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2022年1月30日日曜日

広河原沢右俣クリスマスルンゼ

山行日 2022年1月27日〜28日

去年はアイスは行けず、今年こそはと燃えるハズ。ということで、ハズが行ったことがない、という広河原沢右俣クリスマスルンゼへ行ってきました。大阪から行くのでどうせなら、ということで二俣にテントを張って一泊してきました。二日目は武藤返しの滝を登りました。

船山十字路に車を止めて歩き出すこと1時間20分ほどで二俣に到着。テントの跡があったので拝借。近くの木に、おそらく有名であろう看板がかかってありました。
その通り。山をなめてはいけません。一泊二日の八ヶ岳ですがそんなに甘くはないのです。ということで、テントを張り、身支度整えて装備などしっかり確認しクリスマスルンゼへ向かいます。

先週または先々週くらいに入山した人のトレースが残っているので迷うことはありません。助かります。ちなみに私は10年以上前に「連れてきてもらった」ことがありますが、メンバーの足の速さについていくのが必死のパッチだったのでアプローチ道の記憶はほぼありません。

沢の奥に阿弥陀南稜の上部が見えます。おぉ登ってみたいなぁ〜。

二俣から1時間20分ほどで到着。2022年1月末の滝はこんな感じでした。

上の段はこんな感じ。結構立ってました。ちなみに私はビレイヤーに徹してました。

時間来たのでテントへ戻ることに。歩き出してすぐにハズがカモシカを見つけました。
大きなカモシカで、こんなに大きいのを見たのは初めてです。時折こちらを見るのですが、ひょっとしてこちらに向かってくるかも、とちょっと心配に。毛色が焦茶色でかなりの年齢だと思われました。でも陽の当たる斜面での〜んびり木の枝を食む様子はほのぼのします。

途中、沢水を汲もうとするのですが今年は雪が多いのか沢が埋まっており、なかなか適所がありません。コップと漏斗があれば問題なしだったのですが、テントに置いてきてしまいました。苦労しました。

夜ご飯はアルファ米とスープ。雪水と違い沢水で作ると味は別格。焼酎のお湯割りを少々飲んでご機嫌さんで就寝。

翌朝は冷え込みました。かなりキンキン。さすが八ヶ岳。
予定より1時間も遅れて出発です。しかも途中ちょっと道を間違える。(考え事してるとあきまへんな)
滝はかなり立っている。ちょっと苦戦して登り、TRをセットしてさらに練習。
武藤返しの滝の場所ですが、アルパインクライミング本の説明と合ってない気がするのですが...。これでいいんですよね?

私はアイスはほんと苦手で、膝の心配もあって今回はビレイヤーに徹しましたが、凍った滝の横に立っていると大型冷凍庫に入ってるような気分になります。どうしたらそこそこ暖かい状態でビレイできるのでしょうね〜。登らなくてもいいんです。ただ、心地いいなぁ〜ってくらいでビレイすることができればどこにでもついていくんですがね〜。

2021年2月25日木曜日

昔日山行話 2007年2月 八ヶ岳バリエーション

2月7日〜9日
この山行も記憶残るものなんだなぁ。

同期のH君と2人で行った八ヶ岳。私より1〜2ヶ月遅れて入会したH君。そのモチベーションの高さでぐんぐんクライミングがうまくなり、何かと言うと叱咤されていたが、能力とやる気というものは人それぞれ。私はカタツムリのごとくの上達。しゃぁないやん。

経験者(ベテランメンバー)なしの新人2人での山行。私は八ヶ岳のバリエーション初めての挑戦。H君はどうだったのかな?覚えてない。おそらく2人とも初めてだったんじゃなかったかな?

