2013年11月4日月曜日

頸城三山(焼山、火打山、妙高山)

2013年10月13〜14日

久しぶりのファミリー山行!そして珍しく、というか初めての快晴!新潟県妙高市の頸城三山に行ってきました。

1日目は11時間歩行という長丁場。乙見湖から入って静かな沢沿いの道を焼山に向かって歩きうっすら積雪のあった焼山から日本海からの暴風激しい稜線を影火打山、火打山へと縦走。火打山から高谷池ヒュッテまでの泥道には少々手こずりながら下り、高谷池ヒュッテは満室だったので、ここから更に小一時間歩いて黒沢池ヒュッテへ。テン場にスペースがあるか心配したけれど最後の整地をゲットして快適に泊まれた。
2日目は朝から人でごった返す妙高山へ登り、頂上から日本海を見るとうっすらと霞む佐渡島が望めた。

紅葉もあまり期待していなかったけれど、期待以上のきれいさで久しぶりに楽しい秋の山行だった。


登山口から10分ほど行くと堰堤の工事中で基礎工事に設置された登山者用ハシゴ。
上に行くほどうっすらと壁が前傾してて少々緊張。












上の堰堤を越えると早速森の中へ突入。しっかり道はついていて思いの外、整備されている道だった。
朝日が黄葉にあたりきれいだ。







登山口から1時間半ほど進んだら視界が開ける「焼見台」
向かって右側の山が焼山で2006年に登山規制が解除された活火山である。







登山口から4時間半で富士見峠。ここから1時間半ほどで焼山頂上。この写真は頂上直下。前日、この地域は雨が降ったようで、山の上では雪だったようだ。エビのしっぽが形成されつつあった。
日本海側からの風が冷たく強く冬の気温だ。




焼山全容。すっかり雲が取れて気持ちのいい青空が広がる。頂上付近に小さく雲のように見えるのは山から吹き出す蒸気。
頂上からのものすごい急な道を下り、左下の噴火口の跡のような弓状の縁を歩きやっとここまで来ました。
頂上からここまでが今回一番長く感じた。



この跡、影火打の山頂で再び風が強くなりガスの中。展望なく、しかも文字が読めない山頂標識の前で記念撮影を取り火打山へ。時々雲が途切れ、見える火打山山頂には人がたくさんいるのが見える。ごった返してるんだろうなぁ...。

そして途中雷鳥にも出会った。立山や北アの雷鳥と違って人慣れしておらず、ものすごい速さで登山道を突っ走って逃げていった。申し訳ないです〜。驚かすつもりはなかったです〜。







火打山を経て、高谷池ヒュッテ分岐、茶臼山頂上を過ぎて視界が広がった。一番奥に見えるのが妙高山。
池の左方向に、変わった形で話題の黒池沢ヒュッテが見える。テン場がテントでいっぱいだ!





2日目、妙高山山頂から日本海側を見て。









結構満腹感いっぱいだった黒池沢ヒュッテと妙高山山頂往復。
ヒュッテに帰ってテントを片付けていざ下山!しかしここからも案外長くてあなどれないのです。
黒沢池ヒュッテを出ると広がる自然の造形。父ちゃん曰く「こんなんが自然とできること思たら、ほんまに自然の力てすごいなぁ。」と芸術の秋にぴったりのコメント。


絵になる(?)一枚、ぱちり。










かなり下ってきました。
多くの登山者ともすれ違いました。
紅葉がきれいです。







下山後は、このまま関西に帰るのはしんどいので妙高高原の宿泊施設に一泊してここからは旅行気分。
3日目は、白馬の知り合いのおじさんとおばさんちにお邪魔する。こんな時でしか会えないからね〜。
台風が近づいてるということで、この日は朝、10時頃からすでに雨が降り出した。今回は本当に珍しくこのメンバーで天気に恵まれた。1日ずれてたらどうなっていたことか。
やっぱり山は天気がポイントになりますね。