2022年9月22日木曜日

広河内岳、大籠岳、笹山ー白根南嶺登山 2日目

前回からの続き...

広河内岳の次に大籠岳を目指します。天気のよい日の稜線歩きは気持ちがいいものです。暑いとはいえ、盛夏のような灼熱地獄の暑さはありません。

進行方向右手。振り返ると仙塩尾根の一部。向こうに中央アルプス。写真の右端辺りが熊の平でしょうか。来年この尾根を往復する計画です。

こちらは上の写真の続き。進行方向右前方です。左端に塩見岳。新蛇抜山から北荒川山までの稜線。写真真ん中、遠〜くに恵那山

振り返ると(左後方)鳳凰三山と奥に甲斐駒ヶ岳

こんなひろ〜い稜線を歩きます。濃霧時方向注意、と地図に書いてありますが、本当にそうですね。

右前方には、塩見岳から蝙蝠岳への稜線が見えます。塩見岳って突き出してるなぁ。(この日から10日後にこの稜線を往復する計画でしたが、台風接近や天気の状況を見て延期しました)

大籠岳に到着。周りの山々を見て気づいたのが、送電線や鉄塔、携帯電話用のアンテナ鉄塔が一切見えないこと。そりゃぁずっとスマホは圏外だな、と納得する反面、ふか〜い山の中にいるんだ、と実感

足元を見るとウラシマツツジ。紅葉が始まっていました。

地図には、広い山頂で頂上が分かりにくい、と書いてあったので、こんな立派な道標が立っているとは期待しておらず。いつの間にか通過するんだろう、と思っていて、ちょっとしんどいなぁ、と感じ始めたところでこの道標。う、笹山はまだ先なんだ、と思い知らされちょっと精神的ダメージを食らったのでした。

広河内岳を過ぎるとすぐに森の中に突入。北アルプスだとず〜っと森林限界の上を歩き続けるので、この標高でも南アルプスでは森林と限界がせめぎ合っていることを実感する。

ハイマツが右に左に根をはわし、自然の梯子みたいになっているところも

ダンさんが立ち止まっていたので何かと思ったら、足元にこんな変わった植物が。
もふもふした感じの苔?カビじゃないよね〜。花のような葉っぱのような変わった植物でした。

ダンさんが「なんか走った!」というので見に行くと、ヒメネズミが二匹いたそうで、そのうちの一匹。もんのすごく小さくて、親指くらいの大きさ。一瞬、ヤマネかと思ったけど帰宅後調べたらヒメネズミでした。にしても、可愛い!

お”〜、やっと着いたぜ、笹山。こちらは北峰。景色がいい。

10分ほど歩くと笹山南峰(黒河内岳)。ひろ〜い山頂。でも木々に囲まれている。景色を楽しむのであれば北峰で。

振り返ると、奈良田へ下りるダイレクト尾根と直進(南進)して転付峠へ向かう道の分岐。これから約5時間の猛烈な下りが始まるのだぁ。

ここからの写真は、他の方がいろんなサイトで紹介されているので割愛します。結局3時間半で下りたが、水場への分岐点を知らぬ間に通過していてこれがちょっと悔しい。こんなこともあろうかと水は多く持って行っていたので困ることはなかったが、重要ポイントを見過ごすというのはなぜかちょっと後悔が残る。

そして最後の、私にとっての核心はこの吊り橋を渡ること。南アルプスの登山道にはどうも吊り橋が多いようだ。疲れで写真がブレてしまった。


が、しかし。足元は透けて見えないし、腰の高さまでフェンスが張ってあるので意外と怖くなかった。足がすくむことなく渡り切って登山終了!ゴーーール‼︎