1日目は入山しテントを張ってからバリエーション初級ルートの石尊稜へ。2日目は中山尾根。3日目は赤岳主稜を登ってから下山、という計画だった。

金曜の夜中、H君の車で雪降る中、美濃戸まで進む。美濃戸口から入り橋を渡ってすぐの登りのピンカーブの登りが一番怖かった。お願いして雪降る中、チェーンをつけてもらった。

翌朝晴れ。順調に計画をこなした。
石尊稜1ピッチ目を終わったところ(↑)。1ピッチ目は土の壁で、気持ちのいい登りではなかった。この後は順調に高度を上げて無事終了。行者小屋のテン場へ戻る。

2日目。中山尾根。中山乗越から取付までの道がなぁんかしんどかったなぁ。
1ピッチ目、このルートの1つ目の核心でもあるが、私の登り方を、ビレイしているH君が「そんな登り方じゃだめだ」「もっとささっと行かな」「本ちゃんはスピードが大事」云々と言われる。うぅん厳しい。
1ピッチ目をフォローしてくるH君

天気よく穂高の山並みも見えた。きれいだな〜。晴れてるって楽しーなー

この日の夜。初日に引き続きずーっとしゃべっているH君。休むことなく話が続く。とにかく延々と動く彼の口。狭い狭いテントの中で永遠に続く話を聞いているとだんだん意識が薄らいでくる。登攀途中もダメ出しを延々と発せられる。まぁ、そら私は下手ですけど。言われても仕方ないけど。でも、でも、ずっと続くおしゃべり...しんどい。

3日目。前日までとは打って変わって悪天候。こんな天気で登るのか?前夜までのだべり攻撃による心身へのダメージも大きい。行くのはいやだ、下山しよう、と主張したが赤岳主稜取付まで行こうと強く言われてしぶしぶ準備をして登り始めた。

視界ない中、本来の取付よりかなり下の方を「ここじゃないか!」と目星をつけて様子を見に行ったH君。雪の状態が不安定っぽく、私は足が進まない。それよりはよ帰りたい...。

この日、主稜ルートを登る6人くらいの学生チームがおり、取り付いていたが(↑)、なんせ視界が悪いので(でしょ?見えへんでしょ?人の姿)彼らが正しい取付にいるのかどうかよく分からず。こちらは、文三郎道を行ったり来たりしているうちに時間は過ぎる。結局、学生チームがいるところ(↑)が正しい取付と分かったけれど(8時半ごろ)、6人くらいが登り始めたところにこの天気。昼過ぎに行者小屋まで下りてこれるのか?いや、無理でしょ〜。ということで私が断固として「帰る。こんな天気で登れるわけがない」と主張して下山。

歩き山行でも少人数の場合や少人数で登るバリエーション登山の場合、気の合う人と登るのが一番。日帰りならともかく、数日山にこもるとなると気が合わないのはつらいよ〜😔

2020年4月9日木曜日

宴会山行

日時  2020年4月3日〜4日
行き先 北八 黒百合ヒュッテまで

10年ぶり。再会するとそんな長い時間会っていなかったのかと思うほど、ふつ〜に登山して宴会。

結婚前に勤務していた会社の方と久しぶりに山行。ハズも一緒に行ければよかったのだけど、休みが合わず。

久しぶりでこの季節、ということで山をがっつり歩こう、というより宴会が目的。で、せっかくなら町より山で宴会しようということで昼集合して夕方までに到着して、十分宴会の時間が取れる条件を満たす黒百合ヒュッテへ。

天気は二日とも快晴。雲が出たり風が吹く時間もあったが宴会するには十分な天気。

唐沢鉱泉までの道路は凍結もなく、南八ヶ岳の美濃戸までの道に比べると快適な地道。
ただ気をつけてはいたものの泥はねすごくてどこ行ってきたん?という状態になってしまった。帰阪後、洗車に直行しました。

さて。写真です。

登山口からず〜っと凍った登山道。凍った道の上に、数日前に降った雪が積もっていて危険!ということで、歩き出して10分ほどでアイゼン装着。
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獣の足跡。うさぎかな?足跡を目でたどると、茂みで終わっていたのでそこが巣なのかな?出てこないかな?と期待しましたが、短時間で遭遇するほどの運はなし。
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 翌朝。上空の雲の流れが速かった。北から黒い雲が流れ込んでおり天気くだり坂の兆候?
写真は中山峠方面=東方面の空です。
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テント場。夏は、泥っぽい地面のためパレットが置いてあるらしいです。
冬は雪の上で快適です。
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二人とも天狗岳には以前登っているので、 今回は割愛。
テント後ろの斜面を登り、東西天狗岳を眺めて終了。
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唐沢鉱泉前にある源泉。鉱泉という施設は冷たい源泉を沸かしているのだと
教えてもらいました。
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帰りの諏訪SAから見た南八ヶ岳の山並み。この時期にしてこの黒さ。も少し雪が
あってもいいんじゃないか?今年は本当に稀にみる暖冬、少雪の冬でした。

