2015年4月30日木曜日

2015年4月24日(金) 三国岳(1209m)

父ちゃんの山行にお供して...。滋賀県、福井県、岐阜県の県境にある三国岳という山に行ってきました。木曜の夕方に父ちゃんと名神のとあるPAで合流し登山口へ向かいます。
思いの外、広くて運転しやすい道路を走っていくと、左に大きな橋と直進方向に急に細くなった林道という分岐に到着。車から降りてみてみると、どうも私のデミちゃんでは進めそうにないので父ちゃんの大きい車に乗り換えて、進んでみるが...。右の斜面からの土砂、岩、枯れ枝などが埋め尽くす林道。いくらなんでもこの道を進むのは無理!と言う私に、根拠のない「行ける!」という父ちゃん。

というのもこの山、今回で3度目の挑戦なんです。福井側、岐阜側からと単独で攻めたにも関わらず、ものすごい藪に阻まれ登頂できず、3度目の正直をかけて、滋賀側からの挑戦となった今回。父ちゃんとしてもどうしても登りたい!という気持ちでここまで来たのは分かるのですが、車一台分の幅しかない荒廃した林道でパンクでもしたらJAFさえ来てくれない、というか入れないこの場所で立ち往生する訳にはいかない!

ということで、バックで林道を脱出することに。途中で私が運転を代わりバックで進み、少しふくらみのある場所で父ちゃんに運転交代。車をひっくり返して無事荒廃林道脱出。かなりきんちょ〜した〜。

翌朝見てみると、件の橋、大きくて立派。これは渡ってずっと道がついてるかも!と思い車で行けるところまで行き時間を節約する作戦。見事に当たって、かなりの距離を車で進めた。

車を停め、登山開始。この辺は、ダムになるとかで廃村になったという歴史を持つ地域。こんな山奥に何十年も昔に人が暮らしていたとはおどろきだ。

低い山だからといってあまく見てはいけない。「藪」という大敵が待っているのだ。藪漕ぎは正直好きではないが、父ちゃんが2度もトライして頂上に立てなかったというので、2人で行けば藪漕ぎも少しは気が楽になるか、と思いついて来たのだが。

思いの外、藪漕ぎせずに進めることに前半、気が楽になる。さてここから急登になる、という手前で一度休憩。見上げるに、そないにひどい藪ではなさそう...と思ったのが間違いだった。
きょ〜〜〜れつな藪漕ぎ!テープが見えない、踏み跡が分からない、笹やら木の枝やらに顔をぴしっ!とやられるわ、足元の折れた木の枝に弁慶の泣き所をぐさ!っと突き刺され激痛走るわ、ととんでもない登りルート。

2人で悪戦苦闘すること小一時間。やっと1つ目のピークに到着...が、背丈ほどの笹に囲まれて頂上が見えない。右に左に笹をかき分けやっとこさ、ちょびっと禿げた山頂発見!そして次に目指すは、三国岳。

三国岳への稜線歩きは残雪があって歩きやす〜い。楽ちん楽ちん(↑)

 そしてついに!3度目の正直で登頂!三国岳の山頂!標識がぼろぼろになっていた。
 父ちゃん、ほんまに嬉しそうでした。 

 父ちゃんを探せ! きょ〜れつだった藪漕ぎスポット

ブナ林は新緑がきらきらしていてそこにいるだけでほんと癒されます

帰りの温泉が付近に見あたらず、そのまま家に帰ろうかと言ってたのですが、父ちゃんが持ってるライダーズマップに「ゆ」という文字発見!ひょっとしたら廃業してるかも、と思いつつ向かうとすごい立派な宿泊施設にたどりついた。登山者の人が大挙して押しかけるような雰囲気のお風呂ではなかったので今回は内緒とさせてもらいますが、汗を流してすっきりできました。

