2018年9月3日月曜日

盆休み山行後半 その3 赤沢山〜下山


2018年8月17日(金)

そいでは赤沢山までのルートを解説...。

当たり前ですが、すでにネット上で入手できる赤沢山までのルート情報通りで、改めてここで紹介することでもないですが写真を撮ったのでせっかくなのでアップしたいと思います。

ヒュッテ西岳の建物の前を、小屋の人の視線を感じつつ目を合わさないようにしてテント場に進む。
一般登山道ではないので、踏み跡が付いているとはいえ何か言われたら嫌なので、でもこそこそする必要もないので、堂々とテント場まで進む。

テン場の入り口にある小さい看板が、「そっから先に行かないで」という
気持ちを表しているよう


テン場の先にある岩。最初、この岩の4〜5m左側に踏み跡があったので
それを進んでしまい、途中で行き詰まった。一度戻り、仕切り直し。
この岩の右側から下りるのが正解

ハイマツをかき分けると踏み跡がしっかりついている。
ちょっと藪漕ぎしつつ急な傾斜を下りて行く

よく見ると、赤テープがありますが、この先、崩れた沢が出て来ます。
その後、左の小さい沢の方へ行ってしまい行きづまる。右側を覗くと...
目印として多くのブログに載っている、大岩の上にかぶった木の根を発見。
赤テープもばっちし。ここを匍匐前進し、左方向へ下りる

急傾斜を木の枝を掴みながら慎重に下る。赤テープが等間隔でつけられていた
秋に葉が落ちたらもっと見やすいのではないかな



1つ目のコルに下り立ち登り返す。上に見える尖った
岩を目指して登る。踏み跡は写真真ん中を通っていた

ここで、西岳頂上から見えていた赤い服を着た人パーティが現れた。すれ違うタイミングを計って、コルで待っていたけどタイミングが外れ、こちらが登り返し初めて現れた。ちょうど尖った岩のところにいたので、すれ違うスペースがあるか呼びかける。ある、ということで待ってもらいすれ違う。昨日、ヒュッテで一緒だったお二人だった。

二つ目のコルへの下り。踏み跡は細いので慎重に。
ここからの登り返しはちょっとだけ。登り返すと...

頂上の三角点がある台地に乗る。景色よく気持ちがいい。
緊張感が一気になくなる(笑)
ハズは、2つ目のコルから登り返してすぐのところが頂上だと思っていたらしい。
台地の端まで歩くと、こんな岩が見えてくる


頂上に到着。手前の木の棒に、標識が以前は付いていたんだと思う

目の前に前穂の北尾根が八峰からきれいに見えた。この角度から見ることは珍しいので喜びもひとしお。
涸沢カールには、沢の痕?土砂が崩れ落ちた痕?大きな、えぐれた筋がついていた

写真を撮り引き返す。元来た道を戻る。目印は、テン場の端にある大きな岩
(黄色の○印)

元来た道を引き返すだけ、なんだけどこれまたちょっと違う方向に入り込んだりしてしまう。最後の、テン場への登り返しは、ハイマツの生えてる向きが逆になり手こずる。雪が積もると重いので、ハイマツは下に向かって枝を伸ばす。下りるときは、ハイマツの枝が向いてる方向に進むので楽だったが、登りとなると、逆方向に生えた長い枝をかき分けて進むことになって、これがまた難儀だった。

テン場に到着して休憩する。本当にいい天気だ〜。休憩後は、本日の最終予定地「燕山荘」を目指すべく、まずは大天荘ヒュッテまで戻る。
予定通り三座登れたので、急ぎながらも気持ちに余裕がある。

オヤマリンドウ

花がとても綺麗なベニバナイチゴかな?燕山荘近くでも生えていたので
一つ食べてみたけど、もぉ、そりゃぁ、もんのすごく酸っぱい!!
ヒュッテが近くになり、目の前にピークが。あれ、あんなところにピークが
あるぞ、どうやって登るんかな?と考えていたら、今朝登った牛首展望台の反対側
だった。なかなかかっこいいピークだ。
ヒュッテで預かっていただいてた荷物を受け取り、セルフサービスのコーヒーと手作りドーナツを食べて(2個50円。めちゃくちゃおいしい!山で食べるとあのちょっと甘すぎるかなっていう甘さがたまらん味になる。袋詰めが販売されていて買って帰ろうかと思ったが、街で食べ続けるとカロリー過多でエライなことになるだろうから我慢した)、支配人のKさんにお礼を言って出発した。
「またいつか泊りに来ます」と言ったら「いつでもどうぞ」とおっしゃてくださった。狙っているのは、十五夜の月見の会だが、ハズが定年するまでは無理だなぁ。

燕山荘までの道、いい天気なので、高瀬ダム〜立山まで綺麗に見える。雲の間に剱岳らしき山が見えた。「お、あれ、剱ちゃう?」「うぅん、ここから剱、見えるかなぁ?」「すやなぁ、角度的にちょっとちゃうかぁ。でも一応、撮っとくわ」と言ってズームでぱしゃり!確認するために液晶画面を見ると「真っ白」え?何これ?なんで真っ白?ズームにせずに撮ると確認できるのに、ズームしたら「真っ白」に。
壊れた...。カメラが壊れた。いきなり。ついさっきまで撮れていたのに。電気製品、精密機器ってこんないきなり壊れるん?
長いこと、寒い時も暑い時も、雨が降る日も、私の胸元でスタンバイしていて、数え切れない風景を一緒に見て来たカメラが壊れた。
遠目では撮影できるようなので、一応撮影は続けたが。(帰宅後確認したらやはり壊れていた。液晶で確認できないだけでなく、ズームした風景は撮れなくなっていた。2008年10月モデルで、購入したのは2009年2月。約10年間、お疲れ様でした)

そしてこの後、もう1つ災難が。まぁ、これはある程度予測していたことだったが、燕山荘のテン場に空きがなかった。夏休み中の学生が、大挙して押し寄せていたようで、一人1張でテントを張るもんだからスペースがいくらあっても足りない状態。
午後4時前で、すでに10時間行動していて少し疲れていたがスペースないし、小屋の人に「素泊まりしては?」と言われたが、小屋は小屋でものすごい人数が宿泊する様子。受付のごった返しが物語っていた。こんな混雑状態の小屋はごめんだ。下れば駐車場があり車があり、無理してでも帰宅しようと思えば帰宅できる。ゆっくりでも歩けば着くだろう。天気の崩れもなさそうだし、ということで下山することにした。

午後6時過ぎに登山口に到着。12時間行動で少し疲れたけど、なんとか下りれてよかった。
温泉に入って、いつもは通らない道で見つけた「ラーメン大学」でお腹いっぱい食べて帰宅した。

行動時間
午前6時過ぎ大天荘ヒュッテ→ 7時20分赤岩岳頂上→ 8時10分西岳頂上→ 8時30分西岳ヒュッテテント場→ 9時20分赤沢山頂上→ 10時10分西岳ヒュッテテン場→ 12時15分大天荘ヒュッテ(休憩&パッキング)12時50分出発→ 午後1時25分喜作レリーフ→ 2時40分大下りの頭→ 3時25分燕山荘(テン場確保やらなんやらで20分ほどいる)→ 3時50分燕山荘発→ 6時15分中房登山口帰着

お風呂
安曇野しゃくなげの湯 大人一人700円 シャワーの水圧が強くて、隣の人と険悪なムードになっちゃった。水圧の改善お願いいたします。

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