2025年9月1日月曜日

小槍から大槍クライミングについて

2週間前に行ったクライミングについてギアなどの情報を書いておこうと思います。

アプローチ
小槍にはルートが3本あるようです。私たちが登ったのは、一番右側「南壁」と呼ばれている、2ピッチのルート。

アプローチに関しては、次のブログを参考にさせていただきました。
「今日からきみは!!」の小槍クライミングのページです。

装備
60mシングルロープ1本、キャメロットC4 #2X1、キャメロット#0.3から#2まで1本づつ=1セット、60cmスリングヌンチャク(アルパインヌンチャク)4セットX2人、120cmスリングヌンチャク2セットX2人

ルートについて
予習していたら、小槍は1ピッチで登れる、とも色々なWebサイトに書かれていますが、私たちは3ピッチで登りました。
残置のある取付から壁に向かって右方向、10m弱のルンゼを登り小さい小さいコルまでー1ピッチ目
ここから途中、残置のある場所までー2ピッチ目 先行者が懸垂下降してたので、ここでピッチを切りました。
残置のある場所から小槍のてっぺんまでー3ピッチ目
終了点、いろんな残置スリングがありますが、とりあえず、終了点あり、です。
小槍の上には看板があるという前情報でしたが、ありませんでした。風で飛んだんかな?

看板を探す私

小槍の上から2ピッチ目の取付まで、懸垂下降でおります。

ひ孫槍はここから登り始めました。2ピッチ目の取付からひ孫槍の壁が始まる間、いくつかハーケンがあるので、ランニングをセットできます。
ひ孫槍は1ピッチで登りました。ただ、結構ランアウトします。キャメロットとキャメロットの間、3m前後は離れるので、もう少し詰めてランニングをセットしたい場合はナチュプロの数を増やしてください。

ひ孫から孫までは歩いて移動。そこそこ広いコルなので、座って休憩できます。

孫槍の取付は赤い残置スリングがあるところから。私たちはここからほぼ直上しましたが、右から回り込んでるグループもいるみたいです。よ〜く見るとボロボロのハーケンがあったりします。ほとんどしっかりしてますが、モノによってはグラグラするので使う前に要確認です。
孫槍は、30mちょっとのところで一度ピッチを切りました。孫槍は中間に終了点がないので、持ってるギアで終了点を作ります。ここは2ピッチで。2ピッチ目の終わりには、終了点あり。懸垂下降とロワーダウンで大槍との間のコルへおります。

大槍の取付には残置あり。大槍も1ピッチ。ただ、途中で左折するポイントがあるので、スリングのセットを気をつけないと、ロープが屈曲して重くなります。
頂上の一段下にある鉄杭でピッチ終了。


数年前の記録には2本あると書いてありましたが、1本は倒れて使えず。この1本でセカンドをビレイします。

一段上がって、頂上。頂上に2人とも上がってからロープを解きました。下山は、一般登山道。岩壁登ってきたので、恐る恐るおりる人を見ていると、そんなに怖くないよ、と思うのですが初めて登ってきた人には高所感とか人生初なんだろうなぁ。

余談
この翌週に、いつも行ってる岩場に行ったんですが、なんか壁がとても低く感じたのでした。まぁグレードはこちらの方が難しいんですが、低く見えるお陰で(?)あれ、なんか簡単に登れそう、と錯覚してしまうのでした。