ということで、今回、「一生分の親孝行に値する。」藪漕ぎ山行同行でした。父ちゃん、藪こぎのある山行は勘弁してね。


2015年4月20日月曜日

八ヶ岳大同心南陵〜小同心クラック登攀 写真

2014年4月12日(日)
八ヶ岳大同心南陵〜小同心クラック登攀の写真のページ

大同心基部 左の方に雲稜ルートを登っている人がいます

天気よく振り返ると穂高連峰が見えました


大同心南陵1P終了点から取付を見下ろす

次に登る小同心の壁 写真真ん中のライン

小同心をバックに 南陵ルート終了点

小同心取付へ移動 日陰には大きな氷柱 でもそろそろ崩壊しそう

下山ルートは稜線を行く一般道 写真の右手から左手方向へ延々歩く

横岳頂上から富士山もうっすらと見えました 雪が多い






2015年4月17日金曜日

2015年4月12日(月) 八ヶ岳 大同心南陵と小同心クラック登攀


ハズの仕事の超繁忙期も過ぎたので久しぶりにバリエーション登攀へ。4月に入るとさすがの八ヶ岳も雪が少なくなり、真冬に登るのと比べてややグレードが落ちるのであまり胸を張って雪山行ってきました!とは言えないのですが…。

この時期になると美濃戸口から美濃戸間のダート道も雪がなくなり私のデミちゃんでもなんとか走行可能。ここの運転はハズに代わってもらい、がったんごっとん右に左に揺れながら進む。お腹を擦ることなく無事到着し仮眠。

ところが。起きる直前に一台の車が入ってきてちょうど私たちの後に停めた。4人ほどの若者らしい。仮眠せずに出発するようで到着してすぐに準備を開始したのはいいが、大きな声でしゃべる、エンジンかけっぱなし...うるさい。
なんだろーねー。周りへの配慮が皆無。街は24時間365日明るい状態だから山の中でも同じだと思ってるんだろうけど、やっぱり睡眠を取りたい人間もいるわけだし、どの車に人がいるか分からないのだから、そこを配慮して静かにすべき、と私は思う。だいたい、トランク開けっ放しにして準備するのにエンジンをかけっぱなしにする必要があるのか?

気分のいい目覚めでなかったが朝ご飯を食べていざ出発。
赤岳鉱泉小屋まで1時間20分ほどで到着。先月来たときにたくさん人が登っていたアイスキャンディーは融けて崩れて近接禁止。

10分ほど休憩し、さてここから大同心へのアプローチ。小屋から1つ目の沢を入って詰めていく。ありがたいことにトレースばっしち。30分ほど歩くと氷瀑に突き当たる。ここでアイゼンをつけて左手の稜を登っていくが、ここからトレースないので適当。先に行く二人がいたが、見失う。途中で少しやばいところに出たので、ハーネス装着。

壁が見えるルンゼに出たので、雪の状態もいいのでこのルンゼを登ることにする。先ほどの二人は左手の稜線を登っていた。ハイマツ帯で合流。お二人を抜かして大同心基部へ。アブミで正面雲稜ルートを登っている二人がいた。私たちはぐるっと右手へ回りこんで南陵の取付を確認。この取付は小同心クラックの取付への途中にあるのだが、その小同心への登りを6人が歩いてる。結構な順番待ちになるかなぁ?とちょっと時間に不安を覚えるが、南陵にいざ取り付く。

これまでは初めてのルートに対して、未知の世界ということで積極的にリードをしてこなかったが、今回からは積極的に先に登るということを密かな目標としていた私。どきどきするけど、先に登らせてもらう。

うちの山岳会の会長はトポ図は見るな、という人だが、やはり怖いので見る。でも結局、トポ通りに登っていない。うぅん、ちょっとトポと違うような…ま、でも天気は最高、見通し抜群、何も怖がることはない!ということでぐんぐんロープを伸ばして1P終了。その後、ハズが2Pを登り、3Pを私が…と思っていたら、ここでルート終了。へ?もぉ終わり?2時間からかかると思っていたのに1時間ちょっとで終わってしまった。
懸垂下降して取付へ戻り、小同心クラックの取付へ向かう。今回の目的は連続登攀でもある。

登り初めを確認して、再度私が先に登る。
ぽこぽこと丸い、ドアノブのようなホールドが掴みやすくて面白いほどすいすい登れる。途中、ぽこっと突き出た岩のようなものに左足を置き、左手で甘いホールドを持ち、右手は探っていい感じのホールドを持った瞬間、がくっ!と体が落ちた。左足を置いたスタンスは岩ではなくて泥の塊だったようだ。ソフトボールくらいの泥土の塊が落ちていった。幸いハズには当たらなかった。ひょ〜、びっくりした。一瞬、右手持つの遅かったら体ごと落ちてたよ。

