2024年7月27日土曜日

燕巣立ち

 写真は、自宅の電線に並んで停まった燕たち。少し体が小さいのが小鳥。
この暑い中、巣立ちの季節を迎えているよう。
しかし暑い。この暑さの中でも毎年この時期に巣立ちをする燕。毎年気温が高くなってるけど、気温の高さで巣立ちの時期、渡りの時期を決めてるんではないのか?セミのように、気温が30度を超えたら鳴き止むというのじゃなくて、相対的に気温が高くなったら(低くなったら)渡り、子供を育てて巣立ちを迎える、というライフサイクルみたい。


ところで、前回書いた、家を建てる計画。新居の近くにスーパーがあって、その軒下に燕が巣をつくっていた。ひと月ほど前に立ち寄った際に見ると、四羽ヒナがいてそのうちの三羽はかなり大きくなっていてそろそろ巣立ちの時期という感じだったが、一羽、全く育っていない雛がいた。巣の中の場所も一番端っこで餌を親からもらうにはかなり不利な位置。
そもそも、ヒナに返ったのが1、2日遅かったのかもしれない。明らかにひと月半以上は生育が遅れているような大きさだった。それでも懸命に、親が餌を運んできたらピーピーと鳴いて存在をアピールしていたけど、どうしても大きい他の三羽に負けてしまって餌を食べられない状況だった。

今日、新居の様子を見に行ったついでにこの燕の様子を見に行ってみた。スーパーの軒下に全部で3つ巣があって、全て巣立ちした後で空き家になっていたが、前述の燕は、辛い現実、巣から顔だけ出したそのままの状態で、息絶えてミイラのようになっていた。

ちょっとショックな光景だった。おそらく生き延びられないだろうとは予想、想像していたけど、あの状態で亡くなっているのを見るのはちょっとなぁ。

こういうことがあるから複数の卵を産んで子孫を残そうとするのだろうけど、これまで燕の巣というと全てのヒナが飛び立った後の空き家を見て「全員無事に巣立ったなあ」なんて話することが多かっただけに、初めて見た状態、思い出すとちょっと涙腺がゆるくなる。