2015年8月5日水曜日

穂高岳トレーニング その3

2015年7月31日(金) 南岳小屋〜北穂小屋〜穂高岳山荘(泊)

おっとあっというまに7月も最後の日。はっやぁ〜!日が過ぎるのがほんとに早く感じる40台。

前日は南岳からの夕日がきれいでかんど〜。この日の朝日も見たかったのですが、朝食やら撤収やらのことを考えると朝日が昇るのを待ってる時間がなかったので、夜明けの空だけ写真に撮る。

前日降った雨が嘘のようにいい天気。日が昇ると青空広がりさっそく真夏全開。
この日は難所ルートと呼ばれる大キレットを越えてさらにその先の穂高岳手前の白出コルまで。個人的には大キレットよりもその先の北穂小屋と白出コルまでの間の方が難所やと思ってるのですが。

前日のアブにやられたからか高度障害か原因分からずの頭痛が残っていたもののここで留まるわけには行かないのでぼちぼち出発。5、6年振りの大キレットですが以前に比べて道の整備がされており歩きやすい。

南岳から下ってすぐに軽身の単独女性とすれ違う。「北穂から来たんですか?」と声をかけると「まぁ、そんなところです。」「速いですね〜。」というと「はぁ〜、まぁ〜...。」 みたいなあまり話をしたくない感じだったのでそれ以上は声をかけずすれ違う。

順調に歩を進め鎖場も無事通過し北穂小屋まであと200mという上りにさしかかった時のこと。あれ?どっかで見た女性に追いつかれた。よく見ると、先ほど南岳小屋直下ですれ違った女性。え?戻ってきたん?再度、嫌がられるのを覚悟で声をかけると「はい、往復してきました。」だって。大キレット往復?!「あっちまで行ったら槍まで行きたくなったけど槍まで往復してたら穂高小屋まで行けないから(予定通り)戻ってきました。」だって...。うぅん、色んな人おるなぁ。

水分節約のため北穂小屋で飲み物を、と思っていたら父ちゃんがジュースをごちそうしてくれた。標高3000m超で360度全開の景色を見ながら飲む冷たいジュースは格別のおいしさでした。
みかんと白桃の缶詰も販売されてたのでちょっと食指が動いたのですが一缶450円と聞いて諦めた。以前、立山を縦走した際に剱御前小屋でいただいた缶詰のおいしさを思い出したのですが450円という数字に負けた。

休憩後、3000m超えの場所でも暑く、半袖&アームカバーに着替え穂高岳山荘目指して出発!
小屋に到着したのは13時過ぎ。お腹が空いていたので珍しく小屋の喫茶を利用してお蕎麦(900円、薄揚げ半分、ネギ、わかめ、かまぼこ2枚入。なかなか豪華でした)をいただく。濃い色のお出汁に一瞬「しまった!」と思いましたが思いの外薄味でして、塩気が汗をかいた体にしみわたりうまかった!
穂高山荘ではテント泊でも夕食、朝食を小屋でいただくことができるのでこの日は最後の晩餐(意味ちゃうか。山生活最後の、という意味で)ということで夕食を小屋でいただくことにしました。

小屋の食事だと他の登山者の人との会話もありテントで一人で食べるのとまた違う楽しみがあります。この日は横に座られた女性がこの日、穂高岳で百名山が終わったんです、ということで父ちゃんと二人で祝福。ご飯を食べ終わってからも話がはずんで楽しかったです。

さて翌日は「自己責任で」「ほぼほぼ未整備の」西穂高までの難ルート歩き。3時起きの5時出発。なが〜い1日になりそうです...。

 3日目の朝 常念岳の向こうに陽が昇る
今日もいい天気だなぁ〜

さて、行きまっせ〜

 スタートすぐのハシゴ

父ちゃん、若いね!

南岳小屋から下りて来た方向ですがどこ下りて来たのか全く分からん!

長谷川ピークを越えて飛騨泣きへの下降
鎖が設置されてるけど慎重に!

 時折右側に見える涸沢カールと前穂北尾根
今年は残雪多いような...
向かって左下、雪渓が切れるところに涸沢小屋とテント場

1日の終わり... 明日もいい日でありますように


その4、4日目に続く...