2025年11月3日月曜日

またまた熊の話です

前回熊について書いた時はまだそんなに熊が町中に現れるとか、人を襲うということにはなっていませんでしたが、ここ2週間ほどほとんど毎日熊が目撃されたり、人が襲われたりというニュースが続いています。

なぜ熊が人の多い町に出てくるのか?里山という、人と熊との間の緩衝地帯がなくなったとか、餌のどんぐりが少なくなったとか言われて久しいですが、そないに毎年どんぐり不作?っていうか、誰かデータ採ったりしてるんですかね?流通する野菜のように。
うちの近所、めちゃくちゃどんぐり落ちてますが。栗も。

そんな中、私が思っていたことをドンピシャに述べてらっしゃる記事を読みました。
ヤフーに掲載されていたダイアモンドオンラインの記事です。

記事の最後の方「クマ対策として真っ先に 駆除すべき動物とは?」との小見出しに書かれています。

そうなんですよ。鹿。正直、私、奈良県生まれ奈良県育ちですが鹿に愛着はない。
以前勤めてた会社で「カワイイ」といって鹿を溺愛(?)してる人がおり「そうですか〜?」と「かわいい」の反対を言おうもんならエラく睨みつけられた、はたまたおめぇは人じゃねぇ、みたいな反応をもらいましたが、「カワイイ〜!と思うこと」イコール「動物愛護」ではないと思うんですが。

山登りを始めてからますます鹿を嫌うようになりました。夜、登山口へ向かっていると突然飛び出す。衝突すると車、大破損しますからね。
あとは「ヒル」ですわ。あの気持ちの悪い、血を吸うだけの生き物。何かしらの存在意義があってこの世にいると思うんですが、あれは意味不明生物。血を吸われたら止まらない。その後かゆみが続く痕が残る。新陳代謝がますます遅くなる年頃にヒルに襲われたら迷惑千万この上ない。で、なんで鹿につながるかというと、ヒルって鹿の血を吸うて、その爪の間にいて鹿の移動に便乗して里山や田畑に広がってさらに被害広がるという状況。ヒルなんちゅうもんを運んでる鹿が憎い。

そして別の、鹿が及ぼす被害、というか負の話。以前、NHKの「ダーウィンが来た!」で見たのですが、石川県の白山の南側に山毛欅尾山(ぶなおやま)という山がありますが、ここは天然記念物ニホンカモシカの生息地。そのニホンカモシカが鹿に追いやられて生息範囲が狭まっているとのこと。カモシカの餌となる若葉や木の新芽をとにかく冬の間寒かろうが何だろうか掘り起こして食い散らかす。カモシカが対峙しようとすると、大きな角で向かうもんだからカモシカは引き下がるしかないという。

話があっちこちに飛んだ感じですが、言いたいのは熊だけが悪いのではなく、熊の行動が何でそうなってるか根本的な原因を考えて対策を取るべきでないかと思うということです。

ハンターさんが銃を持って出動するっていう映像が、銃に馴染みのない日本人にとって珍しい映像、銃を持って人が動くというのがなんというか、視聴率が上がるからか、そういう映像ばっかり流してるけど、そこか?本質は?ハンターさんの日当が安いというのも問題だけど、日当が高くなったら熊が処分されて個体数が少なるのか?そこじゃぁないだろう?と思う今日この頃です。

まぁ、あとひと月もしたらみな興味なくすだろうからテレビでも取り上げなくなるんだろうなー。