2021年8月17日火曜日

中央アルプス縦走 まとめ

 今回、久しぶりに二泊三日の縦走を実施。この季節の縦走も4、5年ぶりだったかと。

この季節に歩く場合、暑さ対策が重要だと痛感しました。とはいえ、一応今回取っていった対策があります。現場で取った策と合わせて備忘録として書きました。
  • 休憩の時など帽子を取って頭から熱を逃す。特に曇り空になったら。晴れていると逆に暑い
  • 手袋(グローブ)も時々外して熱を逃す
  • 長いパンツ(ズボン)を履いている場合は、裾をまくって足からも体の熱を逃す
  • 日陰の大岩に体を当てて冷ます(本文に書きました)
  • ヒヤロンを持参し、本当に危ない時は使用する。脇の下、首の後ろを冷やす
  • 女性は男性より下着が多いので、人がいない場所と時間を見計らって熱を逃すようにする   → 木曽殿越から空木岳へ登っている時、周りに誰もいなかったので思い切って、上のシャツを脱ぎました。ちょうど風も吹き太陽が隠れていたこともあって、かなり楽になりました。
  • 宿泊場に到着しても熱は残っている可能性がある。できるのであれば、靴下や衣類を脱いで熱を逃す工夫をして就寝する。
本文にも書きましたが、1日目の夜、靴下を脱いで上半身をシュラフから出した状態で寝たら夜中に寒くて起きるくらい冷え込みました。この時点で靴下を履いて防寒着を着て寝たのですが、朝起きるとすっかり元気になっていました。体の熱もすっかりなくなっていました。

ヒヤロンは2つ持っていきました。2日目に1つ使いましたが、本当に冷たくなり体を冷やすのにいいです。冷たい状態は30分ほど続くでしょうか。商品の内部構造が分かっていないのですが、使うと未使用の時より重たくなります。ですので「ちょっと暑いなぁ」くらいの状態で使うのはおすすめできないかなぁ。この状態で使っているといくつあっても足りないですから。それと使用済みを持って下山するのが重たくなりますから。

*絶対にそこら辺に捨てていかないこと!*
*必ず持って下山しましょう*
*全てのゴミは持ち帰ろう*

最終的には、本当に暑い時には登山を控える、というのが一番なのかと思います。
下界で暑い時は山でも暑いわけですから...。
気温は「1000m標高が上がると約6度下がる」というのを覚えておいて、町の気温を元に登山に適した気温かどうかを考えるのもひとつだと思います。
ちなみにこの3日間の気温は、22、3度はあったのではないかと思います。経験から20度を超えた状態で15〜18キロくらいの荷物を背負って歩くのはしんどくなる確率がかなり高くなります。

これらが夏山登山を楽しむヒントになれば幸いです。

この天気こそ夏山の醍醐味ですが... 熱さ対策お忘れなく!