2015年8月20日木曜日

シャモニー・モンブラン(仏) ハイキング編

2015年8月11日(火) 快晴

この日は足慣らしのハイキング。疲れもあり結局いつものごとく出発は遅れる。しかも歩くコースが未定というてきと〜さ。同じ山岳会といえどもこういうところで「家族モード」が勝る。

観光案内所に行きルートについて質問すると地図を売ってる窓口があるからと言われそちらへ行く。安い地図(4.50ユーロ)と高い地図(16ユーロ)のどっちにするか迷うがここは値段基準で安い方を購入。しかし、この地図、内容が古いのかルートが実際のものとは異なり、しかも地図上の地図記号の説明が各国言語で表示されているのに日本語のところだけ変換されておらず「日本語」という言葉が並ぶ。見本にはちゃんと日本語書かれていたのに。まぁ英語書いてあったら十分やからええねんけど商品の不完全さに50セントくらい負けてよ、と思う。

市内から北側を見上げると2本のロープウェイが連絡しており、そびえ立つ岩壁の上に最終駅(Brévent/ブレベント)の大きな建物が見える。よし、あれを目指そう、と歩き出したもののスタート地点ですでに10時。道しるべにはBréventまで4時間15分(別の標識には4時間30分ともあった)とある。行けるのか?いや、ちょいと厳しいだろう...。前述したとおり地図と道が違う。行ったり来たりしてちょい時間をロス。この際地図はあてにせずルートに立ててある道標をあてにして登ることにする。



森の中を歩いていく。時折下りてくる人とすれ違い「ボンジュ〜」とご挨拶。陽があまり当たらずここちよい。
1時間ごとに小休止を取りハイキング半ばにさしかかった。ここから森の中を抜け南面斜面をジグザグに登っていく道に変わる。「暑い!!」太陽ぎらぎら直射日光直撃のハイキングコース。水を飲み干しそうになるもぐっと我慢。これからの行程を考えるとここで飲み干すわけにいかん。

「これってこないだの穂高より暑い?」とハズ。...あの穂高より暑いかも。標高低いこともあるけどここはおフランス、シャモニーのはずだが暑い。

頭の上を悠々とパラペントが舞っている。楽しそうだけど高くてこわそ〜。私、多分せんやろな。

そうこうしているうちに突然たくさんの人が草地に座ってのんびりしてる場所に出た。いきなりだったので、こんなに人がいたのかと驚き。スキーリフトの終着点や小さい小屋も見える。目標のBréventはまだまだ先、というか目線よりかなり高いところに見える。
ここがロープウェイ中間駅のPlanplaz(上の写真で2番目の場所)。さてどうしようか?まだまだ長いよ、先は。とりあえずここで休憩しようか?

標識見るとここからBréventまであと約3時間。あかんやん。行って帰ってきてたら夕方越えて夜になるやん。21時半まで明るいいうたかて、翌日の行動に差し障るやん。しかもこの日は足慣らし。で見渡すとテラスのあるレストランが見えた。ということで...、

 はい、ここまでよ〜♪っと。ミディ針峰にかんぱ〜い!
このビール、おいしかった
向こうはビールをその銘柄を書いたグラスに入れてくる
 なのでここで飲んだビールはAffligem

 ビール飲んだレストラン。その名も「Altitude 2000」

 写真中央やや右の尖ったところにあるBréventまで行く予定だったけど遠かった
パラペントが空を舞っているの、分かるかな?

エギィユデュミディ、モンモディ、モンブランタキュールにモンブラン山頂が見えます
ちょこっと眼下に見えてるのがシャモニの町
最高の景色が楽しめるこの場所。登ってくる人が多いのも分かります

帰り際、デジカメで自分撮り(結構上手い私なのだ)をしているとバイク(自転車)に乗った人がこちら方向に登り坂を登ってきたので道を空けると「写真、撮ってあげるよ。」と言ってくれた。「僕、写真撮るの好きやねん。」と関西弁で言ったわけではないがそういう感じで話しかけてくれた。デジカメを渡すと「はい、もう一枚。」パシャ、「次はこっちの方をバックにしよう。」パシャ、と3枚も撮ってくれた。撮った後は「じゃぁね〜。」と言って仲間のいる方に走り去っていった。「メルシ〜ブクゥ〜」と数回言って手を振った。
いい人に出会った。個人で海外旅行...時々嫌な目に遭ったりすることもあるけどやっぱり海外の旅はいいもんだ。