2019年4月10日水曜日

六甲山全山縦走 2回目にして完歩!

山行日 2019年4月7日 快晴
ルート 山陽須磨浦公園駅〜阪急宝塚駅
    (56km 神戸市六甲全山縦走のパンフレットによる)
コースタイム
6時44分 山陽須磨浦公園駅→ 7時12分 旗振山→ 7時52分 栂尾山→
8時13分 馬の背→ 9時20分 高取山→ 11時29分 菊水山→12時18分 鍋蓋山→
14時29分 摩耶山→17時29分 一軒茶屋→ 20時 塩尾寺(ゴォ〜〜〜〜ルッ‼️)

2度目の挑戦。前回(2017年1月実施)は、何を考えていたのか須磨ロープウェイの上の駅=須磨浦山上遊園で顔をくり抜いたパネルで記念撮影をしたり、数ある頂上で都度休憩を取り、挙げ句の果てには全行程の1/4くらいの地点、鵯越駅近くの公園で、いい天気の下、2人でおやつを食べながら「20年後もばあさん、じいさん、って言いながらぼっちらぼっちら山歩きしてるかなぁ?」なんて話をする始末。結局、摩耶山に16時半頃到着し、このまま行くと宝塚到着は23時ぐらいになってしまう、ということで下山を決めたという顛末だった。

今回は、巻ける頂上は巻き、写真も最低限だけ、飲み物はハイドレーションを持って行き、歩きながら飲む、行動食を食べる時もなるべくちゃっちゃと食べる、というルールを決めて挑んだ。

始発電車は5時過ぎなので、どうしても電車で行くとなると須磨浦公園駅出発が6時半頃になる。これはもうどうやっても仕方がないので、なるべく日が長くあまり暑くない季節に、ということで4月に実施。当初、晴れの予報だったのが、前日、気象庁は昼過ぎから雨降り、他の民間予報会社も夕方(18時頃)から雨降り、という最悪な予報だったが敢行。結果、夜中まで降らなかったので、いい方に外れてよかった。

山陽須磨浦公園駅横の公園の桜は満開でした
ハズは「桜を愛でながら」なんて呑気なことを言うてましたが...

高倉台の団地を通過して現れる長い階段。最初の難関

階段の後に現れる馬の背。通信会社のCMでイチロー元選手が
走ってはりましたが、果たして本当に走ったのかCGか?

妙法寺町の住宅地を通過してここまでが、今回精神的に一番辛かった部分。というのは、ルートの内容を勘違いしており、妙法寺町を過ぎたら少しの登り返しで、鵯越駅まで再び住宅地の通過、と思っていた。この「少しの登り返し」なかなか遠い。どこを歩いているの?なんでこんなに登らなあかんの?と思ってしまうと辛くて辛くて。高取山頂上にある神社の幟(のぼり)を見て、「あぁ〜〜、ここがあったか〜!」と。ルートの予習はしてもし足りないことはないですね。

今回体力的に一番辛かったパートは、市ヶ原から摩耶山(掬星台)まで。少し暑かったのもあったのか、ハズも私も足が上がらなくなった。なんとかとにかく摩耶山まで、とがんばった。この後、自販機でクエン酸入りジュースを飲むと、あら不思議😅 再び元気が出て前進決定。

日がかげり少し肌寒くなってきました。やはりまだ4月上旬ですね。馴染みの一軒茶屋を通過し、宝塚へ向かう「東六甲縦走路」の入り口です。以前は「宝塚まで12km」という文字が読めたのですが、すっかりボロボロになってしまいました。ここから1時間ほどで日が暮れ完全に暗闇に。ヘッドランプをつけてラストスパートです。

無事、塩尾寺に到着。2人ともほっとしました。さて、もう一踏ん張り。ここから宝塚駅まであとひと歩き。「今日も夜景や」とはハズの一言。宝塚〜西宮〜大阪方面の夜景です。とはいえ、大阪方面はかなり霞んでいて見えてないのが残念です。

この後、9時前に阪急宝塚駅に到着。ラストオーダーぎりぎりのお好み焼き屋さんに入ってとりあえずありったけ注文して(笑)、ビールでお疲れ様会🍻 いやぁ、2回目で完歩できてよかったです。3回目は...もぉいいです。結構です。

2019年4月4日木曜日

乗鞍岳山行 おまけ

去年(2018年3月)、十石山頂上付近から見ていた乗鞍岳の写真。1年後に向こうからこっちを見ることになるとはねぇ〜...