久しぶりの山行で宴会。楽しかったです。今後の山行に役立つ情報もいただきありがたい。次は、ハズも一緒にどっかに宴会山行したいです。

さて、コロナウィルスの感染拡大で気を遣って外出しなくてはいけない状況。
とはいえ山には行きたい。5月の連休はどうしようか、どうなっているのか...。気を揉む毎日が続きます。



2020年3月5日木曜日

赤岳天望荘のご飯

2月末に行った八ヶ岳山行で宿泊した赤岳天望荘のご飯です。撮影はハズです。

夜ご飯は...
炊き込みご飯、豚汁、豚肉のカレー煮、鶏肉のトマト煮(鶏肉がほろほろとして美味しかった!)、菜の花(現場でタラの芽!って喜んでたけど実は菜の花だったのかも)の天ぷら、山菜のおひたし、生ハムスライス(現場で切ってくれている)、お漬物に、杏仁豆腐とフルーツ。いやぁすごいですよ、本当に。雪から水を作るしかない場所でこの時期にこれだけの種類の料理を提供してくれるなんて。

そして朝ごはん。かなりピンボケですが...😅
ご飯、味噌汁、ソーセジ、卵焼き、筍の煮物、ミートボール(これさいこ〜!でした)、オレンジなど。

2012年の年始に宿泊したことがあるのですが、その時はおせち料理をメインにした内容でこちらもおいしかったのですが、今回もおいしくいただきました。おいしいものを食べると力が出ますし元気になります。ほんとありがたいです。

天望荘の「厳冬期営業」はすでに終了しており、次はGWから営業されるようです。

2020年3月4日水曜日

暖冬の影響やなぁ...

2月末に行った八ヶ岳。大分昔の写真ですが、南沢小滝の写真がありました。今年のものと比べてみました。

2013年1月2日撮影

2020年2月末撮影

2月も末になると氷はかなり溶け出して約2ヶ月の差は大きいですが、それでも、凍っている幅、厚みがかなり違います。

来シーズンは普通に寒い冬でありますように。


2020年3月3日火曜日

八ヶ岳 プチ縦走2日目

2020年2月24日(月)

一晩中、窓を叩いていた風も日が登る頃には収まり...
談話室の霜のついた窓からは...朝日が登る直前の炎のような色に染まる空が見えました。

朝ごはんも種類豊富なバフェ形式で、ちょっと多めにいただき大満足。出発する準備で玄関が混雑していたので少し時間を遅らせて7時半に出発。玄関よりも混んでいたのはお手洗いでした。

小屋を出てすぐのところから振り返ると富士山が。そしてなぜか山崎パンのコンテナが。ミスマッチが面白い。

すぐに地蔵尾根との分岐に到着。朝いちで登ってきている人たちが数人見えました。
これから進む稜線にも数人人がいるのが見えました。
すでにトレースは付いており、夏道の鎖も見えているのでいるので迷うことはないです。ただ、滑ったり、アイゼンを引っ掛けてこけないようにだけ注意、注意。
風は写真左側(西側)からはそこそこあり、東側に入るとぱたりとなくなり暑いくらい。

稜線の東側を進んだり、

西側に入れば風が吹きつけ寒かったり、

また東側に出て、風が止み暑さを感じたり、と忙しく体感温度が変わる中、進みます。

そして三叉峰=杣添尾根との分岐に到着。長い尾根だなぁ、と思って見ていましたが、よくよく見ると二人、この長い尾根を登ってきているツワモノがいました。(写真真ん中あたりに人がいるんです)
ものすごい大汗かいてるだろーなー、と思いつつ、両手を振ってみると先頭の人が気がついて立ち止まって両手を振り返してくれました。うれしくなって、がんばれ〜!!の意味を込めて左腕を何度も振り上げるとまた両手を振って応えてくれました。ハズが、コミュニケーション取れたな、と。こういう山でのコミュニケーション、嬉しいものです。

横岳頂上(2825m)から。ここで歩いていなかった稜線がつながりました。ここからは一昨年だかに歩いたルートです。なだらかな硫黄岳(2760m)の頂上、その後ろにきれいな形の蓼科山(2531m)が見えます。硫黄岳まで意外と長い尾根でなだらかな登りですが息が上がりました。
硫黄岳から左に伸びている尾根を歩いて赤岳鉱泉へ下ります。

