2015年2月6日金曜日

北アルプス 静かな山歩き (2014年9月)

先月は、2014年8月の剱の話を書きましたが、今回は、静かな山歩きを楽しめるルートを歩いた9月の山行について。

2014年9月7日(日)〜8日(月) 天気 晴時々曇(両日)
歩いたメンバー 父ちゃん、私、ハズ
ルート 1日目 扇沢〜針ノ木〜スバリ岳〜赤沢岳〜鳴沢岳〜新越乗越山荘
    2日目 新越乗越山荘〜岩小屋沢岳〜種池山荘〜扇沢

行程としては1泊2日なんですがね〜、結構しっかり歩きルート。1日の歩く時間が長い。しかもアップダウンが激しい!山地図に記載の標準時間の8割くらいで歩ける私ですが、「気」で負けました。

長野県大町市の扇沢発着の一周ルート。アルプス三大雪渓の針ノ木雪渓を歩きます。途中で、そっちは危ないだの、ストックはこうして持て、だの余計なことを言ってくる若者がいましたが、「うちら昨日一昨日に始めた連中ちゃうで!誰に向かって言うとんねん!!」とは言いません。「はいは〜い。」と適当に流しておきます。

雪渓は9月にもなると崩れて、地道を歩くことになります。天気予報がちょっと不安だったのですが、私の見立てでは2日とも大丈夫!で、快晴!

この時期、ランニングしたり長距離歩いたりしてなかったので体力がまず崩れ、その後、集中力が持たず...。10時間歩行のところを8割の8時間で到着すると思てましたが、そうは問屋が卸さず。たしかにこれだけアップダウンが激しいルートだとほぼそのまんまの時間を歩くことになるのを忘れていた。血糖値を上げようと食べても食べても集中力は回復せず。最後は小屋まで「まだか、もう少し、まだか、もう少し...。」と心で唱えながら歩いていました。

しかし、小屋は最高!食堂から見える剱の勇姿!雪渓の1本1本、岩の形がくっきりきれいに真正面に見えます。そうだ、8月に登った時、最後のピッチで振り返るとこちらが見えてたなぁ。来月はあそこに行くのよ、とハズに話をしたっけ。

ご飯も様々なおかずが出されてよかったです。美味しかった。それと新越乗越山荘は、飲み物が豊富。ジュースだけでも10種類くらいはありましたよ。
そして、この日は日曜日。私達3人以外に2人の登山者がいただけ。ほいでもってこの日は十五夜でした。寝る前に外に出て晴れた空に浮かぶお月様もきれいでした。こじんまりした大町の夜景も見えました。

しかし久しぶりにノックダウンされた山行でした。日頃から体力作りはちゃんとしておかなくては、体が駄目と思うと精神的にもやられちゃいますね。反省。