2022年8月18日木曜日

膝痛について

膝痛を患ってから結構長い。一番最初は、結婚してスキーを始め、ちょっと上手くなってきたところで右膝をひねってしまい(おそらく)内側側副靭帯を痛めてしまったのが始まり。

次に5年ほど前、アイスクライミングに行った後ひどく腫れた。氷面への蹴り込みをし過ぎたのか右膝がエラく腫れてしまった。

いずれも3週間ほど我慢していたが、腫れがひかないので近所の整形外科へ行き、レントゲンを撮ってもらって湿布(今では市販されているロキソニン)を処方してもらい、さらに数週間安静にして痛みが消える、という状態。

去年。久しぶりにあっちへこっちへ行った結果、年末に膝痛がひどくなり、この時は溜まっている水の量が多い、ということで人生初めて水を抜いた。その時の注射がほんっっっとうに痛かった。痛い、とは噂に聞いていたが想像を超えた痛さだった。

調子も良くなってきた今年3月。中アに行った時、懸垂下降の最中に今度は両足の膝をやってしまった。ロープが流れてずれた瞬間、壁に突っ張った足のアイゼンが雪面に食い込んで固定された状態で上体だけがずれ(落ち)た瞬間、両膝がおかしな方向を向いた直後、激痛が走った、としか思い出せない。
この後、本当にもぉ、今後は山に登るのは無理かも、と思った。

でも他にやることないんでね〜。山に行く以外。で、登山による膝痛に関する本をじっくり読むところから始めた。

ストレッチから始め痛くない程度に筋トレも。痛いから、と動かさないと余計に悪いということだ。

ところが先月ヘク谷へ行った後、再度発症。おそらく沢用のタイツがよくなかったのだと思う。濡れて肌に張り付き、膝周りに余裕がなくなり、膝周辺が固定された状態=膝の伸び縮みができない状態で歩き続きたのがよくなかった、と自己判断。

今回は違う整形外科に行ってみた。

診断は水は溜まっているが抜くほどでもない。問診票に「湿布は欲しいですか?」と書いてあったので「はい」にチェックを入れたのに「湿布で痛みが取れることはない」という先生(ほんまか?)。開業してまだ数年の病院なので、レントゲン機器は最新のものなんだろう。以前の病院のレントゲンでは映っていなかった、膝関節変形症の際に現れる棘が見えた。それに関してもこちらから「膝関節なんとか変形みたいなんでしょうか?」と聞いてやっと「あぁ、そうですね。変形症ですね」と言われた。
「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」という漢方薬を2週間分処方され「2週間経ったらまた来てください」と言われたが、2週間も経てば薬を飲まずとも腫れはひくだろう。
とりあえずもったいないので、不味いのをがまんして飲んだが、並行してストレッチなど体操もしていたので果たして薬が効いたのかどうかは不明。

先のブログにも書いたように六甲へ登りに行き足慣らしをしてから少しづつ良くなっているのを感じる。登山のトレーニングは登山から、とはよく言われるがその通りだと思う。

良くなってきたら、ついつい毎日のストレッチを怠りがちになるのが私の悪いところだが、5年先、10年先(まで生きれるかどうか自信がないが)のことを考えて、若い時と違って日頃のメンテナスから大事だと思い、こなすように気をつけている。

年を取ることによって本当に体って衰えるんだわ、と実感する今日この頃。ついこないだまで、会社へ行くギリギリまで寝て、ば!っと起きてぱぱっと着替えて出社していたのに、ストレッチをしないと起きても体の動きが悪くなるとは...。自分だけは大丈夫、と思っていたわけではないが、もぉそんな年齢なのか、と月日が経つのはあっという間だな、と。

今回、参考にした本はこの2冊。あと、父ちゃんから「山と渓谷」2021年3月号を借りてきて読む予定。付録の「トレッキングポールの使い方」がふむふむと為になるgoodな内容。
どちらも「山と渓谷社」出版。本によって内容が異なることがありますが、数冊読んで、自分に合ったトレーニング法やポイントを選択するのがいいと思います。痛みの度合いや痛い場所など個人差があるものですから...。