2023年3月2日木曜日

荒島岳(1523m 福井県)

山行日 2023年2月27日(月)
天気  快晴

なんとなく(?)積雪期の荒島岳へ登りに行くことに。数年前から行こう、行こうと言っていたが後回しにしていて今シーズン、やっと登りに行ってきた。

旧カドハラスキー場の駐車場から頂上往復。駐車場のすぐ下には中部縦貫自動車道工事中。今後、この駐車場はどうなるんやろう?また、駐車場から登り始めてすぐの斜面には企業や宝くじの売上金で植えたという桜の植樹地が。まだまだ小さい苗木の状態だが、これらの桜もどうなるのか?

駐車場で前夜泊した時には他に車は一台だけ。日曜の夜=翌日は月曜だからそんなに人いないよなぁ、と思っていたら!早朝からどんどん車が入ってきて、出発する頃にはほぼ満車。40台は停まっていたか!



6時45分ごろ登山開始。今日は私が先に歩く。この方⬇️はだんさんではありません。スキー場跡を登っていきます。風が冷たかった。


リフト跡の残骸を過ぎると森の中に突入。尾根を忠実に直登します。時々しんどい。でも日が当たって暑いくらい。3km標識のここで一度休憩


うさぎの足跡。この雪深い場所で何を食べて越冬するのかなぁ?


頂上まであと2km看板。木々の向こうに頂上が見えました。思っていたより大きな山だ


標高1100mくらいのところかな?夏道にはないトラバースルートができていました。とりあえず、これは帰りに使うとして、直進してシャクナゲ平へ向かいます。


霧氷がついた木々が綺麗です。青空に映えます


シャクナゲ平に到着。テントが。雪上訓練とかするにはもってこいかも。初心者の雪上歩行や雪山デビューにももってこいの山かもしれません


シャクナゲ平からは白山が見えます。大きな山塊ですね


シャクナゲ平で休憩後、頂上へ。一旦下り、下り切ったところで先ほどのトラバースのトレースと合流。小さいですが平地になっていてここも休憩するにはいいところです。


登り始めると右奥に頂上が見えました。登っている人が見えます。ここまでアイゼンなしで登ってきましたが、雪を蹴り込むのがちょっとしんどく(膝が)なってきたので、アイゼン装着


ほんっとに申し分のないいい天気です。風もなく青空広がり体もほかほか、気持ちがいいです


もうすぐ頂上。警戒していた「もちが壁」はいつの間にか通過しておりました。ちょっと拍子抜け


この道標を見て「もちが壁」を通過していたことに気づきました。ちなみにここは「中荒島岳」でした。支柱の向こう側にそう書いてありました。下りで向こうから歩いてきて気づいた


じゃ〜ん。頂上到着。眼下に大野市が見えます。その向こうに日本海、と思っていたのですが、帰宅後地図で確認すると正確には「若狭湾」だったようです。「日本海、日本海」って言っていたのでちょっと恥ずかしい


頂上から南側へ伸びる稜線。あの先から岐阜側に下りて行く「新下山コース」というルートがあるようです。もちろん端っこまで歩いていきました。


その端っこから見えた「御嶽山」


こちらは「乗鞍岳」


御嶽山、乗鞍岳、槍穂高山脈(槍ヶ岳も見えた)、山脈に重なるように笠ヶ岳


振り返って(北向いて)「白山」から...両白山地かな


若狭湾方向 遠くに島が見えました 雲かな?島かな?と思ってましたが島でした。多分、「冠島」という島ではなかろうか?


頂上に戻ってお湯を沸かしてコーヒーと行動食を食べる。天気良く、風がないので、他の人たちもラーメン食べたりとゆっくりと過ごしてました。座布団持って行かなかったので大きいビニール袋を敷いて座りましたが、滑りそうで少しきんちょ〜

で、下山開始です。登ってきた道を下ります。午後12時ごろでしたが、まだまだ登ってくる人がいっぱい。いやぁ、月曜なのにすごい人出。シニア世代だけでなく。働き方改革の結果でしょうか?それとも散髪屋さんが多かったのでしょうか?


この先が「もちが壁」だったようです。


さて、スキー場の痕跡が唯一(?)分かる場所まで下りてきました。かなり古いもので、いつまで営業してたんやろうなぁ、と話をしながら通過します。ここからの傾斜が歩けばたいしたことないですが、スキーで滑るとなると結構な傾斜で、万年初心者の私としては無理無理、これ滑るの、といった傾斜でした。


私は最後までアイゼンを装着したまま。雪がグサグサになっていましたが、やっぱり膝が痛く、下る時踏ん張りが効かないのでアイゼンはありがたい。とはいえ、これはアイゼンの本来の使い方ではないですが。


この後、温泉に行きましたが、地元のおじいちゃんおばあちゃん専用の保養施設のような温泉で日帰り温泉はできないのよ〜、と。グーグルで調べたのに!とはいえ、受付にいらっしゃったおばあちゃんとおじいちゃんが親切で、日帰り温泉できる施設を教えてもらいました。

「ルポの森」というキャンプ場&宿泊施設のある日帰り温泉へ。大人一人600円と良心的な価格。受付からお風呂まで長い道のりだったのは逆に探検してるみたいで面白かったですが。
お風呂は内湯のみ。洗い場は7つ。ボディソープ、シャンプー、コンディショナーあり。ドライヤーもありました。
外から日が差して森のど真ん中でお風呂に入ってるような気持ちのいい施設でした。
話が前後しますが、恐竜の町勝山市が近いということもあり受付には恐竜が「がお〜っ」とガラス窓を突き破って顔を出しておりました。

天気の良い日を選んで山に登れる、最高だ。