2025年7月28日月曜日

錫杖岳 左方カンテ

去年は引っ越しなどでアルパインにほとんど行けておらず、今年もこのまま夏を過ごしてしまいそうになったので、慌てて今年後半の計画を作成。

早速行くことにしたのは北アルプス、笠ヶ岳の隣(正確にはほぼ南側)にある錫杖岳。前衛フェースの「左方カンテ」と北沢フェースの「注文の多い料理店」

私は16年ぶり。ダンさんにいたっては30年以上ぶりらしい。

1日目、入山してテント張って左方カンテへ。

登山口で計画書を提出

渡渉点 行きは難なく渡れた

登山口から2時間ほどでテン場となるクリヤ谷と錫杖沢の出合に到着。20キロくらい荷物を背負ってほぼコースタイム通り。思ったより歩けるぞ。でも、暑い。大汗かく。

テント張って取付へ。1時間半ほどかかってるような気がしていたけど、1時間ほどで到着してた。時間の感覚がちょっと鈍ってるなぁ。ま、大きい問題ではないけど。

取付までの道で、左へ行ってしまった。「注文〜」の方へ行ってしまった。駐車場で先に出発した2人パーティが登ってた。

左方カンテ 1ピッチ目

2ピッチ目終了点から下を見る

奇数ピッチ=ダンさん、偶数ピッチ=私、で登る。2ピッチ目までは順調、順調。しかし日が照ってこれまた暑い。水が足りるかちょっと心配。やはり2リットルくらいは持ってきてた方がよかった。

3ピッチ目 この後ちょっとコツがいる

私の記憶があいまいで、右へ左へ行かせてしまう。結局、通常より右によってガバをつかんで、荷物背負って重いのにレイバック気味で登っていった。
私もがんばったけど、両腕に体重+荷物の荷重がかかり、へとへと。

ピンボケしてるけど、奥のルンゼにハマって動けなくなってしまった

そして、つづく4ピッチ目。私。写真ぼけてますけど、奥のルンゼを登るんですが、リングボルトが撤去されていて、うまく登れず奥へ奥へと進んでしまった。そしたら横幅ががちっとはまってしまい身動き取れず。四苦八苦した結果、ダンさんに代わってもらうことにした。

5ピッチ目。ちょっと迷ったが、私が登ることにする。女は度胸。ほぼ支点がないのでビビる。
とはいえよく見ると、スタンスとホールドはあるので慎重に登る。が、上の方で久しぶりに膝がガクガクした(笑)ここを過ぎると階段状態になって無事、終了点に到着。

6ピッチ目 ここの出だしもかなり厳しかった


7ピッチ目もあるけど、雷が聞こえだしたので、ここでこのルートは終了して降りることにする。

懸垂下降を3回して地上へ戻る

懸垂は、注文の多い料理店のルートを降りる。午前中登っていたパーティはすでに下山してた。
懸垂ステーションはしっかりあって、安心して懸垂できるが、油断禁物。ロープが壁から離れて行ったりすることがある。

地上に戻って行動食を食べる。結局、この日、左方カンテを登ったのは私たちだけだった。

しかし暑くて、テントに戻る途中、錫杖沢で水をガブガブ飲む。おいし〜。翌日お腹をくださなかったので、この沢の水は大丈夫なんだろう。
顔も洗って、タオル濡らして首筋濡らすとさっぱりする。やっぱり水は大事だなぁ〜。

テントに戻ってギアの整理をして、後で水を取りに行こう言うて酒盛り始めたら、雨が降り出した。げげげ。1時間ほど降り続き、言うてるうちに日が暮れて真っ暗になりそうなんで、小雨降る中、水を汲みにテントを出た。
ついでに汲んでおくことが大事。

ところで、酒盛りやって夕食食べてると、「どーん、どーん」とか「ぼぼぼぼぼ」とか音が聞こえる。「お?花火?どっかで花火上がってる?」てな話をしたけど、よ〜考えると、ここまで聞こえるわけがない。
テントの後ろを流れる沢の水音が花火の音のように聞こえていただけだった。

夏の夜 
 山の中での
   バーチャル花火🎆

2025年7月14日月曜日

ブルーインパルス見に行ってきた

2025年7月12日(土)

関西万博開幕当日に雨天で飛行できなかったブルーインパルスが再度、大阪の空を飛ぶというニュース。ブルーインパルスと聞いて思い出すのは、数年前の東京五輪の時に飛んだというくらい。
4月時点でもそないに興味が湧いてなかったが、再度飛行するということでなぜかこれは見とかな、と思いさてどこで見るのがいいか?どこで見ることができるか考えた。

都合があり朝から動くことはできないので、大阪方面、大阪市内は無理。万博会場?すでに4回行って、とりあえずこれ以上は入場する予定ないし、土曜日&日曜やろ?ものすごい人手のはずなので、これまたパス。

