前回、書き忘れたことが。
北海道に行く時、熊スプレーを持っていくべきかどうかダンさんと議論になりました。
結果、持っていかなかったんですが。その理由として...
値段が高い
2年前当時で確か1本6,000円以上したと思います。アメリカ製のものは1万円以上とか。
使い方が難しい 値段だけで却下するのはどうかと思い、一応使用方法を勉強しました。今は便利ですね。動画で見ることができるので実際どのくらい噴射したらスプレーが飛ぶのか見ることができる。
で、使う場合は、熊との距離が近い。4mとか5mくらいの近さ。安全ロックを外して、プシュ〜っとノズルを引くって、ヒグマでしょ?ま、ツキノワグマであっても怖いんですが、北海道に限定して話をすると、ヒグマでしょ?でかいですよ。マジで。そのヒグマが、例えば、例えば、とっても温厚なヒグマだとしましょう。ゆ〜っくりのっそのっそと近づいてくる個体だったとして。...だったとしてもヒグマですよ。4mいや、1m譲って5mの近さに来るまで噴射するの我慢できるか?って。10m先にいるのを見つけて、落ち着いてロック解除して、5mの近さに来るまで(のっそのっそとゆ〜っくり、という条件で)我慢できるかなぁ。怖いよ〜、絶対怖いって。しかも風向きも考えなくてはいけないという。そんな。熊は風向き考えて向かってきませんよ。
非現実的。
値段が高いのと非現実的ということで持って行くのやめました。
でも実際に持ってる人を見たことあるんです。2009年にアメリカのイエローストーン国立公園へバックカントリーハイキングに行った時。
カップルの女性の方が(男性も持っていたかも。見えなかった)腰にホルスターを付けて熊スプレー缶を持ってたのを。それを見て父ちゃんが「熊スプレー持ってはるわ。」と言ったんですが、今思えば、父ちゃん不安を感じたんでしょうかね?
イエローストーンでは三座登ったんですが、山の麓のテントサイトでは結局、熊に会うことはありませんでした。そういえば、白人の親子が川で魚釣りをしてて、私たちが川にかかった橋を渡る時に挨拶するとギョッとされたなぁ。熊にあった訳じゃあるまいし。イエローストーンの山奥に立ってアジア人はいるだろうよ。そんなに驚かなくっても、って。
ちょっと熊について話をしたかったので書いてみました。
私が山で会いたくないものトップ3は、1.クマ、2.雷、3.スズメバチ、です。雷には数年前の中央アルプス縦走中に稜線でどかーんとすぐそこで落ちた、鳴った、経験がありますが、やっぱり生きた心地しなかった。スズメバチはいつも行く岩場にいるのですが、これまたジッとしてればなんとかなるので、最近は対処方法が分かってきました。とはいえ大群だと恐ろしいですが。あとはクマ。クマさんだけには絶対に会いたくないなぁ。