硫黄岳の頂上、赤岩の頭を過ぎ鉱泉小屋への下り、樹林帯に入るところです。晴れて快適な雪山散歩です。奥に、昨日暴風ですごかった赤岳(2899m)、中岳、阿弥陀岳(2805m)が見え、写真左側の尾根が先ほどまで歩いていた尾根です。あっという間に時間が過ぎます。

途中、暑くて喉が渇き1回休憩を入れてしまった。が、とにもかくにも赤岳鉱泉に到着。暖かいので細いつららも大打撃。溶けてさらに小さくなっていきます。

小屋横の人口氷壁アイスキャンディーはこの日も盛況。おやつを食べて不要な装備を解き、あと1時間半ほど惰性歩きで美濃戸口を目指します。

歩いていると暑くて途中でアウターを脱ぎ、帽子を脱ぎ、手袋を外し、とどんどん薄着になっていきます。いい天気なのは嬉しいですが、やっぱり暖かすぎるのは気になります。来年の冬は普通の寒さであってほしい、と早くも来シーズンのことを考えながら駐車場まで歩いてました。

あぁ、楽しかった。前日の暴風でルート変更も考えたけど、ハズの、去年の乗鞍の方が風、きつかったやんな?という一言でそうやわ、大したことないわ、と思えた。ありがたい一言を言ってくれて計画を完遂できた。

2020年3月2日月曜日

八ヶ岳 プチ縦走

山行日 2020年2月23日(日)−24日(月)
山域・コース 
八ヶ岳 
1日目 美濃戸口−美濃戸ー行者小屋ー文三郎道ー赤岳ー展望荘(泊)
2日目 展望荘ー二十三夜峰ー日ノ岳ー横岳ー硫黄岳ー赤岳鉱泉ー美濃戸ー美濃戸口

三連休の土曜日は悪天候。どっちにしても土曜日、ハズは仕事なので出動できない。日曜から天気は回復傾向。予想天気図を見ていると、高気圧の張り出しときつめの西高東低の気圧配置ということで日曜は風が強いことが予想された。

世間は三連休なので駐車場は混んでるかも、という予想に反して空いていた。美濃戸口から美濃戸への道は、核心の最初の坂道はカチコチ。美濃戸へ進む車は坂をくだるというよりは滑っていた。

風がきつい。美濃戸から久しぶりに南沢を進む。
南沢小滝あたりになると予想以上の積雪(↑)。雪の下はかちかちに凍った登山道。雪の滑り台状態。文三郎道の状態が気になる。小滝には3パーティほどいて登っていたが、やはり暖冬のせいか氷具合は小さかった。

行者小屋に到着。晴れていれば見えるはずの山々も厚い雲の中。人出はかなりあった。テントもたくさん見られた。小屋でコーヒー(1杯400円)を頼んで休憩。計画通り文三郎を登るか地蔵尾根を登るか相談する。
おっと、この山行の目的は、私がまだ歩いていない二十三夜峰と横岳の間を歩いて、赤岳から硫黄岳までをつなぎたい、というものだった。なので、地蔵を登るとなると赤岳をスキップすることになり、目的達成とならない。

時々、空が明るくなる時が出てきた。外に出ると、雲が晴れて文三郎道が見えるようになってきた。ハズの決断で文三郎を進む。

とはいえ、風はまだまだきつい。森林限界を過ぎたあたりで8人ほどの団体が下りてきた(↑)。ハズが誰かと話をしているなぁ、と思ったら以前所属していた山岳会の会長だった。府岳連の雪山訓練の指導で入山してるようだった。「気がついたらこんな山の中にいた」といつものユーモアのある答え。

会長と別れて進む。中岳との分岐の標識が見えるがここが一番風がきつかった。風のリズムに合わせて耐風姿勢をとらないとほんとに吹き飛ばされてしまう暴風だった。耐風姿勢をとるハズ(↑)

強いのは西風なので、稜線の東側に入れば少しはマシかと期待していたがそんなに甘くはなかった。この日は稜線のどこにいても風が強かった。ここ(↑)で反対方向から来た2人とすれ違う。先に行く単独者はとてもしんどそうだったがどうすることもできない。かまっているとこちらも体力を奪われてしまう。無理と思ったら引き返すなど自分で決断することが必要。

