2018年3月31日土曜日

春真っ盛り! 六甲

2018年3月30日(金)

年明けにアルバイトを辞め、8ヶ月に渡って少しづつ蓄積した脂肪を取るため&体力低下を防ぐため、六甲歩きに精を出し始めました。

で、2週間ぶりに行った六甲。
芦屋川沿いにの桜は一気に満開になり、写真を撮る人たちがあちこちに。


花粉など飛んでちょっとむずむずして困る春でもありますが、今年の冬は寒かったので暖かくなりほっとしますね。

高座の滝から上がってすぐのところには...


ミヤマツヅジが満開に。


たいてい満開を過ぎてみることが多かったりしたので、ドンピシャのきれいな時に見ることができてよかったです。きれいですね。あちこちに咲いてました。

さて、この日。なんとなく「ヤツ」と会うような気がしてました。いつも警戒はしておりますが、この日は「いる」と感じておりましたら...。

風吹岩で会いました。大きなイノシシ。何度か会ったヤツです。この日はなぜか私に興味を示しこちらに寄ってくる。うぅん、困ったなぁ。この時、私の他に数人いたのですが、春休みなので六甲の最高峰に行ってみようか、という感じで来られた感じのお母さん&3人男兄弟の家族がいらしゃって。私の後ろにいたお母さんが怖がりつつも、その辺に置いてあった長男のザックを持って逃げようと小走りしたら、イノシシがそちらに向かって小走りに。
それで長男さんのザックにがぶり!なんせでっかい個体ですので、どうすることもできません。ザックの中味を出そうとくわえたままぶんぶん上下左右に振り回し始めました。
うぅん、なんとかしたりたいけどどうにもできん。見てるだけ...。するとハイカーのおじさんが「おにぎりか何か放り投げてそっちに注意を引いたすきにザックを取り戻したら」と言うので、おにぎりを出して果敢にもイノシシに向かって行った長男さん。
逃げるようにどんどん急斜面を下りて行くイノシシ。最終的におにぎりを目の前に置いたようで、ザックを離した隙に取り戻したんですが、この場合どうなんでしょう?おにぎりをあげてしまうとまた人間に寄ってくることになっていかんのですが。しかしあの場合は致し方なかったのかなぁ。
とにかく、ザックなどその辺に置いて離れないことですね。(長男さんは、すぐ近くの岩に登ってたんですが)「イノシシ注意」の看板はほんとに注意喚起なので、ほんと気をつけてくださいね〜。

で、一軒茶屋まで歩き同じ道を戻っていると途中で見たことのある人が登ってくる。あれれれ?と思って間違える前によぉくお顔を確認すると、こないだまで働いていた職場で登山されるOさんが!
職場の話を聞いたり(なんだかエライ変化があったようで)して、お別れしました。有馬温泉にはたどり着いたのかなぁ?(心配されてたけど)。

で、高座の滝の上、2つある堰堤の1つをふと思って覗いてみた。堰堤の上は、ちょっとした広場になっていて、私が山岳会に入って初めて参加した春合宿の最初のトレーニングがここからの歩荷だった。ここでザックに詰める岩を探しながら広場の奥へ向かっていた時、ふと気配を感じて顔を上げると、それこそこの日会った「ヤツ」よりさらに大きいのが2頭、子供を連れてそこにいた。びっくりしたのは言うまでもない。まさかそんなところにイノシシがいるとは思っていなかったので。じろり、と下から睨みつけられただけで、噛まれたりしなかったけれど、焦ったなぁ...。
で、生まれて初めての歩荷に、両足の踵が靴擦れになっただけでなく、真皮近くまでごっそり皮がめくれて難儀したことなどを思い出した。
13年経ったんだよなぁ、あれから。
13年かぁ。色んな山に行ったなぁ。私の人生、この13年どうだったんだろう?生きてる意味はあったのかなぁ?なんかそんなことを考えた春の1日でした。