2013年5月26日日曜日

GWで出会った方々

今回のGW山行。単独だったけどなんだかとっても楽しかったのはやはり道中、出会った方々のお陰でもあると思う。ここにその方々とのエピソードを書きたいと思う。

瑞牆で。トレランの男性
瑞牆を下りて、事前にネットで調べた温泉と蕎麦屋を探していた時のこと。村のバス停で時刻表を調べてそこに座り込んだザックを背負った山服姿の男性を車で通りすがりに見た。結局、蕎麦屋も温泉も閉業しており、温泉の横にあった元市営、現在個人経営の蕎麦屋でランチをいただき、さてどこの温泉に行こうか、韮崎市内まで出ようかと先ほどの道を走った。
ふと思い出してバス停を見ると先ほどの男性はおらず、無事バスに乗ったんだ、と思った。そしたら前をてくてく歩いてるあの男性が。通りすがりに様子を見ると彼も気がついて振り返り、追い抜きざまに目が合った。どうしようか、と思ったが山の格好してるし私もそんなに体格ちっちゃくないので、なんとかなるか、と思い車を停めた。ルームミラーで確認すると満面の笑みを浮かべるその顔に、まぁ大丈夫だろうと思ったので車に乗せた。
聞けばトレランをしてる方で、7月だかにトレランの縦走(?)の大会がありそのルートをこのGW休みで下見しに来たとのこと。ルートは雲取山から甲武信岳、金峰山を経て瑞牆山という壮大なルート。で、下りてきたがバスの時間は未確認。午前中に2本という時刻表だったがGWなのでひょっとしたら午後からも1便くらいあるかも、と思い待っていたがやはり来ないので歩き出した、とのこと。現在は関東に在住だが今から実家のある大阪に帰るとのこと。バスでも電車でもいいからとにかく市内まで出ないとどうにもならない、という話でJRの韮崎駅まで送ることにした。
道中40分ほどだったが、話し相手ができてそれはそれで面白かった。無事この日の内に大阪の実家にたどりついたかな?7月の大会、がんばってくださいね。

温泉の受付の方
近くにスーパーがあるかどうか聞いたら地図まで書いて教えていただいた。スーパーはコンビニよりも食材調達に適した場所であるので地元のスーパーを知ることは大事である。ありがとうございました。

鳳凰小屋の支配人
なぜか私のことを気に入ってくださったようで、機会があれば声をかけていただいた。それだけのことだと言えばそれだけだが、やはり単独で行ってる以上、どなたかに気をかけていただいている、という意識があればそれだけ安全を心がけるようになる。
こんがり山焼けしたりりしい顔立ち。ハンサムで若い頃はもてたんだろうなぁ、なんて思ってました。また機会があれば訪れたいと思います。

鳳凰小屋のバイトの女性
朝9時半に小屋に到着したことに早い、ということでとても感動されて、色々と話しかけていただいた。特にびっくりしたのが「どうしてお客さんはそんなに色が白いのですか?」という質問。一応気にはしてるが、そんなに私は色白ではない。日焼け止めを塗っていても真夏にはある程度健康的に焼けるし、真冬も色白というほど色は白くない。けど、こう言ってもらって嬉しくない訳はない。努力が認められたということやから。
で、彼女はGW営業の間の数日でいい色に山焼けしていた。冗談めかして言うとひどく気にしていた。ごめんなさい。でも、日焼けの似合うかわいらしい方だった。
そして日焼け対策。もちろん一概に言えませんし、私の経験によるところですが、日焼け止めでは山では日焼けを防ぐことはかなり無理。バンダナとかネックウォーマー的夏仕様の薄い生地のものなどとにかく布で覆うのが一番の日焼け止めになる。そのことをお話すると早速、次の日の朝から実践されていた。いやぁ、なんだか照れるというかこっぱずかしいなぁ。こんな私の日焼け止め対策をすぐ実践なんて。そして彼女にも色々と気をかけていただいた。楽しいおしゃべりができて楽しかったです。ありがとうございました。

1日目、一番目に駐車場を出発されたシニア世代の方
一日目、途中で追い越し、テン場では偶然隣同士になった。テン場で言葉を交わすことはなかったのですが、2日目の朝、忘れ物をしたとおっしゃってもう一度登った地蔵岳。その理由は、3年前に子供が生まれないという娘さんのために祈願のために登られたらしい。それから2年。去年、やっと初孫が誕生した、ということで頂上に並ぶお地蔵さまにお礼のためのあるモノを持ってこられたのだが、前日登った際、それをテントに忘れてしまったらしい。なので、2日目のこの朝、そのモノを頂上に置いてくるためにもう一度登ったのだ。頂上で本当に嬉しそうな顔をしてお話されるのを聞いて私もじぃ〜んとしてしまって少し涙目になる。初孫ができて本当に本当に嬉しそうだった。

こんな出会いがあって1人の山行もかなりグレードアップした内容で終わることができました。たくさんの出会いに感謝!です。ほんまありがとうございました。



0 件のコメント:

コメントを投稿