意外と岩岩した登山道を進み赤岳(2899m)の頂上へ到着。青空が見えた。この後、暴風の中、必死の記念撮影をし展望荘へ向かう。

眼下に展望荘が見える。早く到着したい。暖かい場所に行きたいと早まる気持ち。

が、足元はカチカチに凍っている。ここで滑るととんでもないことになる。足元に集中して慎重に下りる。

ガイドパーティ1組と3人パーティとすれ違ったが、3人パーティは寒さと風に少ししんどそうだった。

1時20分頃、小屋に到着した。暖かい。チェックインをしてベッドに向かう。大部屋で予約を入れていたが、予約がいっぱいだったのか、1組の布団に2人が寝るような状態だった。こりゃぁ、隣で大いびきかかれたらたまらんなぁ、とハズに相談して個室に替えてもらった(プラス料金必要)。トイレには遠いが快適だった。

夕食は、ビュッフェスタイル。地上のように好きなだけ食べていい、というわけではないが(少しのお代わりならオーケー)おかずの種類が豊富で皆感嘆の声を上げていた。いやぁ、厳冬期の稜線の小屋であそこまでのおかずの種類を用意してもらえるなんて本当にありがたい。お茶とコーヒー、お汁粉(汁粉は夕食まで)はおかわり自由で飲めるし。

夕方までに弱くなった風が日没後、再び強くなる。しかも断続的に吹くようになった。翌日の天気は回復のはずだが、風が気になる...と思いながら就寝...zzz

2020年2月18日火曜日

八ヶ岳 峰の松目沢

山行日 2020年2月9〜10日

去年初めて登った峰の松目沢。美濃戸から赤岳鉱泉へ向かう登山道の途中から入り、いくつかの滝を登ってF9まで。この後、稜線まで抜けてピークの峰の松目を通過し赤岩ノ頭経由で鉱泉小屋まで下ることもできる。

さて、昔の「岳人」やネットの情報なんかを見て去年登ったが、どうもやっぱり違うような気がしていたので、去年の下山時に下見をし、これだろうと目星をつけておいた。帰宅後、調べてみると私たちが登った沢は「峰の松目南西沢(仮称)」というものだったようで、今年はほんとの峰の松目沢を登りに行った。

2泊3日の予定で、1日目に沢を登り(同ルート下降)、2日目に鉱泉小屋から硫黄岳、横岳、赤岳、文三郎道の縦走、3日目に下山、という計画。

さて、峰の松目沢の入口から入るとすぐに二股がある。直進方向奥に沢が見え、稜線まで伸びている。F8のような(F8がこの沢のハイライト)滝が見える。一旦荷物を置き、偵察に行く。少し進み、ここだろうと思いギアを取りに戻り準備をしていると二人組が上がってきた。先頭を歩く女性となんとなく話をすると、峰の松目沢はここではないと断言するではないか!話を聞くと私たちが去年登った沢が峰の松目沢らしい。
とりあえず、ギアを担いで直進することにしたが、先ほど見えていた滝、近くなればなるほど単に雪が積もっている傾斜だけのように見えてきた。沢全体を見ても雪が積もった雪壁が稜線まで続いているだけに見える。
これでは登っても面白くないので、去年登った(女性がいうところの)峰の松目沢へ登りに行くことにした。

天気はよい。F1を登るだんなさん。いい具合に雪があり氷が柔らかく、フリーで登った。

F2ではTRで楽しんでる人が。いい天気やし、寒くないしたのしーなー、と思うのはみな一緒。

去年は氷の状態が悪く、この下までしか来れなかった。お初の景色。写真中ほどがF8。

天気がいいとはいえ、夕暮れも迫る。まだ明るいと思っていたらあっという間に時間は過ぎるので、ここらで下りることに。
5時ごろ鉱泉小屋に到着。今回はテント泊。満月の夜、きれいに晴れた空。そして強烈な放射冷却による冷え込み。寒くて寝ることができなかった。

