2021年9月3日金曜日

御嶽山 3067m

山行日 2021年8月27日〜28日

8月中旬の長雨で長いこと山に行けなかったのでどよ〜んと精神的にきました。

ようやく長雨が終わりそうということで、北アルプスの野口五郎岳周辺に登りに行くつもりでしたが、ルート途中にある川の渡渉が水量上昇のため不可能ということで断念。ハズが行ったことないというので御嶽山へ。どうせなら最高地点だけでなく名前のついたピークも踏み、一から六まである池も見てまわろうということで一泊二日の行程に。

2014年9月27日に大規模な噴火があり、一番短い田ノ原登山道はいまだ通行禁止。濁河温泉からスタート。ルートの前半は階段が続き、八合目あたりからは自然道に。森林限界を過ぎると見晴らしがよくなり、稜線が見えこの山の大きさを実感します。

ちなみに私は15年ほど前に田ノ原口から最高峰だけを目指して父ちゃんと登っています。この時は最短距離で3000mピークに立てるということで田ノ原ルートを往復。

さて、今回の山行の写真です。

登山口にあるルート変更の看板 駐車場横にはバイオトイレがあります

湯の花峠にある鐘 一人一回づつ叩きます 「か〜ん」といい音が響きます

湯の花峠を過ぎると「蛙岩」や「のぞき岩」、その横にある避難小屋(噴火の際、シェルターとなるプレハブ小屋)、「八合目(お助け水)」などがあります。八合目には水場があると記載している地図もありますが、水場はなしです。一滴も流れていません。踏み跡があったので進んでみると、以前避難小屋のようなものがあったのか、その瓦礫と周りにはものすごい量のゴミが埋もれていいました。どうにかならんものか?

森林限界を越えたところで振り返ると白山

北方向には乗鞍岳と笠ヶ岳 槍穂高を見るにはもちっと上に行かねば

飛騨頂上手前にシーズン終わりのコマクサががんばって咲いてました

五の池

五の池の横に五の池小屋があり、その北側に飛騨頂上のお社があります。登ってくる途中で下山途中の人の話を小耳にはさんだのですが、五の池小屋は人気があり予約がなかなか取れないそうです。
ここからまず北側にある継子岳(ままこだけ)へ向かいます。

継子岳へ行く途中にあった展望台?裾野が広い!

継子岳へ行く途中、上から見下ろす四の池 湿地のような不思議な池でした

稜線を歩くと風が強く寒いくらい。8月上旬に行った中央アルプスの暑さはすでになく、暑いけれども風が冷たく季節が進んでいるのを実感。
継子岳頂上で休憩をして来た道を引き返し、反対側に登ると三の池が見えます。コバルトブルー色の水をたたえてとてもきれいでした。

摩利支天へ向かう道から見下ろした三の池 奥に継子岳 いちばん奥に槍穂高

この日宿泊する二の池ヒュッテは一旦通過し、もう一件の二の池本館方向へ。そこから剣ヶ峰へ。

二の池と二の池小屋 噴火前はコバルトブルーの池だったよう
噴火の影響で火山灰が流入してこの状態に

剣ヶ峰から見下ろす 左側が一の池
ヘルメットをかぶって最小限の滞在時間で下山開始
いつ何時噴火するか誰にも分からないからね

2時ごろ二の池ヒュッテに到着。少しゆっくりして夕食をいただき就寝。日の入りの夕焼けも星空もきれいだった。翌朝の日の出もきれいで、来年の年賀状の写真、決定!と思いながらシャッターを押す。
この日は摩利支天に登ってから下山。摩利支天への途中、剣ヶ峰の方を見るとこの方向からでしか見えない六の池が見えた。

六の池 一段上に二の池ヒュッテと二の池本館 その奥、一番高い場所が剣ヶ峰

摩利支天の頂上は小さくて、カップルがラブラブして座ってたけど、うぅん、この場でそれはちょっと遠慮してもらいたい...。次から次へと登山者が来るからね。

下山後は、濁河温泉市営露天風呂(大人600円)で汗を流す。シャンプーリンス、ボディソープあり。気持ちよかった〜。

今回車のルート設定をミスして、関市あたりから下道を走ってしまったのですが、これがもんのすごく遠かった。夜走ったということもあり永遠に続くかのようなクネクネ道。運転でかなり疲れさせてしまった。今回はハズに金メダル献上です。