さて、昔話は2008年に突入しております。
今回は、鳥取県は大山、別山尾根のバリエーション山行についてです。
大山は関西から比較的近く、運転時間も短いのでありがたいです。その年の雪の状況によって状況は変わりますが、別山尾根で一番恐怖なのは最後のほそ〜い尾根の歩きです。
初心者向けの弥山尾根より登攀要素が多い別山尾根ですが、そこはピッケルを雪に突き刺しながら、アイゼンの前爪をうまく使いながら登っていくのでそんなに怖くはありません。
登攀が終わってほっとしたところに出てくる最後の関門。それがミニ吊尾根といっていいほどのほそ〜い尾根の歩きです。右も左もスパッと落ちていてよろけたら最後、谷底です。ひょっとすると雪崩を引き起こして埋もれてしまうかもしれません。
これまで2回登りましたが、いずれもヒヤヒヤでした。とはいえ、トレースがばっちりあるのでそれをなぞればいいだけ、なのですがそれでもドキドキ。シーズン最初にここを歩く人はほんとすごい度胸ある人なんだろうと思います。
これがその細い尾根。5mほど進むとど〜んと向こう側に落ちています
怖くて歩きながら写真撮るなんてできない
で、ど〜んが終わればコルになり、あとは頂上小屋付近まで登り返すだけです。下から見上げた写真です
この日のタイムは...
午前6時 駐車場出発 6時40分 大神山神社奥宮 8時 ルート取りつき 11時55分 頂上小屋
午後1時半ごろ 夏道登山口 天気がよかったので順調でした。