翌日。縦走は止めて沢を最後(F8)までつめることにした。
朝は天気がよかったので、やっぱり稜線縦走したらよかったかな、と思っていたが、F3あたりから曇りだしてちらちらと落ちてくるものが。
貸切だったので順調に登っていき、とうとうF8まできた。
思ったより発達していない。写真で見る、よく登られている左側の氷柱が折れている。全体的に細いつららが重なっているだけで厚みはない。少し立っているが右側を登ることに。

雪降る中、果敢に攻めただんなさんだったが...。氷が硬くてバイルが跳ね返され、スクリューもすんなりねじ込めない。1/3くらい登ったところで下降を決めた。

阿弥陀岳の頂上もすっかり雲の中。風はきつくなさそうだが、やっぱり稜線に向かわなくてよかった。

沢を下りた後、荷物をまとめていると、何か動くものが。オコジョだった。冬毛のオコジョを見たのは初めてだった。一旦、岩陰から飛び出たものの私たちに気づいて驚いて岩陰に戻った。じっとしていると、ひょっこり首を出してこちらを伺う。「かわい〜!」だんなさんとじっと見ていると、いつの間にか雪の下をうまく進んだらしく、かなり離れたところから飛び出して雪の上を走っていった。尻尾の先が黒いというのもこの時初めて知った。

前夜から寒くて、この日も日が陰ってからは寒かったので暖かいうどんを食べたいなぁ、と思いながら登っていた。だんなさんに言うと、美濃戸山荘で何か食べよう、という話になって、うどん目指してずんずん歩く。

雪が降ったり止んだりの中、1時間半ほどで美濃戸山荘に到着。この寒さの中、小屋前ではジュースや牛乳を冷水に浸けて販売してたけど売れるんかなぁ?

天ぷら玉うどんを注文。かき揚げと玉子が入ってた(850円)。美味しかったです。ごちそうさま。お腹いっぱいになったところで、さらに1時間美濃戸口までテクテク歩く。

駐車券と引き換えに無料コーヒーをいただき、いつものお風呂(もみの湯)でさっぱりして帰宅。途中、虎渓山PAで休憩。このPAではお店で焼いたパンが食べられる。8時頃ということで値下げしていたので(ラッキー!)ハンバーガーとキッシュ、コーヒーをいただく。これまたおいしかった。

🖋まとめ
世間一般が言う「峰の松目沢」は、厳密には「峰の松目南西沢」で、ほんとの「峰の松目沢」は、南西沢より2本(間に細い沢とも言えないようなほそ〜い沢があるのでこれをカウントする)東側。アイスクライミングをするのであれば、世間一般がいう「峰の松目沢」、厳密には「峰の松目南西沢」を登るべし。

2019年2月23日土曜日

阿弥陀北西稜 番外編

すでに先々週の話になってしまった阿弥陀北西稜山行。時間が経つのははやいもので。2月も5日ほどで終わりです。

さて、その阿弥陀岳北西稜の山行の番外編「危なっかしい人」編です。
登った当日、私たちの他に3人パーティさんがいたことは書きましたが、実はもう1組いました。単独の男性でしたが、小ピークまで一番最後を登ってきていた人で、単独の人がいるなんて話が後続の3人パーティさんが話をしているのは聞こえていたのですが、天気下り坂、寒くなってくるわ、ちょっともたついてしまっているわ、などと目の前のことを考えていてあまり気にしてませんでした。
岩壁に着き、私が1ピッチ目を登り始めた頃、「先に行ってもらおうか?」なんて声が聞こえてきたのですが、すぐ後ろにいたわけではないので私がとりあえず先行しました。岩の基部をトラバースするように歩き雪壁を登り初めて「うわぁ、こっからどう登ろうか」と考えている時、ふと足元を見たらヘルメットに小型カメラを乗っけた人が見えてびっくり。それでもって登ってこようとしているので、もし私が落ちたらまともに彼の上に落ちる状態だったのと、「単独の人=すごく登れる人=速い人」というのが岩登りの世界ではなんとなく共通意識だと思っている私は「先に行きますか?」と声をかけて一旦下りた。

