2021年1月20日水曜日

2020年〜21年年末年始山行

もう1月も20日も経ってしまいました。日が経つのは早いですね〜。
一応、年末年始の山行記録も書いておかねば、と重い腰を上げたわけですが。
半月以上前の天気の記憶なんてお忘れでしょうか...。年末年始は大寒波がやってくる、ということで、遡ること12月半ばあたりかそんなことを天気予報で言っておりましたが。
半月先の予報なんて...と思っておりましたがはい、少しのズレはあったものの当たりましたね。

当初、剱岳の早月尾根へ行く予定がコロナの影響でメンバーの人数が減り、それでは五竜岳の遠見尾根へ行こうと行き先変更したものの、北の方はやばいぞ、ということで中央アルプスへ再度行き先を変更。

予定は、千畳敷カールへ上がる林道を途中下車して、うどんや峠から伊那前岳〜宝剣岳〜極楽平〜千畳敷カールへ、というルート。
結果から言いますと、最強寒波によりあえなく1日で敗退。しかも入山予定初日は、入山できずに街でぶらぶら観光して過ごしたという。

山行日 2020年12月30日〜2021年1月2日(予定)→12/31〜1/1
メンバー Iさん、Tさん、ハズ、私

それでは写真です。

「北御所登山口」のバス停で下車。菅の台バスセンターからだと大人1人590円(2020年年末現在)。降りた人は私たち4人だけ。

青空が広がりとてもいい天気。とはいえ汗をかくほど暑くはない。
トレースがありこの前の週末に入山した人たちのかなぁ?と思っていた。

ゲートから2時間ほど進むと、だんだん空が曇ってきた。うぅん、もう少し青空続いてくれると思っていたのになぁ。

ここから登山道に入ります。立派な看板です。

「清水平」に着きました。登山口から2時間20分ほど。赤テープがしっかりついていて、迷うことはほぼなし。
水場は雪に埋もれているようでした。冬に水が取れたらガスの使用量がぐ〜んと減るのでラッキーです。
で、今日のテン場はここではないのです。リーダーが言ったようにここから急登が始まりました。

リーダー以外の3人で30〜40分ごとに先頭を代わりながらラッセルして進みます。
何度目かの先頭で進んでいると、お!なんか看板が見えた。
「うどんや峠」に到着です。登山口から3時間半でした。
ここから数分、伊那前岳方向へ進みテントを張りました。その途中で、若者4人が反対方向から来ました。学生さんかな?女性が空荷なのが気になりました。後でTさんとハズによると、女性以外のメンバーが、銀マットに包んだ「何か」を引きずっていたそうです。おそらくあの中に怪我した人が...いやいや、おそらく彼女の荷物なんでしょう。しんどくなって背負えなくなったのを引きずっていたのでしょう。

さて、夜になり風が強くなり翌日以降どうするかの相談がテント内で始まりました。
予報は悪い。ガス。強風。時々雪。今の場所から進むと森林限界を越えたあとは吹きっさらしの稜線歩き。
うぅん、久しぶりの雪山。久しぶりの山中泊。雪山を楽しみたいなぁ、という気持ちはあるものの、ガスに強風に降雪の中、進む価値があるか?と考えるとまた来れるでしょう、ということで翌日下山することに。
あと、1つ懸念事項があったのはメンバーの1人がちょっと足が遅かったこと。少し進んでは止まって、見えるところにいるのを確認してまた進む。これを吹きっさらしの稜線でできるはずがない。事故、怪我の可能性を自ら上げる必要はまったくなし...というのも密かな下山理由。

翌日。テントを撤収して来た道を戻る。見上げると鉛色の空。標高を下げると止むと思っていた雪が激しくなる。

バス停横のゲートまで戻って来ました。テント場からここまで3時間。下りは早いなぁ。
半時間ほど待ってバスが来た。乗り込んだと思ったら、ブーツの底についた雪が固まってバスの床で滑る、滑る。最初自分に何が起きているのかさっぱり分からず、車内の手すりにつかまるがそれでも滑る〜。ひゃ〜。なんとか座って落ち着いた。おぉ、びっくりした😵

お風呂は駐車場近くの「こまくさの湯」で。元日も営業していて助かった。併設の食堂でからあげ定食を食べて満足、満足。