2Pはハズ、3Pは私…で終了のはずが、2Pですでに終了状態。あれ〜、ここも2Pで終わっちゃったよ。面白くないなぁ。ちょっと消化不良。ここから細い尾根を歩いて、最後、横岳の頂上まで一応ロープを出してフィニッシュ!久々に頂上で終了!というルートを登ったような。

さてここから長い長い一般道歩き。日焼け止めのために顔に巻いてるバンダナで呼吸が制限されて少し苦しい。足が遅くなってしまった。申し訳ない…。
後から来た若者2人に抜かされ、鉱泉小屋に戻ったのは私たちが最後になってしまった。喉がものすごく渇いていたので小屋でジュースを買いごくごく飲み干す。おいし〜!400円の価値あるわ。15分ほど休憩して下山開始。車へ向かう。
片道1時間…のはずがショートカットへの入り口を見過ごし延々林道を歩くはめに。ここで15分ほどロスしてしまった。ちょっと辛かった。

何度も書くけど、真冬に登るより雪がない分、グレード下がってましたが面白かった。今度は真冬にいきましょね、とハズと話し合ったのでした。


2015年4月6日月曜日

なたね梅雨...

14年4月5日(日)

この日も春合宿に向けてのトレーニングデイ。
今回のメニューはカモシカ=六甲山の2/3を歩く。
ルートはいつもの、神戸電鉄有馬線鵯越駅をスタートして、菊水山〜鍋蓋山〜摩耶山(掬星台)〜六甲ホテルの前(きれいな格好をした方が多い)〜ゴルフ場の鳥の籠になった登山道を抜け〜オルゴール博物館〜このまま有馬に下りて行けたら楽なのに、という誘惑にかられる六甲有馬ロープウェイ駅付近〜六甲最高峰のちょっと下の車道を通り(最高峰は行かない)〜芦屋市〜宝塚市〜塩尾寺〜宝塚温泉への35キロ近く、消費カロリー1800キロカロリーという9時間行程。

この日は未明からどしゃ降り。明るくなってからは雨の勢いがおさまったが、1日中、ほぼ降ったり止んだり。それでも時々悲しいくらい雨の勢いが増す。どんな雨でも登山の人がいるさすがの六甲もこの日は人影皆無。車の往来も極端に少なかった。

そんな中。ゴルフコースを突き抜けるケージ登山道のぬかるんだ道を進んでいると反対側から大きな荷物を担ぎピッケル片手のグループが。うわぁ、うちらもうちらやけど、この雨の中、歩荷してる人らおるわ〜、よぉやるわ〜。と自分達のことはさておき、そんなことを思ってすれ違ったら私の名前を呼ぶ声が。

ハズに「なんか呼ばれてるような…」といわれ振り返ると、カモシカの日には絶対に六甲で会う「うめちゃん」の癒しの笑顔が、ずぶ濡れの雨合羽のフードの中に見えるではないですか!「うぉ〜、うめちゃ〜ん!」「あぁ、やっぱりりょうちゃ〜んやった!」と1年に1回、六甲山中のとある一点で、という究極のピンスポットで遭遇する梅ちゃんと挨拶&この日の内容説明。

いやぁ、やっぱり山岳会ってすごいね。どしゃぶりでも内容が「歩き」なら決行するという。ほんとがんばるなぁ、と気合いをいただいた。あ、でも春合宿、どこ行くか聞くの忘れたなぁ〜。

で、この後、最高峰に到着したのですがこの日のリーダーNさん、気が萎えた。ハズとこそっと相談して有馬温泉に下りることになりました。(有馬まで1時間。宝塚まで2時間半ちょっと)
有馬に着く頃には雨も上がって少し薄日が差してきた。そして温泉入ってすっきりして行程終了!
ハズとの反省会は先週見つけた居酒屋さんに。たくさんおいしいものいただきお腹いっぱい。
そして本日、両足ふくらはぎ少々筋肉痛。

4日(土)に近所で撮影 
この日はとてもいい天気でしたが、
下り坂を予感させるなみなみ雲が...