10年ほど前だったかな。GW山行で鹿島槍ヶ岳の東尾根に行った時、岩登り(北西稜よりやや難度上)の部分を単独の人が、テント装備背負ってすすすす〜っと登って行ったのが記憶に残っており、その時、順番待ちしていたほぼ全パーティが「単独の人は速いので先に行かせてあげて」という伝達ゲームをしていた。なので単独で岩稜を、しかも積雪期に、ましてやまぁまぁ悪い天気の日に登りに来るってすごい人だと思っていたのでしたが...。
登り始めるとどこを行けばいいんでしょうか?的な質問をされるし、前回のページでも書いたように私はトポと違うライン取りをしていたので、そのラインと同じライン取りをされても、と思いながら、
「そのラインはどうかなぁと思ってるんです」とアドバイス的なことを言いました。
そのうち、ふと「私、この立ち位置やばい」と思い、少し岩の陰に隠れるように動いた直後、1本のアイスアックス(ピッケル)だけで支えていた彼、両足のクランポン(アイゼン)の前爪のひっかかりが外れてぐらっと体が揺れたのでした。「うわっ」と思った瞬間、アイスアックスを掴みなんとか態勢を立て直したので落ちることはなかったのですが...。

そしたら「やっぱり下ります」と言って私のロープとランニングのスリングを掴んで下り(仕方ないので使わせた)、岩の基部を戻って行きました。

この後、1Pを終了してハズが登ってきて3人パーティさんも登ってこられたので先ほどの単独の人はどうしたのか聞くと、この岩稜帯の左側を登れるはずだと言って登っていった、というのです。
おっとと。ひょっとして北稜=行者小屋から登るルートでビギナーのステップアップルートと間違えているのではないかい?なんでも南稜と中央稜は登ったことがある、とか言ってたらしいが、登りを見ている限りクライミングの技量を含め、積雪期の経験がそんなにあるとは思えない。

この後、そんなにひどくはならなかったが天気は下り坂、視界もだいぶ悪くなりましたがどうしたんでしょうかね。

一人で来るもよし、力試しもよしですが、も少し自分の技量を見極めるというのも大事じゃなかろうか、と思った出来事でした。

2008年5月4日 鹿島槍ヶ岳東尾根の第2岩峰を登る単独の人(写真真ん中あたり)
この後の核心部(左側の岩壁)もフリーソロで難なくこなした

*ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー*

今日は風は強いですが、日が当たると少しぽかぽか。
2週間前、凍りついていた草木も今日はほんわかしてるんだろーなー

2019年2月20日水曜日

八ヶ岳 阿弥陀岳北西稜 その2


2019年2月10〜12日 阿弥陀岳北西稜2日目

さて、北西稜登攀日。予報は、昼から雨か雪。東京は大雪になるとかならないとか...。八ヶ岳は南岸低気圧に影響されるので、気にはなったがなんとか昼過ぎには頂上に着けるだろうと気楽な気持ちで出発。

テントを出て用意をしていると、登山道に3人、登攀準備をしているのが見えた。こっちに来るのかなぁ?と思っていると、私らのトレースを辿ってこちらに向かってきて、取り付き地点を探している。こういう場合、口を出さない方がいい。聞かれたら答える。余計なお世話を焼いて「せっかく自分たちで探しているのに〜」という残念な気持ちにさせては失礼だからだ。私たちとて同じ。とはいえ、時と場合でお節介を焼くこともある。特に、六甲などの低山で。
ま、それはさておきいよいよ「取り付きどこですかね?」聞かれたので、前日偵察して見つけたトレースのことを話しする。ちょっと外れているとは思うけど、それを私たちはたどります、と説明。そちらに向かっていった。
この人たちの足が速くて...。途中で、アイゼンをつけるために止まってなかったらあっという間に北西稜を抜けていたはず。

ちょっと立ち木が多くて面倒だったが、
トレースを辿ってサクサク小ピークまで登る
*ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー*

さて、トレースばっちし、雪もしっかりしまって歩きやすく、あっという間に小ピークへ到着。


装備を付けて私たちがトップを行くことになったのだけど、小ピークから岩壁(実質の1P目取付き、写真真ん中の黒いところ)までの間のコンテ歩行がどんくさくて、渋滞を発生させてしまった。ごめんなさい。
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さて、気になる天気ですが。


小ピーク手前(7時20分頃)はこんな感じで、うっすら明るく稜線も見えていましたが...


