2015年8月4日火曜日

穂高トレーニング山行 その2

2015年7月30日(木) 槍平〜飛騨沢〜大喰岳〜中岳〜南岳〜南岳小屋(泊)

さて2日目。4時半に起きて6時に歩き出します。天気は曇ったり青空が見えたり、と雲が空で踊っています。この日の予想天気図では飛騨〜信州エリアは気圧の谷のど真ん中。どちらかというと晴れるというよりは曇から雨になるかな、という個人予報。そこそこ当たりそうです。ま、でも雨予報が当たるというのはあまり嬉しくないのですが。

槍平から南岳新道を使って上ると4時間くらいで南岳小屋に到着するのですが、今回は高度順応も兼ねたトレーニングだったのであえてぐるっと遠回りをするルートを使って南岳へ。

しかし、ある山小屋のブログでも紹介されていたのですが虫の多いこと!ブヨ、アブ、その他なんか分からんがとにかく虫の多いこと!虫除けネットをかぶろうかと思っていたのですが、まぁ、まぁ〜、なんとかなるだろうと思って持って行きませんでしたがなんともなりませんでした。ほんとにすごい数。

途中、雨が降り出し風も少し強くなってきて。とはいえそないに激しいものでもないので南岳までてくてく歩く。
小屋に到着してテントに入ってから雨が本格的に降り出し「あた〜!」と思っていたら明るくなったので顔を出してみると青空が広がり「うわ〜!」と思っているとまた曇り「あれれ」と思っているとまた雨が降り出して止んで青空が広がって...とほんとにころこっろ天気が変わった1日でした。

で、虫、ですが。あの虫の大群の中を無傷で歩いて来てここまで到着したのにやられてしまった。しかも不覚にもいつやられたか気付かなかった。
晴れた時を狙ってテントの外に出てビールを飲んでた時だと思う。飲み終わってテントに戻りなんかおでこに違和感感じて触ったらおでこが飛び出てる感覚があったのでびっくりして鏡を見たらでこ半分が腫れていたという状態。え、え、え〜!!いつのまに!!そしたらそのうち毒が目の辺りまで下りて(?)きたのかまぶたまで腫れてくる始末。なんとか処置はしたので視界が極端に狭まるという状況は避けれましたが。

いやぁ、虫、町でも山でも恐ろしいです。

 キヌガサソウ 花は終わってしまっていましたが少し緑の入った花片がきれいです

 冷たい山水 1リットルだけ汲んだけど重たなった...

御年71の父ちゃん 元気でなにより 中岳の水場周辺で
ここの水場ではコップかなんか汲む道具があるとベター
水が冷たくて手が真っ赤になった

天狗沢分岐付近から 雪渓の向こうに横尾尾根
天狗池はまだまだ雪渓の下です 

南岳テン場にて 雲湧き踊る〜

夕日に期待して獅子鼻にあつまる人達
翌日は向こうに見えるピークへまず向かう 久しぶりの大キレットやなぁ〜

松本市上空には崩れたカナトコ雲が... あちこちで入道雲が湧いていた

 日が沈んで東の空が赤くなる 月も出た

5年くらい前でしたかな、こんな景色を一緒に見れる、見せてくれる人と出会えて一緒になれたらなぁ〜と思いながらこの場所で夕日を見つめてました。 
その数年後にほんとにそういう人と出会えるとは思ってませんでした。山の神様がいるのであれば感謝です。
で、その人は...今回の山行には同行できず(笑)お留守番でした。ありがとう。

夜は、アブにデコをやられたからなのか、空気が薄いからなのか頭痛がひどくて熟睡できず。なんか夢ばっかり見てるうちに夜が明けたのでした。

その3、3日目に続く...。