山行日 2023年6月2日(金) 天気 曇り時々晴れ
5月31日に礼文島から稚内へ移動。その後、車で網走市へ。「オホーツク公園てんとらんどオートキャンプ場」のキャビンで一泊し、網走監獄を見学し羅臼町へ。
今回登ったルートは羅臼温泉からのルート。斜里町から登る岩尾別ルートの方が時間が短いが、周辺に予算に合う宿泊施設がなかったので羅臼町から登ることにした。
まずは網走からのドライブの話。
国道244号線を走る。斜里岳がすぐそこに見えたり、遠くに羅臼岳が見えたり。そして国道335号線に出て海岸線を走って行き海が近づいてくると、右手に島が見える。ん?あの島はなんだ?ひょっとして。そんなことをダンさんと話しながら走る。
国道244号線を走る。斜里岳がすぐそこに見えたり、遠くに羅臼岳が見えたり。そして国道335号線に出て海岸線を走って行き海が近づいてくると、右手に島が見える。ん?あの島はなんだ?ひょっとして。そんなことをダンさんと話しながら走る。
国後島だ。え、こんなに近いの?近いとは聞いていたけど、まさかこんなに近いとは。すごそこやん。ほんまにすぐそこ。予想以上に近くて正直、衝撃を覚えた。
建物の外になるが、ガス火を使え、(おじさんに炭火じゃないよね?と聞かれたので、こういう書き方をした)テーブルといすがあるダイニングスペースがあるので、買ってきたものを調理できる。トイレも外。口コミではなんだかきれいじゃないって書いてあったけど、普通にきれいなトイレ。ちなみにウォシュレット付き。あれできれいじゃないって書く人、普段どんなトイレ使ってんだ?
さて。予習段階でとにかくクマを見た、という目撃情報が多いこの山。クマといってもヒグマなので恐ろしい。登山口となる知床羅臼ビジターセンターに前日立ち寄った。剥製が展示されていてやはりその大きさにおののいた。こんなんと出会い頭に出会って、向こうが右手(右利き?)をぶん!っと振ったら私の頭半分、絶対無くなる。わぁ、恐ろしい。
当日、午前3時半に起きて出発。4時ごろビジターセンターの駐車場。キャンプ場が営業開始していないので、センターの駐車場に停めておいていい、と言われたからだ。
朝ご飯食べて準備していると、車が一台やってきた。山服を着ているけど、なんか普通の登山者と違うような...。と、声をかけられる。もう一台やってきた。レンジャーの人だった。羅臼側から登る人は少ないので、一緒に入山する人がいてちょっと安心する。
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ビジターセンター出発(午前5時) |
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間欠泉がある。時間が合わずに見られず |
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ふわっと白いのが湯気です |
登山口の看板を過ぎたところで右側の沢から湯気が立っている!急斜面で下りて行くのは無理だったが、沢水じゃなくて沢湯ってこと?!
レンジャーチームと抜きつ抜かれつで途中まで行きます。時々笛を吹いたり、大きな声を出したりされてます。私たちは例の鉄砲でパン!パン!と半時間に一回くらい鳴らします。
第一の壁、第二の壁が過ぎたあたりで頂上方面が見えました。
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うぉ〜まだまだ遠いなぁ〜(午前7時10分) |
頂上が見えた場所からやや急な道を下って沢に近づいてきました。その名も「登山川」。
日本では初めて見る川の風景です。
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水の成分で岩が赤い。これは八ヶ岳にもあるな |
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岩に書かれた目印を探しながら主に左岸を進みます 途中、ぐちょぐちょの泥状の場所あり はまるの注意 |
この写真のあたりに黒いコロコロしたものがくっついたものが散らばった状態でありました。
以前見たことのあるクマのうんちと違うので、それとは思ってませんでしたが、帰宅後調べたらクマのうんちでした!食べるものによってうんちの色が異なるそうです。乾いてたので最近のものでなかったのですが、いやぁ、こわ!