そして今年(2019年)、去年見ていた乗鞍側から十石山を見た写真(↓)。穂高にばかり目が行って、そのすぐ前にあるのに見過ごされがち...。でも登って楽しい山でした😄

両日ともいい天気でしたが、今回の風は強烈でした。

1日目にデジカメで撮影した風の動画。たった3秒なのは、風でデジカメが冷えて強制終了したからです。3秒だけですが、暴風の音をど〜ぞ🌪


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2019年4月2日火曜日

強風の乗鞍岳 その2

山行日 2019年3月24日〜25日
山域  北アルプス 乗鞍岳(3025m)

前日、小屋に到着してからの続き。
お昼を少しすぎたところだったので、うどんを注文。冬季で、食材などが限られているため、うどん(800円)、コーヒー(400円)、アサヒビール(350ml、400円)のみのメニュー。だけどありがたい。
うどんが乾麺だったのでびっくり。保存がきくけど湯がくには水がたくさんいるので、水を取るか保存を取るか...。営業する方だったら悩むところ。
お出汁がおいしくて体も温まりお腹いっぱい。ご馳走さまでした。

夕食まで談話室のコタツに入ってお茶を飲んだり、お酒を飲んだりしてゆっくりする。私たちの他にカップル2組、男性4人のグループ1組(ガイドさんパーティだった)、単独の方1人がこの日の宿泊客となった。

夕食は名物の鹿鍋。チキンのホイル蒸しも美味しかった。

さて翌日。3月25日。天気予報は晴れのはずだが晴れるタイミングが遅くなっているので、風が心配。
他の皆さんは早々に出発されたようで、私たちは7時前に小屋を出発。遅かったかな?
冬季のルートは小屋の中に掲示してあるルート解説図で予習をしてあったが、すでに先行されてた4人チームとカップル2組がトレースをつけてくださっていた。ありがとうございます。加藤文太郎の時代なら「トレース泥棒!」と言われていただろう。

小屋の玄関から頂上を見て。頂上は左端のピーク。月が沈んでいくところだった

青空が広がるいい天気だ。トレースを辿り大雪渓の端っこに着く。見渡すと、去年登った十石山の山頂越しに穂高の山並みが見えた。去年の同じ時期、あそこにおってんで〜、とハズと話をする。

この辺りで森林限界。振り返ると...↓

写真真ん中に十石山。後ろに穂高の山並み。一番左端に槍ヶ岳も見えた

頂上を見ると、稜線を舞う雪煙がただの風でないことを示している。
だだっぴろい大雪渓をトイレ小屋(冬季閉鎖)から肩の小屋を目指して進むが、正面からの風がすごい。トイレ小屋に到着すると、1組休憩中。こちらも少し休憩。ガイドさんパーティが1つ目のピークに向かう斜面を登っているのが見えた。一人の人がよろけるのが見えた。風きついからなぁ。

トイレ小屋を過ぎて、肩の小屋が立つコルを目指して登る。風がきつい!

か、風が強すぎる...

コルまでの登りの間、強烈な向かい風に私の登山史上一番の歩く力を要する。全身に風がまともに吹き付けるので、体力が消耗していくのを実感する。そして寒く冷たい。空はとても晴れているのに。

肩の小屋が見えるところまで登る。休憩するかハズに聞かれたが、寒いのと小屋に向かったところで風を避けられるかどうか分からないし、遠回りになるので登山続行。
1つ目のピーク、朝日岳に向かう斜面では、歩く方向が変わり顔の右側に風が吹き付ける。風が強いので雪面は凍りつき太陽の光でテラテラ光っている。風に気を取られて適当にステップを踏むと、滑ってしまうこと間違いない。慎重に蹴り込んで進む。

朝日岳に到着。背丈くらいの大きな岩の左に立つと風が当たらず、代わりに太陽が当たって暖かい。風があるのとないのとでこれだけ違う。頂上もおそらく風が強そうなので、ここで360度の景色の写真を撮る。風がないとほんとに落ち着ける。5分ほど写真を撮っていざ出発。少し下って2つ目のピーク(蚕玉岳)まで少し登り返し、再びほんの少し下がって頂上へ登り返す。

青空広がる暴風の中、やっと到着、ちょうじょ〜!

予想通り頂上も風が強い。とはいえ、この時期に3000m超の山頂に立てるのは嬉しいので、寒いのを我慢してお社の周りを写真を撮りながら歩く。

10分ほどいて下山開始。テラテラの部分は慎重に下りる。とはいえ下りるのはあっという間。トイレ小屋に到着し、小休止を挟んで再び下山開始。直進するところを林道に惑わされて分岐までの道、少し遠回りしてしまったが、天気もいいしここまでくると風の影響はほとんどなく暑いくらい。分岐からは来た道通り、スキー場の端っこを歩いて駐車場に帰着した。

安全地帯まで戻ってきた。暑くてつい1時間ほど前までの寒さが嘘のよう

1日目に登頂できていれば、2日目は朝イチで下山してスキーをしようと、板と靴を持って行ったがこの欲張りプランは達成できなかった。広くて私のような初心者でも焦らず滑ることのできそうなスキー場(Mt.乗鞍スノーリゾート)には、今度はスキーで来たいなぁ、とハズと話した。

お風呂は、乗鞍高原温泉「湯けむり館」(大人720円)に立ち寄ったが、タオルを忘れてしまった!脱ぐ前でよかったわ、気がついたの。受付で販売してるか不安だったが売ってた!タオル1枚260円。余分な出費をしてしまった。ちなみにバスタオルは1枚600円だった。

さてこれからはGW山行に向けてのトレーニング開始。とはいえ、クライミングもしたいし。やりたいこと多すぎて。はよ定年にならんかなぁ?うちの旦那さん。

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