスキーに。天気は期待していなかったが(予報も悪かった)、こんなええ天気。

初心者にが気兼ねなく楽しめる「さのさかスキー場」から見る青木湖。どうやら経営状態が悪いらしく、今年から閉鎖の予定やったみたいだが営業していた。朝から夕方まで練習、練習。最後の方には少し上手くなったような...。

夜は、関東から急遽スノボー参戦、初対面の桃ちゃんとおばさんとお鍋。野菜いっぱいで、おいしかった。桃ちゃんは翌日お仕事が入るかも、ということで、初対面と思えないほど話が盛り上がっていたが9時過ぎに大雪の中帰って行った。無事帰宅したということで、よかった。

翌日。起きると一晩で20センチの積雪。しかも降り続く雪。とりあえず、登山口となる白馬五竜スキー場へ向かう。駐車場から見上げるアルプス平は雪雲の中。ということで、私は降りしきる雪の中を滑る自信なく、車にいることに。ハズだけ滑りに行く。昼から少し滑ったけど、寒くてあかん。
自然のまっただ中で寒いのは納得できるが、人工の山の中で寒いのは納得できず寒さに負ける。早々に退散。

駐車場で隣の車に積もる雪...
翌日の月曜、数ヶ月前から老人ホームに入所したおじさんに面会。耳が遠くなっているけど、近寄って話をするとコミュニケーションができ、顔色もよくて安心する。家で1人でいるおばさんのことを頼むよ、と手を握ってお願いされた。できる限りは、と思うが関西と白馬ではあまりにも遠い。安心してもらうために、はい、大丈夫よ、と答える。

帰るとおばさんが囲炉裏に火を起こしていた。お昼ご飯に、と自家製のお餅を焼いてくれた。海苔巻きにしていただく。おいしい。柔らかい。市販のものとはやっぱり違う。2つ半もたいらげた。


お腹が落ち着いたところで、大阪に向けて出発の時間。広い家におばさんが1人になると思うと、なんだか切なくなる。来て過ごしているときは楽しくていいが、帰る時はいつも後ろ髪を引かれる。

スキー場やスーパーには、外国からのスキー客や若い人たちがたくさんいるが、町、村を見るとやはり過疎化が進んでいるのは否めない。スキー場や登山でにぎやかな白馬、といえどもだ。この状態を食い止めるには何をすればいいか全く分からないし、自分に何かできるかなんて思わないしできない。でも、これが日本の地方の現実だとイヤでも認識させられる。過疎化もそうだが、それより90に近いお年寄りが1人で住んでいる、ということがとてもやるせない。




2018年2月5日月曜日

大峰地獄谷右俣 シェークスピア氷柱群

2018年2月4日(日)

三度目の正直でたどりついた大峰のシェークスピア氷柱群。
2年前に初めて行ったものの、時期が早かったのか誰も入っておらず、トレースもなく地形と簡単なアプローチ図だけを見るだけでたどり着けず別の滝で遊ぶ。2度目はGPSを持っていたメンバーがいたにも関わらず、なんでだかその情報を信用せず進んで登ったのが地獄谷左俣の名もない滝(これはこれで面白かった)。で、今回、前日に行った山岳会のメンバーから「トレースばっちしなので迷うことはないです。」と教えてもらい行ったものの...。
トレースはばっちしだったが、本当に合っているのか不安。違う滝に行ったらどうしよう、と。またたどり着かれへんかったって、笑うで〜と話しながらトレースをたどる。
もう1つ不安だったのは、大台ヶ原ドライブウェイのゲート前にざっと10台ほどの車(別の場所にも5台ほど)が駐車してあったこと。盛況すぎて登れないんじゃないか?

ゲートから2時間弱ほど歩いて行くと、滝が見えてきた。あれかな?なんか違うことない?写真で見たのとちゃうような...。
はたしてたどりついたのは...。

シェークスピア氷柱群でした。向かって左の滝が「ハムレット」、右側が「リア王」。リア王のように衣を広げている感じがあるでしょう?なるほどのネーミングですね。

到着したら、6人ほどパーティが2組おりまして、この人たち登るんかなぁ?順番待ちが長そうやなぁ、と思っていると、ハズがなんだか微妙な表情。どうしたんかと思ったら、この人ら登る人とちゃうで、とこそっと言う。え?なんで分かるの?というと持ってるのが縦走用のふつーのピッケルだと。見てみると全員がそうだった。ダブルアックスを持ってる人はおらず。滝を見るためにここまで来るの?しかも、道中、結構悪かったよ〜。ひえぇ〜恐るべしハイカーさんたち。さっむいのに15分ほど滝の前でしゃべって帰って行った。ひえ〜。見るだけ?見るだけ?そっかぁ、そういう楽しみ方もあるのね〜。しかし、よく来たなぁ、と。トレース付いてないと迷うよ、ほんと。


上の写真には入らなかったのですが、写真を撮っている場所の前にはこの滝「マクベス」が。で、そのマクベスを登るハズ。2段目の滝は、つらら状態になっているので登らずこの段だけ登る。

この後、別の2パーティが到着。この2パーティはアイスの人たちで、ハムレットとリア王を登ってはりましたが、リア王の下部は薄い&柔らかいみたいで、「ボスッ」というなんとも言えない怖い音が響いてました。登ってる人も「おわっ、おわっ」となんとも言えない声を発してはりました(ちょうどこの箇所↓)が、この後無事完登。アイスって、自分がいる場所が倒壊したらほんっまに危ないもんね〜。スクリューでランニング取ってても関係ないもんね〜。


うちらは寄るところがあったので早々に下山し帰宅しました。今週はまた寒波襲来らしいですが、あと1〜2週は持ってくれるのかな?

天気 晴のち雪(滝の辺り)
時間 8時 ゲート〜9時頃 F4側壁(かなぁ?1つ目の渡渉地点を過ぎて右側に見えてくる滝)〜
   9時55分シェークスピア氷柱群
   下山は1時間半ほどでゲートに戻る。歩くと暑いくらいだった。風がなかったが滝の近くは
   寒くなる。衣類のこまめな調整を。
お風呂 中荘温泉 大人700円 JAF会員だと500円になるようだ。露天風呂なし。
    リンスインシャンプーとボディソープあり。18時までの営業やけど、17時頃までに入館した
    方がいいようだ。以前、そう言われた。詳細はリンク先を参照してください。