2021年3月16日火曜日

昔日山行話 2007年8月末 餓鬼岳

中の滝で沢登りのようなクライミングを経験したのちは、三重県の御在所岳(クライミング)、北アの錫杖岳(クライミング)、8月のお盆は、前穂四峰正面(クライミング)と縦走をこなして、8月末に父ちゃんが当時所属していた山岳会の山行で北アルプスの餓鬼岳へ。
天気よくとてもいい山行でしたが、8月末でお盆休みも過ぎているのでそんなに人はいないだろうと思っていたら、小屋はきゅうきゅうの満員御礼だった。
小屋の人は夕食の用意でてんてこまい。そんな中、何があったか知らないが、少々酔っ払ってしまった男性が小屋の人につっかかって喧嘩を始めた。小屋のアルバイトの人も最初は我慢していたが、あまりにヤイヤイ言われるので最後には怒鳴り返していた(そらそーだ)。おじさん、こんな山の中で酔っ払った勢いで必死のパッチで食事の用意をしてくれている小屋の人につっかかっているのが作業の遅延を発生させていると考えられないのか?

さて、こちらでも小問題発生。メンバーの数人が、翌日、燕方面へ縦走して下山したい、と言い出した。10人ほどのメンバーの中でも、仲のいい、悪いがあったと思う。仲のいいと思われる3人組が、頂上からの景色を見、地図を見て翌日別行動をしたい、と言い出した。リーダーの人はうんともすんとも言わない。3人組の勢いに押されている状態。ちょちょちょ、と部外者の私が猛反対してこの計画はなくなったけど、燕まで行った後、どうやってピックアップするの?(登山口はま〜ったく別の場所)携帯は普及していたものの、何かあったらどうするの?なんかいろんなことを考えると、そりゃないだろ〜、ってことで反対したのですがちょっと出すぎた態度だったかな、と思い出すこともある。

翌朝、早い時間から唐沢岳往復して下山。途中でアブにまぶたをやられてお岩さんのような顔で写真に写っている私。前日のお節介の報復か?

唐沢岳頂上ではコマクサがまだ咲いていてきれいだった。そこへ行動食のみかんの皮を捨てる人。ちょちょちょ。ダメですよ、と前日の出すぎた態度ついでに言うと、みかんの皮やから自然に戻るでしょ、の返し。山の中、しかも砂礫の台地にみかんの皮を腐食させる力がどんだけあるというのか?そもそも、ここまで来た他の人がみかんの皮を見たら興ざめすること間違いなし!ということで、私が拾って持って帰った。とほほ。

ぽこんと見えてる頂上が唐沢岳

双耳峰の鹿島槍ヶ岳。いつ見てもかっこえぇなぁ

鹿島槍から左(西)へカメラを向けると立山〜剱岳が見える

振り返ると槍ヶ岳から双六が見える。ほんっとにいい天気だった