2022年11月11日金曜日

里山歩き ポンポン山、天王山などなど...

山行日 2022年11月3日(木)文化の日 快晴

以前から気になっていたポンポン山へ行くことにした。単に名前が面白い、という理由。ポンポン山の他にも登ってみたい面白い、珍しい名前の山はあちこちにある。

JR京都線の向日駅から出ているバス便が一番多いので、これを利用する。帰りもバスを考えたが、1〜2時間に一本という時間調整が難しい本数なので、JRの駅に下りるルートを考えた。
JR向日駅からバスにて善峰寺(約40分)へ。杉谷という集落まで結構急な坂道を歩き、ポンポン山へ。帰りは、ちょっと引き返して釈迦岳、大沢山、この日偶然見つけた山頂(後述)、天王山、JR山崎帰着。

しかし里山は油断してしまう。なぜか地図を持たずに行ってしまった。今年頭にやっと買ったスマホがあったので、自分の位置を確認できたのはよかったが、やはり山の中。ところどころ電波不安定。ネット検索したものを印刷したようなものでも持つべきであった。反対にダンさんが地図を持っていた!すごい!が、電車の中で見てみると範囲外。なぜか北摂(箕面周辺)の地図を持ってきていた...。
しかも、私はこの時期、夕暮れがかなり早くなったこの時期に、ヘッドランプを持たず。結果、日暮れまでには下りれたけれどやはりこれはいかん。

えぇ、さて...この日の写真です

善峰寺バス停付近の紅葉

杉谷までの林道で見たサワガニ
実はたくさんのカニが車にひかれてました

善峰寺から1時間半ほどで到着
いい天気で30分ほど休憩してしまった

ちょっと霞んでましたが、京都市内と比叡山

なんか早く着いちゃったなぁ、やっぱり里山、近い、近い。なんて思ってたんですが、あとあと気がつくのが、ここからJR山崎駅までの道のりが長かった。ここまでで全行程の1/5くらいだった。

来た道を引き返し、オレンジ色の鉄塔が立っている杉谷分岐で釈迦岳の方(南)へ進みます。
ちょっと進むとすぐに釈迦岳の頂上でした。
「申」の文字は何の意味?

次に大沢山という頂上を探しましたが見つからず。写真(↓)が一番高い場所のようで、先に行くと下っていったので引き返し、とりあえずこれを大沢山とした。標識なし。
大沢山かなぁ?反対方向(山崎からの登り方向)には
「大沢山」「展望台」の標識ありましたが...

どこやったんかなぁ?などなど話しながら進みます。
時々、ハイカー、トレランの人たちをすれ違います。やっぱり人気の山ですね。

道標がしっかりあるので道に迷うことはなかったですが、時々、本当に街に続いてるのか不安になるような静かな道もありまして...。歩いたのは「西山古道」という道でした。
見晴らしのいい場所には展望台があって、古木を使った椅子とテーブルがあったりしてハイキングにはいい場所ですね。

目印である「ベニーカントリークラブ」にようやく到着。
コースの端に立っている木の紅葉と芝生のコントラスがきれいだったので一枚。
ゴルフ場の脇についた登山道を歩きます

ゴルフ場が終わると分岐点があり、こんなゲートが出てきます。鎖に鍵がついてると勘違いし、天王山へはゲートをくぐる、と書いてありましたがくぐれへんやん、と思い、左側に伸びていたダート道を進みました。
よく見ると鎖が巻き付いてるだけで鍵はなし

どうも方向が違う気がして戻ることに。巻いてある鎖を外すと門(?)が開いて、どなた様かの田んぼのあぜ道を歩けるようにしてありました。ありがたや。獣避けのため、鎖はちゃんと巻きつけました。

楊谷寺の駐車場を通り車道を歩くと「天王山→」の矢印。そこから竹林を抜け、道路を渡り再び山林へ。20分ほど歩くと小倉神社分岐。
ポンポン山から結構歩いてきた...

ありがとう、でもまだまだ歩かねば...


ここでタイガースTシャツを着た男性がひと休みしていたので話しかけてみた。
オレゴンから来たアメリカの人で、奥さんの実家が近くにあり、来年引っ越ししてくるとのことだった。奥さんのお父さんがタイガースファンということで、うちのダンさんもなの、と少し盛り上がった。

天王山はもうすぐ!と意気揚々。と、15分ほど歩くとこんな看板が...
なぬ?サントリー山?あのサントリーの山か?

ほんまにあった頂上 この日の登頂数、
期せずしてプラス1

分岐から5分ほど歩いて登頂!グーグル地図にもヤマケイオンラインの地図にも国土地理院の地図にも記載なし。
ウイスキーの蛇口でもあるかと期待したが...。サントリー山から歩くこと半時間ほどで天王山の頂上。
天下分け目の戦い...そっかそんな歴史もあったな

頂上には城があった頃に使っていた井戸跡があったり、現代風絵巻が建っていたりとこじんまりした頂上ながら楽しめる。のぼりも立っていた。ここでちょいと休憩。


この後はJR山崎駅までくだるだけ。にしても秋の夕暮れが迫っている。が、ここからも歴史の見どころ満載。

頂上にもあった屏風絵巻。ここでは読んでる時間がないので、家に帰ってから読もうと写真を撮る。

山崎駅から登り始めると、最初に通過する宝積寺。境内の三重の塔。木板には「豊臣秀吉 一夜之塔」と書いてあった。

山門をくぐると足元にあったかわいらしいデザインのマンホール

日の入りに間に合いました。隣のコンビニ、デイリーヤマザキで天王山登山証明書を購入できます。1枚100円。50枚=50回登頂したらオリジナルのグラスがもらえるらしい。
写真を見たら何だか素敵なウィスキーグラスでした。

ということで久々の里山登山。次回は地図を忘れないようにしなくては。