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ここを渡ります |
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なんともいいようのない川の水の色 辺りはもちろん硫黄の匂いぷんぷんです (以上、午前8時ごろ) |
川を渡って少し登ったところでレンジャーさんがアイゼンを着けてました。私たちはちょっと休憩。話をすると、羅臼町から登る登山者の数は、斜里町側から登る数の20分の1だそうです。だからこっちを登る人と会えて嬉しいです、とおっしゃってた。
その後レンジャーさんが先に出発。
ちょっと道を探すところがあってうろうろ。雪がなければおそらくえぐれた沢のようになった登山道を進む。ここがその入り口(↓)
ここから屏風岩まで残雪上を歩く。靴はずぶ濡れ。半時間ほどで屏風岩(午前9時15分ごろ)
見上げると登りが急なので、ここでアイゼンをつけストックからピッケルに持ち替える。
右手に屏風岩。先にレンジャーさんの姿。2つの点がレンジャーさん。青空が見えてきたので少しほっとする。天気下り坂の予報なので、いつ雨降り出すか...。(10時前)
この後、半時間ほど雪渓を登り続ける。だんだん傾斜が急になってきて、6本爪の軽アイゼンだと不安になる。というのも私は膝痛でリハビリに通っている身。キックステップを強くできない。だんさんは4本爪の軽アイゼンでどんどん登って行く。
レンジャーの人が見えない。羅臼平のキャンプ場の方へ向かったようだ。2人きりになってちょっと不安になる。夏道はこのまままっすぐ登れば羅臼平との分岐に着くのだが...。
雪渓の末端でやってしまった。目の前にハイマツ隊が広がり、その向こうに(キャンプ場からの)登山道があるように見えてハイマツ隊に突撃してしまった。強烈な藪漕ぎ。大きな岩の上に上がっても道はなく、完全にハイマツの海の孤島にいるようだ。やはり雪渓の末端(左方向)へ進めばよかったのだ。もう一度雪渓へ戻るべく、ハイマツ帯を藪漕ぎ。ところが、枝の生え方で戻る方がすごい難儀。もぉ体がどっち向いてるのかよく分からない。何がどこにひっかかって動けないのかよく分からない。だんさんは、アイゼン片方失くしてしまった。
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岩の上からハイマツ帯に入ったところ。この後が... |
岩清水を通過(午前11時28分)ちょろちょろとしか水が流れていない。地図上には水場マークがあるが、この水量だとかなり辛い。あてにしない方がいい。
この後、頂上までの登りの途中で、ふとオホーツク海側を見ると、遊覧船らしき船が戻ってきていた。知床の遊覧船が再開してるんだなぁ。(後でラジオのニュースで前日から再開、と言っていた)
雪渓を過ぎて岩岩したところに出てきた。北アルプスの岩場ほど、足跡(=苔が薄くなったり、岩の表面がつるっとしているところ)がないので、やっぱりなんだかんだいって登山者数は多くないんだなぁ。それだけ厳しいってことやなぁ。アプローチも、道を歩く自体も。
あっという間に、屏風岩に続く大きな雪渓に入りましたが、ここからが結構難儀で。右へ行かなくてはいけないのに、なんとなく左寄りに歩いてしまって。で、上から見ると、大きな沢が3本見える。あれ?どの沢を登ってきたのかな?左じゃないのは確か。真ん中?右端?地図に「下り過ぎないように」と書いてあるのに納得。正解は一番右の沢でした。

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岩清水の水 |
水場の後、頂上までの1つ目の雪渓(午前11時36分)。この後、小さいのが2つあった。まだかなぁ、まだかなぁ、と少し疲れてくる。
やっと到着しました、羅臼岳頂上(11時58分)。知床半島の北方向を見て一枚。他に誰もいてないです。まぁ、6月入ったばかりの平日やからなぁ。記念写真を撮って下山開始。
あっという間に、屏風岩に続く大きな雪渓に入りましたが、ここからが結構難儀で。右へ行かなくてはいけないのに、なんとなく左寄りに歩いてしまって。で、上から見ると、大きな沢が3本見える。あれ?どの沢を登ってきたのかな?左じゃないのは確か。真ん中?右端?地図に「下り過ぎないように」と書いてあるのに納得。正解は一番右の沢でした。

登りでは気づかなくて素通りした「泊場」の標識。白い沢のところです。ここら辺も、なんとなくあっち歩いたりこっち歩いたりできてしまうので、気づかなかったみたいです。
レンジャーさんたちはすでに下山してしまったようです。2人でクマよけの火薬ピストルをパン!パン!鳴らしながら黙々と歩きます。
午後4時に里見台。ここでこの夜泊まる宿に到着が遅くなる時間を伝えるため電話します。そして午後5時過ぎ、ビジターセンターに帰着。あぁ、疲れた。片付けしているとレンジャーの方が声をかけてくれました。
頂上まで行ったことを話すと「まぁ、すごい。よく行かれましたね」とねぎらいの言葉。あぁ、その一言で疲れが飛んでく。ありがとうございます。
しかし長かったなぁ。往復10時間+休憩1時間。もう少し早く歩ければいいのだけど、膝治療中じゃぁ仕方ないか...。