2020年8月30日日曜日

昔日山行 その9

さて、時間は再び、2004年へ戻ります。

またまたモンベルのアウトドアチャレンジで山行です。11月に奈良県の大普賢岳へ行きました。土曜日の夕方に和佐又ヒュッテに集合。一泊して翌朝、ヒュッテ→笙の窟→大普賢岳→国見岳→七曜岳→無双洞→ヒュッテ、という結構長丁場のルートでした。

歩きごたえがあり、はしごあり、鎖場あり、岩場っぽいところあり、となかなかアスレチック感のある面白いルートで楽しかったです。
当時、引率されたモンベルの社員さんが、カナダに留学していたということもあり、帰国後数年の私と海外の話で盛り上がったことを思い出します。
その後、彼女は、スイスのグリンデルワルド店の開店に関わるとおっしゃってました。今頃どうされているのかな?ご活躍されてることを願っています。

さて、奈良県出身なのに、吉野にその昔、スキー場があったということをこの時初めて知り、衝撃を受けました。確かに冬は底冷えする奈良ですが、スキー場というものは長野とか新潟とか、ほんとに雪が多い場所、という固定概念があったので、ここにスキー場が!と驚きました。スキー場跡の斜面を見ると、子供がソリでしゅ〜っと滑って遊べる規模のスキー場のようでした。とはいえ、昔は奈良にもかなりの積雪があったことを物語る話です。

幾重にも重なる吉野以南の山々。奈良の山は深いなぁと改めて思います。遠い昔、この地に身を隠すため逃れた先人の気持ちが分かるような気がします。探す側も大変だったろうなぁ。

おそらく、なんですが、国見岳あたりから大普賢と小普賢岳を撮ったものと思います。地理院のHPで、3D地図にして確認しましたが自信ありません。

子供の頃は、紅葉は10月頃だと思っていましたが、この時すでに11月。最近の紅葉は葉が焼けてしまって鮮やかな紅葉には滅多にお目にかかれませんが、この紅葉はほんときれいでした。

ヒュッテ横のキャンプ場に1本立っていた「孤高の紅葉」です。
たくさんの木が集まっているよりも、1本ですっと立っているのに共感を覚えます。協調性がない性格のせいだからでしょう。

このルートにはこの後、何度も行きましたがここ数年は行けておらず。結構、長いルートなので気合いが入りますが時間ができたら再訪したいと思っています。
なお、和佐又ヒュッテは、2019年11月に閉鎖しています。キャンプ場も閉鎖なのかなぁ?最近のキャンプの流行にこちらは需要がありそうですが...。