2020年9月6日日曜日

入会に向けて... 昔日山行話11

2004年11月末に衝撃の体験をしてから、山岳会に入会するまで、地元の山に登り始めました。
クリスマスの頃に奈良と三重県境の三峰山(1235m)、高見山(1248m)、明けて05年早々から父ちゃんについてって、国見山(1016m)、三重県境の大洞山(984m)と。この時期に奈良に積雪する山があるとは、奈良県生まれの奈良育ちなのに全く知らず、高い山ではないけれど新鮮でした。

一度、お試しでハイキングを中心とした山岳会に参加したことは以前書きましたが、やっぱり違うなぁ、と思い入会しない旨を会長さんに伝えると「若い人に頑張って欲しいから」と引き止められたので、今度入会する会はできる限り長く活動できる場所としたいので熟考しました。
例会に参加して、色々と会長に話を聞き、納得した上で入会することになりました。いやぁ、今思うと、なんか自分には向かうところ敵なし、やりたいことはなんでもできる、みたいな変な勢い(過剰な自信?...ちょっと違うなぁ)がありました。

入会後も、岩登りのシステムなどは初心者で分からないので、周りの人たちが「赤岳主稜」や「八ヶ岳」に行くのには参加できず、システムの勉強、岩登りは、たまたま県内に当時唯一のクライミングジムがあったので通い始めました。

雪山に行くための装備は、もちろんまったく持っていなかったので、まず靴を買いました。今ではほとんど見なくなったなぁ。プラスチックブーツです。というのも会長が履いていたから。分からないのでベテランさんの真似をするしかありません。
それを履いて、2005年2月、1人で雪の高見山へ足慣らしのため行きました。
予想外にものすごい人で、特にシニア世代の人が多いのにこれまた驚きました。
山ガールとか山ブームが再燃するかなり前の話です。
すれ違うグループのリーダーらしき人が私の足元を見て「あれ?スキーブーツで登ってるの?」なんて聞かれたりもして「いえ、これはプラスチックブーツといって...」と説明するも不思議な顔をされたものでした。
そしていよいよ3月の連休(春のお彼岸の連休ですな)生まれて初めて雪山デビューすることになったのでした。

2004年12月の高見山頂上付近

2005年2月中旬の高見山。2ヶ月で樹氷がここまで発達していた