2017年1月16日月曜日

六甲全縦...のつもりが...

2017年1月10日(火)

なんだかなぁ、の月曜を過ごしあと1日どうしようか?ということで、年末年始になまった体をシャキンとすべく、鵯越から宝塚までの六甲半縦を提案すると、それなら全縦にしたら?という逆提案が。
ということで、始発でJRと山陽電鉄を乗り継ぎ、「須磨浦公園駅」へ。午前6時40分に徒歩開始。

この日の予定は夕方には宝塚に到着。大阪へ戻って駅前ビルの餃子の王将で一杯。その後、とあるラジオ番組の公開生放送の場所へ向かい2人が好きなDJさんを見て帰る、という内容てんこ盛りの1日にするはずだった。そしてどうしてこの内容が可能だと踏んだかというと、5年ほど前に山岳会のトレーニングで9時鵯越駅集合、というのに始発で出発したハズが間に合った、という経験があったから。

初めて乗る山陽電車。JRの駅から歩いて数分。まだ真夜中といってもいいほどの暗さ。
須磨浦駅はここから一駅。須磨浦駅に到着して、身支度してさぁ出発。私「どっち行ったらええのぉ?」とすっかりハズを頼ってる(一応、地図は持って行きましたが)。ハズ「えぇっとどっちやったかな?」...そうか、やっぱりそうか。うちのハズは覚えていないのだ。山が好きなはずなのに、岩が好きなはずなのに、過去の体験、経験はほぼ、なぜか記憶がない。なので、あまり頼りにできないのだった。六甲だから覚えているだろうと思っていたが、やはりそれは六甲でも長野でも岐阜でもどこの山でも同じことだった。
駅前の看板と観光用標識を見て1つ目の山「鉢伏山」を目指す。頂上まで階段でしんどい。頂上に着くと...顔を出して写真を撮るパネルがあった。2人でこれで写真を撮るのが恒例となっている。カメラを置ける台となるものがなかったので、わざわざベンチを移動させて一枚撮る。

次の山を目指して進む。振り返ると淡路島が。うっすらと夜が明けてくる。
順調(?)に次から次へと出てくる山頂を越えていく。で、1つ目の関門。高倉台という住宅地を抜けるのだが。


もんのすごい階段(↑)。これは住宅街を抜けた先にある階段。住宅地を挟んだ反対側にもこれと同様の階段があった。奥に見える点が階段の最後かと思いきや、そんな甘いことはなく。さらに数十段の階段が続いた。

これが高倉台の住宅地を挟んだ向こう側(↑)。ちょうど写真真ん中に見える薄い線がその階段。

この後も1つ2つと山頂を越え、六甲で有名な「馬の背」(↓)に到着。ちょっと期待していたけれど、なんかあっという間に歩いてしまって少々がっかり。

この後、また住宅街の中を抜け、高取山を過ぎた辺りから前半の核心、ややこしい住宅街を抜ける道。ここは標識がたくさんあったので助かったけど小一時間の住宅街歩きはかなり疲れた。しかもこの日は1月と思えないほどの暑さ。薄い長T一枚で歩ける陽気だった。

そして鵯越駅に到着。
 青空がきれいですね。って言ってる場合ではなく。この時点ですでに、なぜか、昼前の11時。あれれ?2時間ちょっとでここまで来たんとちゃうのぉ?以前。なんで4時間以上かかってるのぉ?あれれのれ。ということで、2人ともやや意気消沈。通常ここから宝塚まで9時間かかる。ということは今からだと20時過ぎる...。私はともかく、ハズは以前の経験があるから私以上に「?(なんでこぉなった)」という気持ちが強かったみたい。お腹が空いたような気がしたので、ここから少し歩いたところにある公園で休憩。陽が当たってぽかぽかしてまるで近所の公園に散歩に来た老夫婦みたい。

「今からやったら無理やなぁ。」「そやなぁ。とりえあず行けるところまで行こうか。」この時はまだ六甲最高峰まで行けると思っていた。

 菊水山頂上にある六甲全縦マップ。まだこんなとこ。ここから最高峰までも怪しくなってきた。とりあえずスピードを上げた。

摩耶山までの道のりが長いが、止まらずがんばる。でも、動けば人はお腹が空く。シャリバテになっては元も子もないので摩耶山頂上まであと少しというところだったが休憩する。

結果。摩耶山到着15時20分。ここから最高峰まで3時間。そこから歩いて下りるしかないのでプラス1時間〜3時間。どっちにしてもあかんわ、ということでここで強制終了。
ちょうどバスが来る時間だったので楽することを目論んだが、バスとケーブルの乗り継ぎ+街中歩き30分ほど、という行程を聞き、摩耶山から青谷道を歩いて下りた方が安くて早いと歩いて下りました。色々と教えていただいたバスの運転手さんには悪かったですがありがとございました。

もうすぐ暮れゆく神戸の街。港町神戸...。

さぁ、 気持ちを切り替えて大阪へ向かってぎょーざ!ぎょーざ!ぎょーざ!ビールもいただきすっかりいい気分となり、半縦しか出来なかった反省や疑問はどこぞへ吹き飛ばす。予定していた、DJさんとこにも行き、この日は番組終了に間に合ったので、「ばいばーい」と手を振っていただきました。「手ぇ振ってもろた!」と喜ぶ2人。そしてバンパーステッカーもいただきました。

しかしよぉ歩きました。でもこのままでは終われないので次回はタクティックスを練り直して再挑戦したいと思います。