2016年8月23日火曜日

夏山山行 南アルプスで久しぶりの山歩き!その2

南ア山歩きレポート第2弾

で、てくてくて歩き出しまず中白根山に到着。その後、遠くに見える間ノ岳目指して歩き始めたところで、単独行のおじさんとすれ違う。山岳会所属で単独という同じ匂いをかぎ取られたか(笑)、挨拶しつつ立ち話をする。おじさんは、この日、間ノ岳の向こうの農鳥小屋のテン場から歩き始め、間ノ岳、北岳を越えて肩の小屋まで行くと言う。私の予定を言うと、あなたの足なら農鳥岳まで行って帰って来れるよ、とおっしゃる。しかし、農鳥岳までは行くつもりはなく、それよりも翌日の行動時間を短縮するために、北岳を越えて肩の小屋まで行こうかどうか考えていると伝えると、それなら余裕だろう。僕は先に行って待ってるから、よかったらいらっしゃい、とおしゃった。うぅん、そうだなぁ、一人だと面白くないけど、このおじさんとなら「多分お酒はいける方だろうから、一杯やりながらお話するのも楽しそうだなぁ。」と思いつつ、確約はせず「それでは考えておきます。」と言い別れた。

色んな人と話できて楽しいなぁ〜と長い稜線を歩く。

 富士山も見え...。頂上付近が煙っているように見える。雨が降っているようだ。

鳳凰三山も見え...。地蔵岳のオベリスクもはっきり見えた。そして小屋から歩くこと1時間20分ほどで、

間ノ岳到着!山頂には10人ほど人がいたかな。頂上からは、360度の景色を堪能。


南方向の農鳥岳から広河内岳に続く稜線

こちらは南西方向の塩見岳から延びる長い長い仙塩尾根

伊那市の背骨、中央アルプスの山並み

登ってきた方向には、北岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳、大きなカールを有する仙丈ヶ岳が見え...。いい天気の下、到着できたのを喜ぶ。

休憩をして、北岳山荘に戻る。後ろから来て追い抜く人、ゆっくり登ってくる人、挨拶しながらぼちぼち歩く。中白根山を通り過ぎ、もう少しで山荘というところで、さきほどのおじさんに追いついた。声をかけ山荘まで一緒に歩く。12時頃に山荘に帰着。このままだと15時頃までには肩の小屋に着けるかな。テント場の空きがあるか心配だったけど(なんといってもこの日は初めての「山の日」でしたから)、先に進むことにした。

余談ですが、この時点で、小屋の掲示板には「本日のお泊まりは1組の布団に3名様になります」と2時間前の2名様から混雑度がアップしてました。

デポした荷物をパッキングし直し、いざ肩の小屋目指して出発!
先に出発していたおじさんに追いつき、ちょっとした広場で休憩。ここでまたお話し、今度は私が先に行くことに。同行者ではないので、歩くペースも違うので、お互い干渉しない程度に自分たちのペースで行こう、と暗黙の了解みたいなのがあって気が楽だった。珍しいです、こういう方と出会うのは。

振り返ると、雲が湧いて北岳山荘が飲み込まれそうです。多分、夕立はないだろうけど、やはり夏山。少し心配はあった。思ったよりしんどくなかった登りを終わると北岳山頂。さすが、日本で富士山の次に高い山だけあって頂上はすごい人!肩の小屋を見下ろすとテン場が埋まりつつある(↓)。急いで下りないと!

肩の小屋まであと少しというところで韓国人ツアーの人達とすれ違う。えらく危ないところで写真を撮っている。頼むから落ちないでね、と思いつつそそくさと立ち去る。するとガイドさんらしき人と、ひょんなことから言葉を交わして、目の前に見える山々について会話がはずむ。

その後、小屋に着いたけど、ありゃりゃ、えらいな風の当たる場所にしか空きがなく仕方なくテントを張る。近くの学生らしき3人組、なんか騒がしそうでこれもちょっと気になる...。
水を汲みに行ったついでに風の当たらない東側のテント場を見て回る。小屋=トイレから遠くなるけれどいい場所があったので、思い切って一度張ったテントを撤収して移動する。すると、離れたところからこっちこっちと手招きするおじさんに気がついた。こっちの方=小屋に近いところにいい場所があるから、と教えてくれた。

テントを再度設営し落ち着いたのでおじさんと酒盛り。ビールを購入し、おじさんのテント前で乾杯&自己紹介。その後2時間ほど山談義で盛り上がった。

翌日の予定である小太郎山往復におじさんも行くということになり、適当な時間に集合するということで酒盛りお開き。
トイレに行く際に稜線に上がるが相変わらず風がきつい。よかった、テント移動して。

そして翌日に続く。

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