2011年11月2日水曜日

小説「未踏峰」

友人に借りた本の紹介です。
以前の「ヤマ色」で書いた未踏峰に挑戦する遠征チームのメンバーに借りて読みました。ちょうどテーマ的に重なってましたね、借りた時は。
書評をする訳ではないのですが、ま、1つ2つと「?」と思うところはありましたが、山の描写がなかなか丁寧でしっかりしていてよい本でした。なぜ山に登るのかというよく聞かれる質問に対する、私がいつも考えている答えがこの本には書かれていました。色々な人生を抱えた登場人物が山を通して心を通わせ、止まってしまいそうな人生を止めずに前進する。

私も登山を始めてかなり救われたところがあるのです。私にとって山とは主食のお米のようになくてはならないもの。なぜ山に登るのか?なぜお米を食べるのか?必要だから。私の血(智)となり肉(体)となるものだから。

なぜ山に登るのか?この答えを知りたい方、また自分のなぜ、をはっきりさせたい方、読んでみてください。









「未踏峰」笹本稜平著
祥伝社刊(2009年10月27日)
税込1785円(2011年11月2日現在、アマゾン参照)

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