2011年9月3日土曜日

谷川岳その4

岩登り2日目(8/8)。1日1ルートを登って下りてを3日続けるはずだった。

天気予報は昼前から雨の予報。前日は午後から雨、が夕方まで持ってくれたがこの日はおそらく待ってはくれないだろう...と思うと腰を上げるのが憂鬱になり1時間ほど予定より遅れてしまった。

その上、核心ピッチでものすごい時間を取ってしまって終了したのが2時半。ぽつぽつ雨も降り出して、でもこの時点ではまだなんとか下りれると思っていたのですが....

下降路を探すのに手間どった。登るルート図は頭に入れるのに、下降路に関してはざっとしか予習をしていなかった。帰るのが一番の核心やのに。何を考えていたのか?これは完全にミスである...。
あともう少しで帰れるのに!というところまで下りたが、ここで日が完全に暮れた。

じょぼじょぼ水が流れる沢の端っこで濡れていないところを見つけ整地して2人で座って一晩明かす。

夜中にパートナーがぶるぶる震えだした。寒いらしい。少し迷ったが抱きしめてあげると、すごいですね、人の体温って。ぴた!っと震えが止まってすやすや眠り始めた。片や私は、無理な体勢をしているのでよく寝れず...ま、いいか。いざとなれば頼りになるパートナーだし。出来る限り休んでもらおう。

翌朝。辺りが明るくなってから撮った写真。こんな感じのところで夜を明かしたのでした。どこでどう2人が座っていたのか?被写体は緊急ビバーク初体験の私ですが、なにやら楽しそうな顔してます。いやぁ、いい経験になりました。


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