2018年7月10日火曜日

北ア 樅沢岳(2755m)その2

山行日 2018年6月25日(月) 山行2日目

この日は、メインイベント樅沢岳に朝いちで向かう。
朝ごはんは、インスタントラーメンにうさぎもちのきなこ餅。これがなかなか美味しくて、いくらでも食べられそうだった。

昨晩は11時過ぎからかな?えらく風が吹き出して朝方まで吹き続いた。時々小屋のジェネレーターの音がしたりなんかして、耳栓してたけどどうも眠れなかった。が、横を見るとハズはぐーぐー。昔は私もどこででも寝れていたのに、最近なんだか神経質になってきた。歳のせいだろうか?










雲が空に広がり、日は出ている時間だけど少し暗い。南の方を見ると(←)濃い色の雲が広がってきている。多分大丈夫と思うけど、ちょっとだけ雨が心配。










とはいえ、小屋の前から北側を除くと、日が差すところもあり...。
小屋の横からつづら折りに伸びる登山道を歩き出す。
この道沿いにもお花がいっぱい咲いていた。




写真を撮りながら登るので二人に遅れる。
この二人のいる向こうが頂上だった。
以外と早く着いた。



頂上で写真を撮って、頂上標識の後ろのハイマツ帯を抜けると...






西鎌尾根から槍ヶ岳、そして北鎌が見えた。
槍の頂上は雲に隠れてしまっているけど、これはこれでなかなかの風景だ。










この後、頂上標識に戻り、南側を見ると西鎌尾根に通じる(西鎌尾根の始まるところ、と言ってもいいだろう)道があったので、行ってみた。すると、ここにも頂上標識があった。ただし、古いものだ。おそらく、GPSが発達して正確に測って見ると、手前の新しい標識が立っているところが1m高い、ということが判明し、頂上が移動したのだろう(?)。せっかくなので古い標識の前でも記念撮影。

その後、元来た道を戻り小屋で下山準備をしていざ下山開始。










ほんの1時間ちょっとの間に黒い雲はどこかに消えてこの青空!遠く笠ヶ岳の頂上が見える。そして暑くなりそう!











弓折岳までの道の途中で、槍ヶ岳〜北鎌も見えるようになり写真を撮ったが。家に帰って見ると、レンズに虫ついていたし!くぅ〜、せっかくいいアングルで雲のないとこを撮ったのに!!











そして弓折岳頂上付近の春道へ続くハイマツ帯に突入。
道はしっかりしてますが、虫が...。
この時期にして虫除け顔ネット、ある方がいいですね。









下って行きます。もう少し時間かかるかな、と思ったけど下りは早かった。20分くらいで下りました。写真の左上には鏡平の小屋が見えています。

見えている残雪帯を過ぎると、前日気がつかなかった夏道を発見。雪がない方がストレスないので、こちらを下る。











そして鏡平小屋に着き、ハズと父ちゃんが言っていた、状況がかなり変わってヤバいんじゃないか、というひょうたん池の橋。予想通り、雪が溶けてしまい橋桁の上に雪がない!

雪橋桁が水中に沈んでいる状態で、その深さ5センチくらい?2センチ弱=靴底の厚みくらいなので、濡れずに渡れるが、5センチは染み込む確率が高い。私が、浮いてる雪の塊を橋桁の上に移動させ、その上を渡ったら?と提案。そしてチャレンジするも。この後悲劇が。

つるんと氷が橋桁の上で滑ってハズの左足がどぼん!と池にはまった。あぁあ...(涙)。深さは予想外に浅かったものの、左足が濡れてしまった。できれば、平たい石を1つでも置いておいてもらえれば、よかったが。夏はどのように橋がかかっているのか知らんが、も少しこの時期の登山者フレンドリーでもいいのではないかい?
小屋前で濡れた靴と靴下の処置をし、下山を続ける。

高度が低くなるほど気温が上がるのを実感する。秩父小沢や秩父沢があるので、水分補給できるのは嬉しい。しかもとっても冷たいので顔を洗うと気持ちがいい。














登山口近くで振り返る。オオノマ岳方面、シシウドが原の上部が見えた。




この後、長い林道を歩いて新穂高の駐車場到着。お風呂に入って帰宅しました。

そういえば。秩父沢を少し下りたところで休憩していたときのこと。突然背後の斜面から「キャンキャン!」と鳴く声が響いて来た。3人ともびっくりして、「犬か?犬か?」と鳴き声のする方を見るが何も見えない。「狼か?」と父ちゃんいうが、日本狼は絶滅したはずだよ、父ちゃん。「狐かも」と父ちゃんが言うが...。岩壁の間のルンゼの奥から聞こえていたが、けっこう急な場所だったので、狐があぁいうところに登れるのかどうか...。とはいえ、帰宅後調べたらやはり狐の声に似ている。

公益財団法人「東京動物園協会」の「東京ズーネット」に狐の鳴き声がありました。こんな感じ、こんな感じ。ちょっと違う気もするけど。

行動時間
6時双六小屋→ 6時45分樅沢岳頂上→ 7時過ぎ双六小屋→ 7時45分小屋出発→ 
10時19分鏡平小屋→ 12時40分秩父沢→ 13時14分小池新道入り口→ 15時新穂駐車場

お風呂
ひがくの湯 大人1人700円
詳細は「奥飛騨温泉郷観光協会」または「新穂高温泉観光協会」からどうぞ。
温泉併設の食堂のノンアルコールビールは、400円+税なのに中ジョッキに注がれて提供。大満足!
(運転するのでノンアルコールビールで打ち上げ〜)

その他
双六小屋テント場 1人一泊1000円(トイレ代もちろん込み)水は無料。
小屋の売店で売ってるビール アサヒスーパードライ350ml 550円、エビス350ml 600円

※料金は2018年6月末現在のものです






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