早速行くことにしたのは北アルプス、笠ヶ岳の隣(正確にはほぼ南側)にある錫杖岳。前衛フェースの「左方カンテ」と北沢フェースの「注文の多い料理店」
私は16年ぶり。ダンさんにいたっては30年以上ぶりらしい。
1日目、入山してテント張って左方カンテへ。
![]() |
登山口で計画書を提出 |
![]() |
渡渉点 行きは難なく渡れた |
登山口から2時間ほどでテン場となるクリヤ谷と錫杖沢の出合に到着。20キロくらい荷物を背負ってほぼコースタイム通り。思ったより歩けるぞ。でも、暑い。大汗かく。
テント張って取付へ。1時間半ほどかかってるような気がしていたけど、1時間ほどで到着してた。時間の感覚がちょっと鈍ってるなぁ。ま、大きい問題ではないけど。
取付までの道で、左へ行ってしまった。「注文〜」の方へ行ってしまった。駐車場で先に出発した2人パーティが登ってた。
![]() |
左方カンテ 1ピッチ目 |
![]() |
2ピッチ目終了点から下を見る |
奇数ピッチ=ダンさん、偶数ピッチ=私、で登る。2ピッチ目までは順調、順調。しかし日が照ってこれまた暑い。水が足りるかちょっと心配。やはり2リットルくらいは持ってきてた方がよかった。
私もがんばったけど、両腕に体重+荷物の荷重がかかり、へとへと。
![]() |
ピンボケしてるけど、奥のルンゼにハマって動けなくなってしまった |
そして、つづく4ピッチ目。私。写真ぼけてますけど、奥のルンゼを登るんですが、リングボルトが撤去されていて、うまく登れず奥へ奥へと進んでしまった。そしたら横幅ががちっとはまってしまい身動き取れず。四苦八苦した結果、ダンさんに代わってもらうことにした。
5ピッチ目。ちょっと迷ったが、私が登ることにする。女は度胸。ほぼ支点がないのでビビる。
とはいえよく見ると、スタンスとホールドはあるので慎重に登る。が、上の方で久しぶりに膝がガクガクした(笑)ここを過ぎると階段状態になって無事、終了点に到着。
7ピッチ目もあるけど、雷が聞こえだしたので、ここでこのルートは終了して降りることにする。
懸垂ステーションはしっかりあって、安心して懸垂できるが、油断禁物。ロープが壁から離れて行ったりすることがある。
地上に戻って行動食を食べる。結局、この日、左方カンテを登ったのは私たちだけだった。
しかし暑くて、テントに戻る途中、錫杖沢で水をガブガブ飲む。おいし〜。翌日お腹をくださなかったので、この沢の水は大丈夫なんだろう。
顔も洗って、タオル濡らして首筋濡らすとさっぱりする。やっぱり水は大事だなぁ〜。
テントに戻ってギアの整理をして、後で水を取りに行こう言うて酒盛り始めたら、雨が降り出した。げげげ。1時間ほど降り続き、言うてるうちに日が暮れて真っ暗になりそうなんで、小雨降る中、水を汲みにテントを出た。
ついでに汲んでおくことが大事。
ところで、酒盛りやって夕食食べてると、「どーん、どーん」とか「ぼぼぼぼぼ」とか音が聞こえる。「お?花火?どっかで花火上がってる?」てな話をしたけど、よ〜考えると、ここまで聞こえるわけがない。
テントの後ろを流れる沢の水音が花火の音のように聞こえていただけだった。
夏の夜
山の中での
バーチャル花火🎆