1時間半も経つと、怪しい雲というかガスが広がり始めて稜線が見えなくなってしまいました。この辺りから風が強くなりはじめ、小雪も時々舞い始めました。

*ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー*

1P目私→2P目ハズ→3P目私→4P目(核心)ハズ、という順番で登りました。微妙に積雪があり、結構いやらしかったです。1P目、トポと違うライン取りをしました。だって目の前にペツルが見えたのだ。これはランニングをとるしかないでしょう。とそのラインを狙ったらとってもいやらしくて一旦下りて、ハズに「代わってほしい」と言いかけたのですが、やはりここは登らなくては女がすたる、と思い再トライ。無事登りきりました。ハズはもちろん、後から登ってきた3人パーティの方にも「よく登ったなぁ」と称賛いただきました😊


3P目のトラバースをフォローするハズ(↑)。ここまでは思ったほど難しくなかったけれど、なんせ積雪があって、探りながらのトップなんで時間が少々かかってしまいました。かなり天気悪し。でもここまできたら引き返すより登りきるのが賢明。

この後、ハズが4P目の核心を登り終了。が、左側からの風がきつくて寒い寒い。4P目終了点から摩利支天までの登りは、想像以上に簡単で(ほっと安心)少し休憩をし(超寒かったけど)、ロープを仕舞って進み摩利支天へ到着。ここでちょっとまたどんくさいことをしてしまい、時間が経つうち、体が冷えて来た。しかも見通しが効かないのでどちらに進めばいいか分からない。そんなこんなしてるとますます体が冷えて来てだんだん「ちゃんと帰れるかなぁ?」「こうやって体が冷えて来て低体温症とかになって動かれへんようになっていくんやろうなぁ」「いやいや、ちゃんと帰らんな」などとなんか思考がネガティブになってくる。するとハズが「ダウンを着るか?」と言う。そうだ、ダウンを持って来ていたんだ。風がビュービュー吹く中、ダウンを出し着るとこれがとっても暖かい。急に思考回路がポジティブに戻り、さぁ、帰るぞ、という気になった。
えらいもんですなぁ。暖めるというのは本当に大切だと実感。

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摩利支天から阿弥陀岳山頂へ向かう。おそらくこれで合っているだろうという推測で進む。
すると反対側から男性が一人歩いて来た。この暴風の中!天気が悪いのに!(ってどっちもどっちか)でもそれより嬉しかったのは、彼が歩いて来たトレースがある、ということ(笑)。美濃戸口へ向かう方向を聞かれ、教えて別れる。

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阿弥陀岳の山頂で素早く写真を撮り下りにかかる。ここの下りはと〜〜っても怖かった記憶があるのだが、ん?あれ?そんなに怖くないぞ=急傾斜ではない。あれあれ?けっこう普通に下りれるよ。おぉ、これはいいぞ、とどんどん下りる。あっという間に中岳のコルに到着。しかも、頂上から赤岳側に入ると風がぴたっと止んで先ほどまでの寒気がなくなった。雪の状態を見て中岳沢を下れると判断し行者小屋まで下りる。初めて使ったルートやったけど早かった!楽チンでした。

ということで、無事テントに戻る。このまま下山しようか考えたが、帰宅したら夜中になること。そこまで無理して帰宅せんでもいいか、ということでもう一泊することに。初めて予備食を消費することになった。チキンラーメンやったけど。翌朝も。

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さて翌朝。下山にかかるとものすごくいい天気。


この抜けるような青空。前日と打って変わって快晴、気持ちのいい天気だった。はぁ、こんな日に登ることができたらほんまに最高やったのになぁ。3連休の人たちは、中日が天気良くラッキーだったなぁ。私たちは、入山日と下山日がこの天気で本チャン日が悪天候という巡り合わせだった。
が、ハズ曰く「まぁ、あんな天候でも登れる技量があるってことが分かってよかった」とのこと。確かに。シニア直前夫婦、まだまだ行けそうです。

美濃戸口に着いたら、満車だった駐車場がこんな状態に...。雪もすっかり溶けてすっかり春の陽気、といったかんじでした。


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タイム
6時40分 取付き→7時25分 小ピーク→8時55分〜12時45分 1P〜4P登攀→13時50分 阿弥陀岳山頂→ 14時20分 中岳のコル→14時45分 行者小屋

装備 
50mのダブルロープ
#0.5と#0.75のキャメロット→#0.75を4Pで使った
アブミ1脚→一対(2脚)持っていってもいいかも。今回、間違えて布アブミを持っていってしまった。大失態!プレートアブミを忘れずに