2017年1月5日木曜日

オーロラを見にカナダへ...

明けましておめでとうございます。今日(1/5)は冷えますね〜。やっと冬らしい天気になりました。

さて、この年末年始、みなさんどのように過ごされたでしょうか?こちらは冬山年末年始山行...には行かず、ハズと2人でオーロラを見に初のカナダ上陸を果たしてきたのでした。4年前に行った北欧フィンランドでは全く見られずオーロラを見られなかった以外は楽しかったのですが、やはりオーロラを見たいなぁということで4年越しの念願を叶えるべくカナダは北部、ノースウェスト準州にあるイエローナイフという街に行ってきたのでした。

初カナダ カルガリー空港で。ハズはカナダ2回目。初めて負けた上陸数
3泊5日の日程と聞けばまずまず標準...と思いきや、地獄の羽田成田間移動があるのでした。これが留学のため初めて海外へ行くとなった○十年前以来の移動。当時は一緒に行く他の留学生の人に任せており電車移動だったのですがこれがややしんどかった記憶があり、今回はインターネットという文明の利器をフル活用して楽だと評判のリムジンバスを利用した。

12月25日 伊丹→羽田→成田→カルガリー→イエローナイフ、という日程。前調べで嫌な予感がしていた通り成田→カルガリー便がすでに2時間遅れ。で、カルガリーからイエローナイフへの乗り継ぎ便に間に合わないことになり当初の到着予定、現地お昼過ぎが夜の9時過ぎに。到着日の夜から3日間=3回のオーロラ遭遇のチャンスはどうなるのだ?フライトが遅れているとかよりそっちの方が気になって現地に着くまで心配しどおし。でもカルガリーからイエローナイフへの飛行機の中からふと窓の外を覗いてみると、ゆ〜らゆ〜らと白いものが目線の高さに見えた。ありゃなんだ?雲でもないし霧でもない。ひょ、ひょ、ひょっとして!ハズにも見てもらう。 2人でもしや、あれがオーロラか?!と少し興奮。

到着後、予定の時間でのオーロラツアーではなく、到着後深夜ツアーというものに振り替えてもらえて3回のチャンスが減ることなく、ほっと安心。そのかわりホテルにチェックインして30分で防寒着を着用してカメラを持って...とかなりばたばたしましたが。

イエローナイフの街からバスで片道3、40分のオーロラビレッジに到着。
ここでは先住民の住居を模倣したティピ(tepee, tipi)が設営されていて、中には暖炉があって暖かく、テーブルとイスもあり、自由に飲めるコーヒー、紅茶などの飲み物があってオーロラが出るまで待機できるようになっている...のだけど!待機する時間もないほどオーロラが出現している。

岳友のIさんにお借りした一眼レフカメラと三脚をセットして早速撮影を試みるがちょいと下手。ハズの方が上手なので交代する。肉眼で見つつ、カメラを構えつつそれなりに忙しいけれど、目の前をゆ〜らゆ〜らと動く白いオーロラがなんとも不思議だ。ゆ〜らゆ〜らと動いてす〜っと消えたかと思うと違う方向からまたす〜っと現れ白さが強くなる。そしてまたす〜っと消えて行ったかと思うと、ぐるぐると渦を巻く。なんだろなぁこれ、不思議やなぁ〜。4年越しのオーロラを見ているという感動よりもその動きに見入ってしまう。

ハズが出発前に豆知識をくれていたおかげで、オーロラが青く見えるのは写真に写るからだという。なので実際に肉眼で見るとオーロラの強さにもよるが白く見えるのが普通だ。ツアーに参加した他の日本人で、白いのがオーロラだと思わずなんだか感動がなかったわ、みたいなことを言ってた人もいた。

では、その写真です。



2日目の夜はものすごく強く出て私のコンデジでも撮影できた。
(CANON IXY 920IS  ISO 3200 三脚なし)

赤いオーロラとか青いのは見れなかったけれど本当にすごかったというかびっくりした。何だろう、ほんと自然の神秘ってこういうのを言うんだろうなぁ。

ということでその他の写真。

これがTIPI オーロラビレッジ内に20ほど設営されていて中は暖か♪

出発日=到着日はクリスマス カルガリー空港内に飾られていたクリスマスツリー
ツリーの下には電車(玩具)が走っていました
関西にはなく米軍基地内にしかないA&Wバーガーでランチ
カナダ発祥だったのですね。せっかくなので苦手なルートビアを飲む
久しぶりにこれぞハンバーガー!という味のバーガーを食べた
お腹いっぱいおいしかった♪


26日も休んでいるお店が多く成田空港のローソンで買って持って行ったパンが一役買いました。コーヒーはホテルの部屋に無料サービスあり。でも、日本からスティックのコーヒーや紅茶、カップスープなどを持って行きました。これは正解でした。フィンランド旅行の経験が生かされた。

3日目は、岳友のIさんに勧められて申し込んだ犬ぞり操縦体験。乗るだけのツアーよりこちらの方が断然面白かった!けど、風を切って走るので手先と足先がビリビリに痛くなりましたが。犬の操縦のために一緒に乗ってくれたお兄さんと色々と話しをし楽しかった。1人で170頭の犬の面倒を見ているとのこと。犬が大好きでこの仕事に就いて7年だけど、とても楽しいしやりがいがあって充実しているとのこと。生まれてこの方ずっとイエローナイフだそうだ。

さて、犬ぞり操縦体験の順番を待つ間、たき火でマシュマロを焼いて食べたり...

ゴムボートに乗って滑り台を滑ったりと待ち時間も楽しめました。もちろんこれトライしましたが、2人乗りの後ろに乗ったけど、滑り出すときが「落ちる」感覚でその後のスピードがすごくてずっとぎゃーぎゃー言ってました。2人乗りだと加速がつくので湖の真ん中あたりまで行って止まった。ジェットコースターとか苦手なんで乗るべきでなかった。

この日の日中の気温はマイナス22度くらいでした。1日目、2日目の夜より気温が低かった。そしてこの日は曇り空。結局、3日目の夜はオーロラを見ることができず。でも2回(2日)見れたので大満足!

帰国は往路よりさらに過酷で、家にたどり着いたのが日が変わった30日夜中2時。もぉ夜なんだか昼なんだかなにがなんだか訳分からず...。とにかく無事に帰宅できてほっとした。
やはり関西からだと成田経由は辛い。かなりお得なお値段でしたが、年齢を考えると少々高くても楽な日程がよろしいなぁ。

と年末はこんな感じで過ごしたのでした。家に帰ってもまだ16年ということが衝撃でした。濃い年末をすごしたなぁ、と。