2022年7月2日土曜日

キタダケソウを見に... 道中日記

さて、前回はお花の話でしたが、今回の北岳山行道中気づいたことなど書きたいと思います。

早朝、5時15分発(始発)のバスに乗るため、4時起床。ダンさんが虹が出ているのに気づきました。朝から虹が出るってなんか珍しい。

バスに乗るはずが、なぜか乗合タクシーを利用することになったのですが、運転手さん曰く、前日(6/24)は風が強く、ツアーの人たちは頂上まで行かずに戻ってきたらしい。しかも、最終バスぎりぎりのかなり厳しい状況だったらしい。
私たちが行ったこの日も、稜線は風きつく、色んな登山経験がないとあの風の中、お花を見ながら歩くのはちょっとしんどいのではと思いました。
実際、10名以上のツアーと会いましたが、引率の方(ガイドさん?)がお客さんに「今から少し風が強いところを歩きますが、がんばりましょう」と結構励ましの声をかけていました。

話前後しますが、広河原山荘が今年から新装開店。バス停のすぐ横です。キャンプ場はこれまで通り、吊り橋を渡った川沿いです。


大樺沢は、今年は下部(広河原から20分ほどの分岐から)には橋はかかってません。
参考HP  南アルプスNET「登山道 大樺沢ルート通行禁止について

八本歯のコルへ行くには、御池小屋から二俣へ出て大樺沢の左俣を登ることになります。この時期まだ残雪あります。八本以上のアイゼンは必携だと思います。手にはピッケルまたは石突きゴムなしのストックも必携です。ここ以外は雪がないからピッケルよりストックの方がいいかも、です。ストックとピッケル両方持つの、重たいので。

二俣から小さい残雪部を渡って、夏道が出ています。それを20分ほどかな?登ると雪が出てくるのでここ(↑)でアイゼンつけます。単独の人が先行しています。

この道標のすぐ下は、雪道→夏道→雪道、と10mごとくらいに状態が変わります。
この道標から支尾根に上がるので、ここまでアイゼンつけておいた方がよいでしょう。ちなみに大樺沢を下っている人もいましたが、下るならアイゼンは絶対にあった方がいいと思います。

肩の小屋は改装中。帰宅後、小屋のブログをよく読んでみると、去年から改装工事しているようです。今回泊まった場所は去年、改装された部屋のようですが、いやぁ、とってもきれい!古い年季の入った小屋も味があっていいのだけど、新しいのもいいですね(ゲンキンだ)


夕食の肩ロースのステーキはおいしかったです。個人的にはお味噌汁がおいしかったぁ。朝ごはん時にはお代わりしました。夕食の時もお代わりしときゃよかった。


とにかく風の強い日で、夕日も望めないだろうと思っていましたが、
トイレに行った時、たまたまガスが晴れており写真が撮れました。ラッキーでした。

小屋に入ってから、小屋泊りやのに、すんごい大きい荷物の人がいっぱいおるなぁと思っていましたが、みなさん、テン泊のつもりで上がってきたけど状況悪すぎて小屋泊まりに変更されていたようです。
テント場は、小屋前の尾根上のサイトは地面が出ていましたが、東側の通常のテント場は、(ガスっていて全体は見えませんでしたが)残雪があり設営するならスコップが必要になるようです。

とまぁ、こんな感じで数年越しのキタダケソウ鑑賞登山を終えることができたのでした。
なかなか厳しい天気でしたが楽しめました。雨対策&風に耐えうる経験があれば楽しめると思います。
今日は7月最初の週末ですが、ひょっとしたらこの週末で見ごろを終えるかもしれません。

最後に。北岳から肩の小屋方面へ下りて行くと途中に「中白根沢ノ頭」との分岐がありますが、雷鳥のつがいがいました。