2025年10月28日火曜日

医王山(いおうぜん、石川県金沢市)

医王山という山はなく、奥医王山(938m)がこの山域の最高峰。
前日、金沢市内に宿泊して、シガラクビの登山口から登山開始。
天気は曇り。強風で寒く、しょっぱなから雨具の上下を着る。

シガラクビ登山口 車の往来を妨げないよう駐車する


溝状態の道を登って小ハゲへ 日本海方面の景色がいい

ちょっと戻って権現山(882m付近)

白兀山(896m)展望台あり

藪漕ぎ必須と思われるナカオ新道への分岐点

蛇尾山(920m?)への途中にある休憩所

ここがいわゆる医王山頂上(?)

車道に出て少し歩くと夕霧峠

夕霧峠から階段登って見返り杉へ

見返り杉のある広場

奥医王山への途中にある龍神池

強風寒い頂上

奥医王山から夕霧峠へ戻って、そこから車を停めた登山口まで車道を歩いて戻る。その後、近くにある前山にも行く。



お風呂は「シェア金沢」というところへ。この施設、高齢者や障害者、子ども、大人、みんなが楽しめる、住める共同居住所といった場所で、関西では見たことない(だけかもしれんが)聞いたことのない施設だった。お風呂は大人1人500円という破格のお値段。

有馬温泉にある金泉のようなお湯でぬるっ、つるっとして気持ちよかった。
湯上がり後は、施設内にある食事処「YABU丹」でお昼ご飯。

せいろ蕎麦&鉄火丼セット↓ 蕎麦のことはよく分からんが、ここのお蕎麦は蕎麦の香りがして美味しかった。このセットで税込1350円くらいだったかな?

こちらは、帰りの北陸道の尼御前SAでたまたま買ったこのお土産。おいしかった〜。また機会があれば買いたい。

2025年10月17日金曜日

今夏の野菜

新居初めての家庭菜園。
庭の土が粘土質で土を作るのにかなり苦労してたダンさん。しかも今年は稀に見る酷暑の夏だった。それでもがんばって作ってくれました。
ナスビ、トマト、キュウリは万歳というほどの量にはならず。そもそも買ってきた苗が元気なかった。
で、収穫がすごかったのが、ズッキーニと枝豆。
ズッキーニは立派な大きさ。これが10本以上は採れた。うはうは

枝豆は大きい買い物ビニール袋いっぱい採れた

そしてこの夏、気持ちを和ませてくれたのは、ペットの正ちゃん

小さい体で大きい声で鳴いて、なんかかわいいなぁって感じで。近づきすぎたら、逃げようと手足をいっぱい伸ばしてアスパラに飛び乗る。

こちらは家の裏にいる遼ちゃん。窓のサンで鳴くもんだから、窓を開けてると家の中におるかのような大きな声。

2匹とも最近見ない。家出したようだ。無事でいてね。

2025年10月4日土曜日

農鳥から仙塩尾根三座 その3

2025年9月18日(木)
日程3日目。

夜中0時にちょっと寒くて目がさめる。この日は暖かかったのでシュラフカバーをかぶらずに寝たけど、寒くて目がさめた。だんさんがカバー無しで大丈夫っていうたので、真似たけど、よぉ考えたら、ダンさんは薄いとはいえ◯ニクロのダウンを2枚着て寝ていた。起きるまであと2時間。ぐっすりと寝たいので面倒やけど起きてカバーを出してかぶる。
そんなことしてると、隣のテントの単独の人が起きたよう。時々ヘッドランプの光がこちらにあたって眩しい。頭までシュラフをかぶって再度寝る。

起床。起きる用意。頭痛もなにもなくなってすっきりしてる。なんか体調がいい。
4時前になって急に風が出てきた。森の中にいるのに結構風の音が聞こえる。やっぱり3日は天気持たなかったか。

私が先頭で出発。風で聞こえないかもしれないけど、熊対策でラジオを最大ボリュームで鳴らして歩く。三国平まで登りが続く。雨は降ってないけど、細かい霧で視界はよくない。

三国平に着いた?

三国平の道標 昨日は右から来たけど今日は左方向へ

方向間違わないよう、念の為道標確認して進む。心配だった目印は、いい間隔で岩に丸印が書いてあってちょっと安心する。
時々、踏み跡っぽいものが左右にあったりして立ち止まって確認。まだ日が昇ってなくて真っ暗だけど、進める、進める。

道確認で上方を見ると灯りが見えた。反対方向から来てる人かなと思ったけど、小屋泊まりの4人組だった。前日、北荒川岳方面へ行く途中で、すれ違ったグループだった。止まってるのに挨拶もせずに通過した、老齢の女性をリーダーとするグループだ。というか、リーダーの人がふんぞり返ってた。
何をしてるのかと思ったら、唯一の男性がスマホを見てる。この風の中!どうやら道が分からんらしい。足元見たら印ついてあるやん!