ということで山屋の本領発揮。六甲山。これなら昼過ぎから動いても間に合う。
ではどこで?真っ先に浮かんだのが風吹岩周辺。でも間に合わないので、宝塚の塩尾寺付近の見晴らしのいいところに決めた。
過去に何度も通過してる場所で、特にここからの夜景はきれいで半縦した後のご褒美に写真を撮っていた。どこからどこまで見渡せるか写真で確認してかなりいい場所であると確信。

午後2時40分ごろに関空を離陸とあったが、現地に着いたのは1時間前。早すぎたと思いきや、すでに先客が一人。しかもすんごい大きいカメラレンズを持ってはって、三脚で固定してるという。ひょっとしてブルーインパルスですか?と聞くとにこっと笑顔ではいそうです、と。
聞けば、航空自衛隊機が好きで、日本中の航空ショーなどに行かれているという。
色々と話を聞けて楽しかったです。勉強にもなりました。

ただ万博には行かれてないということで、万博会場が見えてるのに気づかれてなかった。
写真(↓)の丸の中に見える赤いのが「吉本パビリオン」だった。カメラの望遠レンズがすごいから、吉本かシンガポールかで不明だったのが、一発で判明。すごいわ、大きなレンズ📸

ってことで、目の前を右から左、左から右、と時々スモークを出しながら飛ぶ編隊はすごかった。市内で頭上をびゅーんと行くのもすごいやろうけど、その飛行全体を見れたのはよかった。ただ、万博会場の上で何かを描いているのは、水平から見てるのでいまいち分からんかった💦これは仕方ないか...

青丸印が万博会場の夢洲(ユメシマって読まれへん)
赤い点が吉本のパビリオン

千里中央あたりの上空

万博会場上空で三角のフォーメーション
映画で見るようなヤツや!

待っていると、六甲山ハイキングやトレランを終了した人が、「そういうことなら僕らも」と言って時間待ちする人が増えて、結局20人くらいの人が観覧した。
知らない人同士がこういうイベントをきっかけに、会話をして、一瞬でも盛り上がるのは楽しい。

2025年7月13日日曜日

関西万博その3

2025年7月1日(火)

関西万博3回目。

通期パスを買っているのか?と言われますが、買ってません。計算したら、通期パスを買っても元を取るほど回数行かないという結論。で、今回3回目。

前回と違ってピーカン晴れ。一番暑いのが、開場を待ってる1時間半。日傘差そうが、何しようが汗が滝のように流れる。ひたすら我慢...。

開場してドイツ館へ。並ぶんやろうなぁと思ってたら並ばす入場。奇跡だ。
ドイツ館ではこの人形を持って回る。かいらしい。

次に隣のルクセンブルク館へ。
こんな映像体験をする。ルクセンブルクの後はいまんとこ並ぶ時間ゼロ〜って言うてた韓国館へ。なぜか映像を延々見せられて終わり。はっきり言うといまいち。

コモンズFへ。ここでもほぼその国の紹介映像を見て終わり。次に行ったのが「大阪ヘルスケア」iPS細胞で作った心筋細胞。実際に動いていて驚き&感動。

ここでは人間洗濯機のデモンストレーションも見ることができた。
「ミラブル」のお風呂。でも一回で300リットル以上のお湯を使う
=家族3人やったら900リットルってもったいなくない?

いよいよお腹ぺこぺこなんで、マーケットプレイス西2階にあるPanafrica=Panafへ。
ちょうど1時だったので、アフリカンミュージックのライブ演奏。
だんさんはサラダとシチューのセット
カレーではなく、シチューすなわち煮込み料理
飲み物は植物のバオバブのジュース

私はサンドイッチを ここに来てサンドイッチ?
ビール(マダガスカルバニラエール)はあっさりおいしかった

午後から通期パスを持ってる岳友と合流してスペイン館、エジプト館、サウジアラビア館にインド館とあっちこっち入る。この日は空いててあまり並ばずに入れたのは本当にラッキーだった。

夜はシグニチャーパビリオンに入ることができた。終わったところで、ドローンショウをちょっと見ることができた。
スポンサーの紹介のところしか撮影できず

お腹すいたので、あんみつとか販売してるレストランでぬるい中華冷麺とビールを食べる。午後7時以降ビール半額とあったので、つられて入ってしまった。
そしてなぜか、そこの畳椅子のヘリが「くまモン」だった(↓)

帰りはバス乗り継ぎ。最近便利と知られたのか、バスを利用する人が多くなってきた。この日も結局最終便になってしまった。けど乗れてよかった。帰ると日付変更線またぐギリギリの時間。この年になってこんな夜遅くまで出歩くことになるとは思ってもみなかった。
帰ってすぐに寝るかと思いきや、なんだかんだと興奮していて寝付けないのでまた晩酌。とほほ。