2013年1月15日火曜日

ヨーロッパの続き その12 最終日

2012年8月22日 雨のち晴


朝から通り雨。晴れたり雷が鳴ったり雨が降ったり。9時頃には晴れ間が広がる。
この日はおみやげなどを買うための自由行動日。まず洗濯をしに行った。コインランドリーがあった。
英語はもちろん、日本語、韓国語など多言語で使い方が洗濯機の機械そのものに油性ペンで書いてある。これは使うな、このボタンはお金を入れてから押せ、などなど。

洗濯している間に外に出てぶ〜らぶら、ウィンドウショッピング。駅に近いお土産屋さんで、ユングフラウヨッホ駅で見たのと同じような木で作った人形を見つける。ユングフラウヨッホで買おうかどうしようか迷ったが、日本で待つ相方さん=人形を飾る家の家主さんが気に入るかどうか分からなかったので買わなかったが、ここでも見つけてしまった。こうなったらやっぱり欲しい。写メを撮りお伺いをたてるメールを打っていると声をかけられた。

最初は誰か分からなかったが、話を聞いているとメンヒで一緒だった人らしい。火曜にユングフラウに登る予定が月曜の夕方にみぞれが降ったこと、彼の体格だと(かなり大きい方だった)クレバスを踏み外す可能性があることなどを理由にユングフラウに登るのを登山ガイドに断られたらしい。そのことがよほど残念と見えて「いいな、いいな、君たちは登ったのか。」としきりに言っていた。

ユングフラウに登らなかった代わりにどうしたのか聞くと、メンヒヒュッテから片道2時間、往復4時間の3000mほどの山に登って終わったという。それでガイド代が700CHFだそうだ。メンヒは500CHF。合わせて1200CHF、がんばって貯金してこの時に備えたのに、どうも納得がいかないとしきりに言っていた。なんだか間違えて苦い食べ物を口に入れてしまったように気分が悪い、という。そりゃそうだろ。1200CHFってかなりの大金だ。彼の一方的な話だが、どうもガイドさんの態度が不信。ガイドにはクライアントおよび自身の安全を確保するという使命があるにしても、当日の朝、3時半に起きて行く準備をしてから、小屋前の雪を触ってこの雪の状態はよくない、しかも君の体格だとクレバスを踏み抜く恐れがあるから、と言うのはどうなんだろう。前日、一緒にメンヒに登って、私達と同じような時間帯に下りてきていて雪が腐っているのは分かるようなものなのに。まぁ、色々とガイドさんにも言い分はあるだろうが、ほんとに彼が気の毒だった。

この彼と話をしている間に相方さんよりメールの返信が来ていた。気に入ってくれたので119CHF分購入。洗濯もとっくに終わっており会社や山岳会へのお土産も購入しアパートに帰った。
アパートに帰る途中で、なんだか急に通りから人の姿がなくなったな、と思っていたらお昼の時間でお店が閉まっていたのだった。12時から13時までお店を閉め、みんなランチタイム。駅前のロータリーに停まっていたバスも、行き先を表示する電光掲示板に「Pause」と表示して運転手さんがランチを食べていた。(下の写真)

19時頃、アパートの裏にあるアパートの管理人さんの妹(お姉さん?)が経営しているホテルのレストランでアイガー北壁を見ながら夕食をいただく。このレストランは旅行情報誌の「るるぶ」にも掲載されていた。せっかくなので珍しいものをいただこう、ということで私は馬のステーキをいただいた。サウザンアイランド、フレンチドレッシング、マスタードソースにクランベリーソースが付いて、他にフルーツが付いてきた。この他に蒸し野菜とロシティを頼むが、ロシティはすでに添えてあった。だったらそういってくれたらいいのに!ロシティをたらふくいただき、お腹いっぱいで苦しくて夜はよく眠れなかった。

夜中には嵐になり、起きてベランダから外を覗くと雷が光っていた。この旅も明日で終わりとなった。

朝も通り雨があった 雨上がりの太陽がまぶしい
















ユングフラウヨッホから戻ってきた登山列車
















お昼休み中のバス 電光掲示板の表示にユーモアが















夕食の馬のステーキプレート 柔らかくて美味しかった

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