こちとら急いでるので挨拶だけして追い抜く。

三峰山(みつみねやま、2,999m)への登りへ入った。道は思ったほど危険でなく、道が風下につけられているので、風にあたることなく進めてよかった。

三峰岳頂上

野呂川越と仙丈ヶ岳、間ノ岳、熊の平と塩見への三叉路

頂上を過ぎると野呂川越への分岐がある。てっきり手前にあると思っていたので、ちょっと焦っていた。雨が落ちてきたので、雨具のズボンも履いた。先ほどの4人組がやってきて、老齢リーダーが「分岐に出たよっ!こっちだよ!」と言って野呂川越の方へ歩いて行った。ある意味ちょっとほっとした。

次は間ノ岳へ。時折、左側からの風が吹き付けるけど、こちらも風下側に道のほとんどが引かれているので助かった。

間ノ岳山頂 厳しかったのはここからだった

ラジオのラジオ体操が始まった頃、間ノ岳に到着した。もちろん誰もいない。展望もないので、写真を数枚撮っただけで、北岳山荘方面へ向かう。

ここからは時間を見る余裕がなかったので、適当な時間の表記。
その前に、ここからは、進行方向左側からの風が吹く。ルートもほとんどが稜線上、または稜線の左側についているので、とにかく体の左半分が冷たい。

頂上から10分ほどしたら男性二人が登ってきた。待っていたら下ばかり見てたので驚かれた。まぁ、よくある話だ。

ここから単独の男性が数人登ってきたりしたけど、韓国人4人グループ。すれ違いを待ってると、一人の人が日本語達者で、いろんなことを聞いてくる、話してくる。最初の一言二言はよかったけど、続けて色々と聞いてくるので、勘弁してよ〜、体冷える〜。
聞けば、農鳥を越えて大門沢小屋まで行くらしい。行けるんかぁ?そんな長丁場。しかもこの暴風の中...。気をつけて、としか言いようなく別れる。

ここからとにかく左側からの暴風。時々本気の耐風姿勢を取りながら歩く。私の調子がいいので、ダンさんを後ろに、先に進む。メガネをかけたダンさんが先に行くと視界が悪いから怪我するかもしれない。体調が元に戻ってよかった。

広場に出た。中白根頂上付近。北岳山荘まであとどのくらい?ダンさんの地図アプリで時間を確認する。半時間くらい。ストックを持つ手が凍えて、飴ちゃん口に入れるのもままならない。寒くはないけど体が冷えてるのが分かる。

避雷針が刺さったケルンが見えた。あれ?と思って何気なく右手を見るとハイマツ越しに赤いものが見えた。

北岳山荘 よ〜く目を凝らして見ると見えます

あ、山荘。ダンさんに声をかけて山荘へ入る。掃除の時間らしく誰もいない。
風がないだけ暖かい。受付横に8時からホットコーヒーとココアを提供、と書いてあった。時間を見ると8時6分。よっしゃ。
ホットココアを2杯注文。行動食食べる。温まる〜。

20分ほどの休んで再び外に出る。稜線に出るも風きつい。ここから八本歯のコルまで1時間ほど。再度この風に吹かれてるとやばい、と思ったらトラバースルートなるものがあることを見つけた。再度、地図アプリでルートを調べる。風下につけられた道。これを進むことにした。風が当たらないのがどんだけ天国〜か。

こんな天気やのにイワヒバリが歩いてた

トラバースルートはハシゴと丸太橋の連続だった

八本歯のコルで 外れた標識をなんとかしようとするダンさん
修理好きは生まれ持った性か職業病か?

八本歯に着くちょっと前に、だいぶ老齢の男性が登ってきた。かなりしんどそうだった。この上が北岳頂上か?と聞いてきたのでいや、もっともっと上です、と言ったらは〜、としんどそうに、いや限界を越えつつあったかも、答えて登って行った。大丈夫やったんやろうか?

八本歯のコルからも木製階段の連続。途中、一回休憩入れて大樺沢に出てここから休憩することなくとにかく下る。だんだん足の動きが悪くなってきたけど、とにかく歩く。小石やらで滑りそうになりながらなんとか大樺沢と白根御池小屋への分岐に到着。

大樺沢の向かい側、鳳凰三山が見える なんとか天気持ってくれ〜

ここから(この日は)地獄のたら〜っとした登りを半時間ほど歩いてやっとこさ御池小屋。
雨具を脱いでTシャツになって行動食を詰め込み、バス停目指してさらに2時間。

第一ベンチ(多分)と言われる広場には登りの登山客がそこそこの数いた。ここら辺でポツポツ落ちてきた。うー、広河原まで持って欲しいなぁ、という願いもむなしく、大粒の雨に。
再度、雨具の上下を着る。ダンさんは傘をさす。どんどん降ってくる。あぁ、もぉ最後の最後に!
登山道は沢のようになるし、濡れたまんまでバスに乗るのどうすべきかとか気になるし、それより時間に間に合うかも気になるし...。

出発時間の40分前に広河原に到着できた。やれやれ。今回で四座登頂できてよかった。